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2019年『NHK紅白歌合戦』感想。 東京オリンピック推しが凄すぎる

「平成最後のお祭り」と言われた2018年の『NHK紅白歌合戦

それまでは、大人になりテレビを見ない事も増えたので、世間では何が流行ったのか確認するためだけに紅白を流して見ていた私だったが、そのあまりのカオスさに魅了された。

特に最後の「勝手にシンドバッド」で出場歌手全員がステージに登場してお祭り騒ぎになったとき、桑田佳祐を挟んでユーミン北島三郎が並ぶかたちになった。

平成の最後って言っているのに最後を掻っ攫うのが平成ではなく昭和やそれ以前の人達っていうのがあまりにも平成を象徴していて、苦笑しながらも新しく始まる新元号に希望を抱いてしまったのだ。

そして2019年の『NHK紅白歌合戦』である。

まぁ、正直悪くはなかったが、やはり2018年は「異例」だったのだなと再認識してしまった。

そんな感想を書いていきたい。

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あまりにも東京オリンピック推し過ぎる

2019年の『NHK紅白歌合戦』と言えば東京オリンピックである。

東京オリンピックって2020年だったよね!?と確認したくなるほどの東京オリンピック推しに困惑してしまった。

絶対に国民を東京オリンピックムードにさせるんや!という猛虎魂を感じてしまう。

去年はオシャレなOP映像からスタートだったのに今年は新国立競技場と過去の五輪などの映像で幕を開けた。この時点で嫌な気がしていた。

そもそも今年の紅白は「すべての歌は、応援歌だ。」を副題に掲げている時点で、東京オリンピック意識バリバリだったのだ。

その後も、オリンピック選手などのインタビューを随時行い、後半には、ロンドン五輪(2012年)のNHKテーマソング「風が吹いている」を歌ういきものがかりアテネ五輪(2004年)の「栄光の架橋」を歌ったゆず(歌唱曲は「紅白SPメドレー 2019-2020」)、「NHK2020ソング」の「カイト」を新国立競技場で初披露する嵐へと続く。

やり過ぎでは!?

しかも、そのアオリを受けてofficial髭男dismなどは必要最低限で出番が終わってしまった。

まぁ、元々紅白って音楽番組として圧倒的にMステ特番とかに負けていた訳だったけれども、音楽の代わりに入ってくるのが2019年を彩った出来事や、スター達ではなくて「東京オリンピック」なのは違うだろと違和感を覚えてしまう。

今年でこんな状態なら、2020年の『NHK紅白歌合戦』がどれだけ東京オリンピック一色になるのか逆に楽しみである。

 

全体的に企画が前年と変わらない

東京オリンピック推しで企画班が体力尽きたのか、全体的に好評だった去年からあまり企画が変わらなかった印象がある。

まず、総合司会が2018年と同じ、内村光良氏であり、2018年同様コントがあるが、やはりNHK紅白クオリティ、あまり面白くない。

あと、チコちゃんや、筋肉サックスこと武田真治や、おげんさん、去年の成功で終わっておけよけん玉企画など、去年それ見たという感想とパワーアップするどころかパワーダウンしてしまった印象になってしまった。

 

やはり、2019年『NHK紅白歌合戦』の目玉と言えば、「AI美空ひばり」という倫理観が空の彼方に飛んだヤツだが、未だにどんな顔して見ればいいのか分からない。しかも「お久しぶりです。あなたのことをずっと見ていましたよ。頑張りましたね。さあ、私の分までまだまだ頑張って」と言わせたりして、死者への冒涜スレスレである。死んでも死んでも本人の意思を無視して生き返させられるブロリーみたいな扱いである。殺してあげて。

 

個人的に良かったのはビートたけしの「浅草キッド」である。口パク歌手が多い中、生歌で歌ってくれるだけで感動する(ハードルが低い)

また、欅坂46の不協和音も良かった。

ビートたけしとは真逆の口パク全開なのだが、アイドルって名前の通り、歌手ではなくアイドルなので歌だけではなく、踊りなど全てを使って表現して観客をどれだけ感動させられるかが重要だと思っているので、表現者としてここまで突出しているとこれはこれで良いものだなぁと思ってしまう。

後は氷川きよしMISIAなどはもう、語ることはない素晴らしさでした。後はトリの嵐もサクラップ大量にあって個人的には満足。

 

最後に

2018年『NHK紅白歌合戦』が個人的に滅茶苦茶感動してしまった反動で、どうしても2019年『NHK紅白歌合戦』がガッカリしてしまう所がある。

視聴率は正直で、第2部の平均視聴率が37.3%で過去最低だったらしい。

 

一度見たカオスは見慣れてしまってカオスにならない問題はあるのかも知れない。難しい所かもしれない。

 

まぁ、来年は東京オリンピックと嵐最後のパフォーマンス一色になるのが分かりきっているので、あまり期待せず見るのが一番かもしれない。

最後に一言

予言しますが、2020年の『NHK紅白歌合戦』も白組が勝ちます!

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