社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

アニメ

ネタバレ『竜とそばかすの姫』感想。匿名でカッコイイ事言っても無意味。爆ぜろ!って叫びを感じる

細田守監督がパンフレットで 『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』から『サマーウォーズ』と、ずっとネットを肯定的に描いてきた世界で唯一の監督だと自分で思っています(笑) と仰っていて、令和最大の「こやつめ、ハハハ」って気持ち…

映画『100日間生きたワニ』感想。「死ぬ」から「生きた」にタイトルを変えた意味を考えたい。

Twitterで発表されるマンガの中で「現実とリンクしながら100日後に死ぬシステム」という画期的な手法で話題になったあのワニの映画、『100日間生きたワニ』を公開初日に観た。 僕は正直者なので正直な事を言うが、 この映画は公開前から映画レビューサイトで…

アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』感想。明石家さんまだから、吉本が関わっているからと避けるのは少し勿体ない

「吉本興業製作」「企画・プロデュースが明石家さんま」「声優に芸人が沢山いる」「プペルにも関わったSTUDIO4℃制作のアニメ映画」「親子愛の押し売りしそうな内容で感動ポルノ臭がすごい」「”#みんな望まれて生まれてきたんやで”というTwitter広告の気持ち…

ネタバレあり劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』感想。赤井一家と思いきや、灰原哀ちゃん映画だった。

元々は2020年4月17日に公開予定だったが、新型コロナウイスの影響で2021年4月16日に延期し 更に延期した公開日のタイミングでコロナ流行第四波が来そうな雰囲気。 本作の舞台である世界最大のスポーツの祭典 「WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)」の元ネ…

映画『銀魂 THE FINAL』感想。

三大人気作だけど結末を知らない漫画 『GTO』『らんま1/2』『銀魂』 (『犬夜叉』もランクインしてたけど、続編である『半妖の夜叉姫』が放送されて結末を知った人も多いので卒業)(僕の脳内調べ) 特に『銀魂』は彼が登場する回にハズれなしと言われた将ち…

アニメ映画『えんとつ町のプペル』感想。「作者と作品は切り離して考えるべき」は無理無理の無理

「作者と作品は切り離して考えるべき」 これは例えば人気作家がSNSで炎上した際に、俳優の逮捕が報じられた際に、毎回のように挙がる話題だ。 そもそも、作者の人間性と作品の質に関係性を見い出すのは、非常に困難である。 性格がどうしようもなくクソな人…

アニメ映画『君は彼方』感想。『君の名は。』アフター映画の集大成

興行収入250億パワーの『君の名は。』に興行収入300億パワーの『千と千尋の神隠し』と興行収入250億パワーの『アナと雪の女王』のミュージカル要素、他にも人気作の要素をひたすら掛け合わせていったら1500億パワー!!!!最強!!!!爆誕!!!!!!とい…

映画『銀色の髪のアギト』感想。ジブリみたいな作品で終わらせていいのであろうか

子供の頃に『銀色の髪のアギト』を見たハズなのに、内容を思い出そうとも全く思い出せなくて、何とか絞り出して思い浮かんだ感想が「実質ジブリの寄せ集めみたいな奴だったな~」だった本作。 『ピーターラビット』は実質ヤクザ映画とか『すみっこぐらし』は…

映画『ラーゼフォン多元変奏曲』感想。いつの間にか紫東遙さんと同世代になってしまった

子供の頃、ヒロインの紫東遙さんがその草薙 京みたいなバンダナ含めて29歳っておばさん過ぎるし、14歳の紫東恵の方が良いよって思っていたが、自分がいつの間にかそのおばさん扱いした紫東遙さんと同世代になってしまったことに動揺を隠せない。子供の頃に戻…

『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』感想

僕にとって『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』と言えば、「衝撃のアルベルト」さんが生身で第3使徒サキエルと戦うというまさしく「衝撃」をプレイヤーに与えたことと、「素晴らしきヒィッツカラルド」さんがグルンガスト参式を指パッチン…

