新型コロナウイルスの影響でディズニーなどが休業になり、映画は公開延期、株価は大幅下落、SNSなどではデマが流れ踊らされ、若者VS老人など安易な対立構造が生まれ、罵詈雑言の嵐。そんな暗いニュースばかり流れてくる昨今、いかがお過ごしでしょうか。
そんなコロナではなく気持ちで負けそうになる現状を打破すべく「伝説のすた丼屋」が感染症に対抗する体力を増強して欲しいという思いから2020年3月6日より緊急開発した『超ニンニクすた丼』
看板商品であるすた丼の上に、ピリ辛の焼肉ダレにかば焼きのタレで甘みを加え、おろしニンニクと混ぜ合わせた特製ダレを素揚げしたニンニク約10個とニンニクの芽に絡めたゴロニンダレをトッピングした。
すた丼(並)の5倍以上のニンニク量を誇るという、5倍て。
非常に気になる商品だが問題が2つある。
1つめは、近くに伝説のすた丼屋がないため、わざわざ大阪梅田のヨドバシカメラまで行かないといけないという事。
感染症予防の意味もあるのにわざわざ人混みしかない大阪梅田まで行くのって本末転倒じゃねと思ってしまう。
ただ、ただである。
もうコロナなんてどうでもよい。『超ニンニクすた丼』が食べたいんだ。コロナを言い訳に思いっきりニンニクを食べて血管と血流を徹底的に痛め付けて血圧の限界を極めたいんだ。だからこの問題はクリア。
もう1つの問題は口臭である。
ニンニクと言えば匂い問題が常に付きまとう。
しかし、これはコロナ騒動で僕が働いている職場ではマスク着用が義務付けられている為、回避する事が出来る。自爆テロになるが、マスクのお陰で他人に口臭で不快な気持ちにさせることはないだろう。完璧だ。
もうこれは、平日でも『超ニンニクすた丼』を食えるということ。
という訳で仕事を抜け出しやってきました大阪梅田にある伝説のすた丼屋。
今回はその感想を書いていきたい。
味
店の前には『超ニンニクすた丼』の看板が立ってたものの、お店の中に入ると『超ニンニクすた丼』の名前がメニューの中にどこにもないので「あれっもしかしてやってないのかな」と不安になる。店員さんに勇気を出して聞いてみるとやっているとの事だったので一安心して注文。緊急開発したらしいので色々間に合っていないのかもしれない。
それで来たのがこれ。
まず匂いがもうニンニク。
ニンニクとニンニクの芽、そこにおろしニンニクを混ぜたタレを絡めているらしい。
それはもうただの圧倒的ニンニクである。圧倒的ニンニク。
『超ニンニクすた丼』にタマゴを落とす。
インスタ映えするように真ん中に落としたかったが、非情にも黄身は端っこに。
この時点でもうやる気が6割ダウンなのだが、一口食べてみる。
完全にニンニク。
口の中がニンニクである。
さっきからニンニクしか言ってないような気がするが、本当にニンニクなんだ。口と胃がニンニクに支配されているような感覚なんだ。
ただ、ニンニク、豚バラ肉、卵が絡み合い滅茶苦茶美味い。
そこにはパンチしかなく、箸が止まらない。
完食である。
また食べたいと思わせてくれる味だ。
口の中はニンニクでしかないが。
気を取り直して、伝説のすた丼屋と言えばいつも付いてくるお椀ですよね。
さて今回は何が入っているのでしょうか。蓋を開けてみる。
パカッ
お味噌汁でしたね~。
ただ、このお味噌汁が正直、松屋のお味噌汁に比べると滅茶苦茶美味。
まずお味噌の味がしっかりあるので、お味噌汁を飲んでいる気持ちにさせてくれる。
これだけで100点あげれる。
伝説のすた丼屋、やはり侮れないお店。無理しない程度に店舗増えて欲しい。
最後に
『超ニンニクすた丼』自体は滅茶苦茶旨かったんだけど、一つ問題が発生。
『超ニンニクすた丼』を食べた次の日、職場で隣に座っている人から言われる。
「○○さん、体からニンニクの匂いが凄いよ」
体からニンニクの匂いが凄いよ
時を戻したい。
あと、オナラが滅茶苦茶臭い。