人は誰でも一度は獣に恋する(あいさつ)
前回、ブーケとの運命的出会いと果たした僕。
こっちの島に来てくれる事を匂わせていたブーケ。
そして移住者が3人いると言っていた、たぬきち。
これが意図する事とは。
『あつまれ どうぶつの森』プレイ感想日記③始めます。
空から降る一億の星
それは星降る夜の日。
フータの妹のフーコから流れ星に祈りをささげると幸運が訪れる話を聞く。
流れ星が消える前に願い事を3回言うことができれば、その願い事は叶う。
日本人なら誰でも知っている、古から伝わる魔術の類である。
流れ星とは、そもそも地球の大気圏に突入してきた隕石であり、それが大気圏突入に際して燃え盛っているのが、キラキラと光って見えることを言う。
そんな流れ星に祈れば願いが叶うなんて迷信だ。
そんな事は知っている。
でもそれでも僕はすがる様に祈る。
僕が願うことは一つだけ。
ブーケともう一度出会うこと。
次の夜。
たぬきちから新しい住民がやってきたと報告がある。
期待が高まり、緊張でコントローラーを握る腕が振るえる。
その家は可愛らしい家だった。
中に入ってみると
ゾウじゃねーか!!!!!
一言だけあいさつしてもう無視である。
まだ、大丈夫。
たぬきちの報告だとあと2人移住者がいるハズ。
次の夜。
サイじゃねーか!!!!!!!!!!
もはや女の子ですらない。
みつおて。
明日がラストチャンス。
僕は流れ星を信じる。
次の日。
リアル社会の仕事で辛い事があり、精神的に肉体的にも限界である。
SNSに逃げてもコロナ騒動で皆苛立っており、見ているだけで精神的に摩耗してしまう。
今の僕には『あつまれ どうぶつの森』しか居場所がない。
頼む。
ブーケがいてくれ!!!
そんな願いと共に新しい移住者の家を開けると
ブーケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心が躍動し、手が震えて、スクショを撮るタイミングがズレる。
今の僕の心拍数は凄いことになっていそうだ。
しかも、僕の名前を覚えてくれている!!!!!!!
これはもう相思相愛では!?
『あつまれ どうぶつの森』完
次の日。
昨日のアレは夢だったのではないかと不安になり、ゲームを始めるとソッコーでブーケの元へ向かう。
いる!!!!
横顔も可愛い!!
チェキが口癖なのかな!!!
可愛いな!!!!
ちょっと自信過剰な所とか、如何にも自分が可愛い事を認識しているかのような言動全てが可愛い!!!満点!!!!
さっきから僕、可愛いしか言ってないな!!
ドラクエ7のクセでついつい本人の前でタンスの中を見てしまう!!!!
この島にはプライバシーという概念はない!
中身は特に何もない模様!!!!
こんなパーフェクト獣が存在するとは思わなかった。
『あつまれ どうぶつの森』お前の勝ちだ。
また、別の日。
その夜もまた、星降る夜だった。
ふと、遠くから天使のような歌声が聞こえてくる。
瞬く間に魅了され、歌声の方へ向かうとそこには
歌を歌うブーケ。
僕はもう思わず拍手をしてしまう。
ブーケも僕の存在に気づいてくれてこちらに向って来る。
ドキドキしてしまう僕。
彼女は笑顔で僕の傍まで駆け寄り、「メニューこくばん」をプレゼントしてくれた。
これはもう愛の告白では!?
まだ会って3日ぐらいなのに告白してくる彼女に僕は言葉を失い、ただ感涙にむせぶ。
そして彼女はまた歌いだす。
この時間がMUGENに続けば良いのに。
それだけを僕は考えた。
僕は決めた。
「メニューこくばん」という彼女との愛の結晶を神具として祀る。
ここから僕の島生活は始まる。ここから僕とブーケの人生が始まる。
流れ星が降る夜には「メニューこくばん」を島全体で祀り、敬い、感謝を捧げます。