TV版未見のオタクが劇場版『SHIROBAKO』観た感想。

世間では大人気でも、触れてこなかったコンテンツってあると思う。 僕の場合はそれが『SHIROBAKO』だった。 理由は色々あって、社畜で辛い時期だったので社畜アニメを見たくなかったとか。 嫌いな上司があいさつに「ドンドンドーナツどーんと行こう!」って…

『劇場版 ハイスクール・フリート』感想。映画でも「はいふり」は「はいふり」

放送前の宣伝では海洋学校のゆるゆる日常アニメみたいな微妙な偽装をして、1話の終わりで突然の交戦。反乱容疑をかけられる引きとともに『はいふり』とは実は『ハイスクール・フリート』でしたーっという遊び心がある割に先行上映があったからバレバレだっ…

『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』感想。R15+なのでボンドルドさんがイキイキしている

とうとうやってきました「筋金入りのろくでなし」「ゲス外道」「奈落に怪物がいるとするなら恐らくああいうのを言うんだ」「得体の知れない何かが仮面被ってヒトの真似事をしている」「パパ棒」と作中で言われ、ファンからも「アビスのやべーやつ」「PG12…

『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』感想。 映画シンカリオン!好きなものは好きのままで

「本当に好きなものは、好きなままでいいんだよ!」 これは劇中での主人公ハヤトのセリフであり、 『新幹線変形ロボ シンカリオン』というアニメ作品の大きなテーマである。 ↑悪いオタクになってしまったのでこういう説教臭い奴は鼻につくが好きなのだ (C)プ…

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』感想。ヒロアカ最終回やん!

爆豪というキャラが人気なの奇跡だと思う(あいさつ) 一話でデクをイジメており(しかも結構陰湿)ヒーロー科の生徒になった後も高圧的で短気で偉そう。 しかし、そんな普段はパーフェクト才能マンでツンケン性格クソ煮込みなのにオールマイトにガチで憧れ…

映画『ルパン三世 THE FIRST』感想。3DルパンVSムスカのなり損ないおじいちゃん

記憶に新しい山崎貴監督作品『ドラゴンクエストユア・ストーリー』の最後の展開が衝撃的過ぎて、夏頃から本作『ルパン三世 THE FIRST』の不安の声や、ネットの悪い層からの期待の声は少なくなかった。 ただ、安心して欲しい。次元が最後、ルパンに銃口向けて…

アニメ映画『HUMAN LOST 人間失格』解説と感想。19時間労働はやり過ぎ。

「恥の多い生涯を送ってきました。」 という一文があまりにも有名な1948年に太宰治が発表した『人間失格』 太宰治の代表作ともいえる作品であり、この作品を書き上げた1ヶ月後に愛人・山崎富栄と入水自殺をしたことも有名。まさに彼の遺作とも言える。 そん…

アニメ映画『フラグタイム』感想。巨大百合感情大爆発映画

「孤独になりたい反面、そこに入ってきてくれる人を求めていた」 昨今、百合オタクによる安易な百合認定により燃え上がりがちな映画界隈において正真正銘の「百合」がやってきた。 想いがビックバンする巨大百合感情大爆発映画であるアニメ映画『フラグタイ…

映画『アナと雪の女王2』感想。こういう続編で良いんだよ。

"なぜエルサは特別な力を持っているのか?” これが本作『アナと雪の女王2』の主題なのだが、正直に言うと前作大好きな私でもそんな興味惹かれるテーマではなくて、「前作が超大ヒットしたので後付後付で設定加えました」感がどうしてもあり、最近のディズニ…

映画『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』ネタバレ感想とエミリアの過去を時系列に整理

2016年、日本のみならず海外でも大きく話題を呼んだTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』 第二期も製作決定し、恐らく2020年度の間には放送されるだろうと予測している。 『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメーション《第2期》製作決定 本作はそん…

