自然の猛威と戦う事は出来ない。
ハリケーンが向かって来たら逃げなければならない。
だがイエーガーに乗っている時は
ハリケーンと戦う事も出来るし、勝つ事も出来る。
これは私が大好きな映画『パシフィック・リム』の冒頭にある台詞だが、人間の英知の結晶であるイエーガーの素晴らしさをこれだけで的確に表している。
巨大ロボット。それは誰しもが憧れる架空の兵器だが、現実には存在せず夢のまま人生は終わってしまう。
そんな夢を少しでも叶えてくれるゲームが発売された。そう今回感想を書く『オーバーライド 巨大メカ大乱闘』である。
夢の巨大ロボット
手がけたのはブラジルのデベロッパであるThe Balance。ブラジル発のロボットゲームだが、メカのデザインやキャラクターには日本のサブカルチャーから大きな影響を受けている箇所が多く見られる。
近年のロボットゲームと言えば、所謂リアル系と呼ばれるスピード感溢れるハイスピードバトルが人気だが、本作は重量感を味わいながら遊ぶ仕様になっている
今日発売されたオーバーライドってゲーム、巨大ロボット操りながら街並み破壊しつつ怪獣と戦うの中々面白い #PS4sharehttps://t.co/vE1n7uibMl pic.twitter.com/0YiqZY8HGW
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2019年4月18日
ロボットが歩くだけで高層マンションなどが軒並み潰れていき更地になっていく。いくら壊してもペナルティはないのでストレス発散にどんどん潰していこう。
本作に登場するロボットはDLCで配信予定のものを含めると計16体にのぼる(12体+DLC4体)。現時点(4月20日)では13体使える。ヒーローっぽい見た目の「ウォッチボット」や、魔法少女系ヒロインのようなデザインの「クリスタル」、怪獣っぽい「メタゲコン」などいづれも個性的だ。
また、見た目を変える「スキン」や「アクセサリー」などが存在し、巨大ロボットの見た目を自分好みに変更出来る。
そんな多種多様なスキン及びアクセサリーは、アーケードモードやオンライン対戦をプレイすることでランダムでアンロックされる仕組みだ。それぞれにレアリティが設定されており、デフォルト、コモン、レア、エピック、レジェンドと後者になるほど希少価値が高くなる。当然ながらレアリティの高いものは、なかなか手に入らない。クリスタルがセーラー服でパンをくわえた姿になるものや、ロボットの頭を雪だるまにするものなどクスッと笑えるユーモラスなものが多い。
ロボットたちの攻撃はパンチやキックがメインで、L1で左パンチ、R1で右パンチL2で右キックR2で左キック、長押しで強攻撃、□と組み合わせと必殺技という独特の操作系を持ち、最初は戸惑うが意外と操作性は悪くない。
行動し過ぎるとオーバーヒートして攻撃出来なくなるので、ボタン連打では勝つことはできない。隙をみて行動しよう。
また、ガードとガード潰し、ガード潰し潰しが存在し、対戦では高度な読み合いは必須で、レートが存在しないので強者と一緒になると初心者は難しいかもしれないが、4人での乱闘だと漁夫の利を得られる可能性が僅かにあるので諦めないで戦おう。
基本的には接近戦での殴り合い宇宙が基本になるのでマルチプレイでの4人乱闘では自然と混戦気味になるが、勝利条件は最後まで生き残ることしかないので、真正面から堂々と殴り合うのも良し、卑怯にも弱った相手を後ろから狙うも良しと自分のプレイスタイルで生き残りを目指していく。
また、4人で一つの巨大ロボットを操作をするモードがあるが、これは4人だと「下半身」「ヘッド」「左アーム」「右アーム」に分担して操作していくのだ。
正直、かなり無理がある操作でそのバタバタ感を楽しむ事ができる。初めて合体した後に連携がうまくいかず倒れちゃうみたいなロボットアニメでよくあるシチュエーションに感動もしてしまう。
ただ、まぁこれは楽しむにはボイチャが必須で無言でやっていくならストレスが勝つ場合も多い。
エイリアンと殴り合うシングルモード
アーケードモードという名前だが、所謂ストーリーモードだ。
アーケードモードはストーリーを楽しみながら、世界中を転々とし、宇宙から襲来した怪生物「ゼノタイプ」や、乗っ取られてしまった他のロボットたちと戦うというものだ。
↑キャラクターはおそらく日本のアニメに影響うけていると思うが、中々パンチのあるデザインをしている。
それぞれのミッションごとに経過する日数が決められていて、10日などの特定の日数が経過するとエイリアンの大群が襲来。節目の大きなバトルを迎えることになるシステムだ。
例え、途中のミッションに失敗してもそのままススム事が出来るので最後までクリアする事が出来る。
また、ミッションをクリアする毎に機体強化に必要なクレジットや組み込むことでパワーアップするMOD、新たな武器などの報酬が手に入り、巨大メカを改造することができる。
ただ、まぁ正直ストーリー要素は薄いし、パンチあるキャラクターにあんまり愛着ももてないのであくまでシングルモードはおまけだ。ストーリーに興味もってこのゲームを買うと後悔するかもしれない。責任はもてない。
だが、やはり怪獣との戦いは良い。脳内でペントコスト司令官が事あるごとに「今日、この日。我々の希望と存在が危機に瀕した今、我々は自分自身だけではなく、互いを信じ合わなければならない。今日、ここにいる男も女も1人で戦うのではない。我々は、地球を脅かす怪物に戦いを挑む。今日で黙示録は終わりにするのだ!」と言ってくる。
ゲームセンターにあるアーケードと一緒でロボット毎にストーリーは若干違うので全部クリアしようと思うと時間がかかるので注意が必要だ。
最後に
あくまでロボット同士の対戦メインのゲームだとは思うが、オンラインは発売した直後でありながら過疎気味だ。
正直このままだと対戦すらままならない気がするので遊びたいならまだ人工がいる今が買い時だ。
巨大ロボットを操り、町並みを破壊しながら怪獣と殴り合おう。
巨大ロボット操りながら街並み破壊しつつ怪獣殴るオーバーライドってゲーム、BGM変えるとパシフィックリム感が凄い。イェーガーにドリフトしてる感覚になってオススメ #PS4sharehttps://t.co/B0SwX2GSg4 pic.twitter.com/txRUltTJlR
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2019年4月19日
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