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【ドラマ版スカッとジャパン】映画『コンフィデンスマンjp』感想【ネタバレなし】

映画観客上級者である私は予告で長澤まさみさんが「みんなまんまと騙されたでしょ~」と思いっきり笑顔で言ってるもんだから観る前からこれ敵の思惑通りに見えて実は最後の最後に長澤まさみさんがすべて私の計画通り~と言ってどんでん返しがあるんだろうな~という所まで完全に読めた映画『コンフィデンスマンjp』


『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』 予告②【5月17日(金)公開】

 

大筋で言えばそんな大どんでん返しの作品だった訳だが、そもそもこの映画をやる前のドラマシリーズからそんな大どんでん返しを繰り返しだったため、観客も大どんでん返しがあることは分かっていて観に行っているし、最後に大どんでん返しがあることが分かっているからこそ途中の鬱やしんどい展開も受け入れられる構造はまるで、フジテレビで大人気の番組『スカッとジャパン』のようです。そう最後にあるだろう「スカッと」の部分を求めて観客はこの映画を観るし、製作陣も分かっているため、見事なまでの気持ちの良い大どんでん返しと言うなの予定調和を観る事が出来きます。

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これまでもこれからも全盛期、長澤まさみ

今年に入ってから『マスカレードホテル』『キングダム』と出演作が大ヒットしている恐らく2019年邦画界の顔と言っても間違いない長澤まさみ

2004年公開の『世界の中心で愛を叫ぶ』から第一線で活躍し、歳を取るにつれて可愛いから美しいになり、『マスカレードホテル』では木村拓哉とのダブル主人公でありながらキムタクに引けを取らない存在感とそのホテルマンとしてのプロ意識と芯の強さを感じる事を感じる事が出来ました。

また『キングダム』では楊端和を演じ、山の民を武力で束ねる美しき山界の王として威厳と強さ、そして太ももが完璧でした。

そして『コンフィデンスマンjp』では観ているこちらが心配になるほどの長澤まさみの顔芸や顔芸や顔芸を堪能する事が出来るし、おばさん扱いや、ババァ扱いも受けてそんなものは関係ないと心強く楽しそうに「変化した今」を演じてくれている。

若い時から主役級の役を演じてきた女優さんって30代ぐらいになると二通りに分かれると思う。変化せず「アイドル的女優」を演じ続けるか「技巧派」になるか。

どちらが悪いとかではないのですが、長澤まさみは「アイドル的華は持ちつつ完全な技巧派女優」に成功した数少ない女優なんだと思います。真面目な演技からコメディ演技なんでもどんと来いという心強さがあります。

『コンフィデンスマンjp』では信用詐欺師というしたたかで本質が見えないという難しい役をやっていますが、少しリアクションがやり過ぎ感はあるもののそれすらも演技という解釈も出来て本心が分からないダー子という役にピッタリでした。

 

スカッとジャパンの真髄

大どんでん返し的展開であることを予告で言ってしまうと観客も身構えてしまうので大どんでん返しにならないけど、大どんでん返しを売りにしているのでそれを言わないことは出来ない問題って映画の宣伝でよくありますよね。

ただ、大どんでん返しが最後にあることを知っているので中盤の鬱展開なども気楽に観る事が出来るんだと思います。所謂度々ネットで話題になる「ネタバレした後の方が映画を楽しめる人がいる」問題と一緒だと思います。

わくわくより安心が好き。

フジテレビの『スカッとジャパン』では本当に観ていてイライラする敵キャラが存在しますが、それが嫌な奴であればあるほど最後のどんでん返しによるスカッと感は堪りません。『コンフィデンスマンjp』でも最後の開放感のために大どんでん返しを楽しむ。そんな作品だと思います。

また、大どんでん返しのスケールが想像よりでかいのでそういう点も楽しめるポイントで、気持ち良く騙されたっていう気持ちにもなるし、ドラマを観てなくても全く問題ない親切設計’ドラマを観ているとニヤニヤ出来るポイントはある)ので是非劇場で観て欲しいですね