『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』感想。

星は歌う、という事をあなたはご存知だろうか。 わかりやすく言うと、恒星は恐らく、歌います。しかし、音は宇宙に伝播することができないので、誰もそれを聴くことはできません(この「音」は10億ヘルツ以上の周波数で、人間の耳では聞こえないのだ) 『映…

アニメ映画『キミだけにモテたいんだ。』感想。秋元康×岡田麿里×乙女=無限大

口にするのが恥ずかしい映画のタイトルって今までも沢山あったが、「キミだけにモテたいんだ。」のパンフレット一部くださいってスタッフに言うのも中々難易度高い。恥ずかしくて小声の早口で言っちゃってスタッフに「え」って聞き返された時は羞恥の極まり…

映画『空の青さを知る人よ』感想。異性愛?百合?いいえ姉妹愛です!

想像してみて欲しい。 山々に囲まれたド田舎の人気の少ない寂れたお堂に、小学五年生という多感な年頃の男子が、好意を寄せている可愛く年上でパンツ見せる事にも無頓着な女の子と放課後、夜遅くまで二人きりで過ごすことが多い環境がどれほど天国で地獄なの…

アニメ映画『HELLO WORLD』(ハローワールド)感想。京都タワーはブン投げる為にある

「この物語はラスト1秒でひっくり返る」は流石に言い過ぎではないかと観る前から不安になり、『海獣の子供』『天気の子』『プロメア』『スパイダーバース』など作画も演出もクオリティが化け物なアニメ映画が続出している2019年のアニメ映画界で「このC…

映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想!めぐみん無双!ゆんゆん伝

『このすば』の魅力とはなんだろう。 一見、平和な異世界でありながら死がすぐ近くにあるそんな世界観なのか。 元引きこもりニートで欲望に対して忠実であり、見ていて清々しい下種さと隠しきれない小物感。しかし、ごく僅かだが確かにある正義感と男気でギ…

映画『二ノ国』感想。脳筋クソザコ暗黒騎士は今日も支離滅裂

ジブリ映画を雰囲気そのままゲームとして動かせる事を強みとした『二ノ国』を映画にしたら意味ないのでは。 そんな疑惑をもったまま観た本作。 感想は、分かりやすく言うといつもの日野脚本。 暗殺にも使えるし、世界征服にも使える殺戮マシンが子供たちの間…

映画『ワンピース スタンピード』感想。20年間走り続けたワンピだからこそ出来る奇跡の集大成

正直、『スタンピード』というタイトル聞いた時は結構不安だったんですね。なぜなら尾田先生が監修するようになった『ワンピース フィルム ストロングワールド』から『ワンピース フィルム ゼット』『ワンピース フィルム ゴールド』とタイトルにフィルムが…

映画『天気の子』感想。シン・新海誠汁、度数100%に気持ち良く酔える大傑作

悲惨な事件があった。 テレビやネットでは連日その話題で持ちきりで、何とも言えない負の感情が僕を支配していた。それは決して怒りや憎しみで心が燃え上がっているのではない。ただただ、巨大なマイナスの感情に身体中が覆われ、どうしようもない無気力さに…

ポケモン映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』感想。オリジナル映画VSコピー映画とそのメタ的手法

いくら名作とは言え何で今更『ミュウツーの逆襲 』を3DCGでリメイクするんだろう。もしや、今度発売されるポケモン新作ゲームのソードシールドから幻ポケモン登場のサプライズでもあるのでは!?もしかしてミュウとミュウツーが戦っている間に割り込んだ…

「not for me」でもあり「救い」でもある映画『トイ・ストーリー4』感想

「あなたはまだ、本当の『トイ・ストーリー』を知らない」と言ってくる日本語版キャッチコピーに対して、「お前が俺の『トイ・ストーリー』の何を知っている!!?」と大人げなくぶち切れるぐらい『トイ・ストーリー』シリーズには思い入れが深い。 なぜなら…