社会の独房から

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FF14『事件屋ヒルディブランド』感想。

「クセが強い」という評判を聞いて、ずっと避けていた「事件屋」クエスト。

個人的にはメインが重すぎる反動なのか、サブクエやイベントをギャグ強火傾向にする昨今のソシャゲがあんまり好きではない(特にネットスラングの乱用とか、ネットで話題になっている展開やギャグをパロディにしたり、公式が二次創作のネタに便乗してくるのが本当に苦手)

それ故に、FF14の世界観が気に入っている僕はこのクエストを触れずに遊んでいた。

ただ、FF14の世界観どころかFF14の事全てが大好きになってきたので、頭の先からお尻まで味わい尽くしたいという気持ちが強まり、ならばこの「事件屋」クエストから避けては通れない。

覚悟を決めようと思い、今現在遊べる『事件屋ヒルディブランド』を最後まで実際に遊んだのでその感想を言っていきたい。

 

登場人物

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こちらの変態紳士がクエストの主役ヒルディブランド(通称ヒルちゃん)だ。

「事件屋」という現代でいう所の名探偵の職業しており、各地の事件を推理などをして解決しているが、ヒルちゃんは迷探偵なのがミソだ。

その迷探偵具合にイライラする人にいるだろうが、僕はその圧倒的なまでの「陽」のエネルギーに素直に負けた。友達になりたい。

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↑本作はギャグですよと丁寧に教えてくれるギャグ着地

 

事件屋としてはそこそこ無能な所があるので、失敗も多いが、それでも他人のために頑張れてしまう、心優しき「光の紳士」

時に予告状が額に突き刺さり、時にナシュが(不本意ながら)投げた爆弾で爆発したり、時に父上のジャイアントスイングをくらい、ボロボロになるのがデフォとも言える存在だが、その行動原理は「他人の問題を解決するため」だけである、根っからの事件屋とも言えるだろう。

自分の私利私欲のために動いているのを僕は見たことがない。

そんな彼が、身体を張ったギャグをしつつも他人の為に頑張る姿があり、締める所はきちんと締めるからこそ、事件屋クエストは痛快な物語として成立しているのだと思う。

 

そしてそんなヒルちゃんの相方ナシュ・マカラッカ(意外と胸が大きいのポイントが高いし、絶対領域がある服装を良い)

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お薬という名の爆発物を調合するのが特技だったり、隙あらばすぐ寝たり、その癖、変な所で勘が鋭かったりする。紅蓮編で出てきたストーカーは出番あれだけなのか?

基本的にこの2人がメインなのだが、重要なのはこの2人に加えて、事件屋クエストで出てくる登場人物の多くが光の戦士である僕の実績とか評判とか気にしないで友達づきあいしてくれる所である。
「暁」のメンバーとか普通の人は隙があれば尊敬とか感謝してくる(貢献度を考えたら当然とも言えるが)
ただ僕はドMで自己評価が低いのでそんな感謝されても反応に困る所がある。

感謝も尊敬も薄いけど友達としていてくれる存在はありがたい。

 

そしてヒルちゃんの父上であるゴッドベルト・マンダヴィ

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変態だぁーーーーーーー!!!!!

恐らくこの『事件屋ヒルディブランド』の中でもトップクラスにギャグ濃度が濃いキャラだろう。変態だし。

その上、ギャグ世界の住民のお陰かやたら強い。恐らく光の戦士である僕より強いし、なんなら神龍とかにも独りで戦えそう。フリーザVS両さんのような夢のカードになるだろう。

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こいつこんな感じなのに本編だとドマ難民のウルダハ受け入れを砂蠍衆で決議した時など超シリアルな所で登場しているのもズルい。

 

そんな超強い父上よりも更に強いヒルディブランドの母親。

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殺意の波動を覚えている。

初登場シーンでその若さにビックリしたけれど、何歳なんだ。『ハンターハンター』のビスケかな。

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 ↑こんなママ欲しい。欲しくないか?

 

他にも多くの登場人物がいる。

代表的なのが各章で事件屋の相棒的な存在がいることだろう。

 

まずは「新生編」で登場の「事件屋男爵」ブリアルディアン。

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金田一少年の事件簿』における明智健悟のような存在かと思いきや、『事件屋ヒルディブランド』は『金田一少年の事件簿』ではなく『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』なのでギャグキャラになってしまう可哀想な奴。

額に予告状が突き刺さったり、巨大予告状が倒れてきたり、犯人に命を狙われると勘違いして滅茶苦茶焦ったり、可愛いかよ。

それでも最後はカッコよく、少しほろ苦く、でも希望に満ちた締めが出来るのは『事件屋ヒルディブランド』の良さだろう。

 

「蒼天編」キール

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ビビを追いかけまわしていた異端審問官だったが、ヒルちゃんに関わっていく内に変わっていく。顔は良いのになんとも言えない絶妙な顔芸キャラ。個人的には滅茶苦茶好きなキャラなので再登場して欲しい。

 

「紅蓮編」シグレ

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最初はただの自意識高いニートだったが、最終的には就職できる。よかったね。

途中でハゲになったり、パンクロッカーになったり迷走も多かったが、比較的常識人だったと思う。

 

そして何より『事件屋ヒルディブランド』では過去作の登場人物も出てくる。

代表的なのが「ギルガメッシュ」と「オルトロス」「ビビ」「ようじんぼう」である。

 

ギルガメッシュ

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FFシリーズでお馴染みなのに全然FF14に登場しないなと思っていたら知らないところで既に登場していた。

最終的には3回にわたり戦うことになるのだが、ファルコン大橋の上で「来なかったらどうしようかと思っていたところだ!」と言ったり、

「俺が悪かった……」(ヘイスト)
「8人で来られちゃ……」(プロテス)
「手も足も出ないぜ……」(シェル)

「……てのは ウソだけどな!!」(ジャンプ

と言ってジャンプ攻撃を食らわせてくるお馴染みの外道ムーブしてきたり(確かに8人でボコボコにする光の戦士の方が外道といえば外道)

ギャグ要素が強いからシリアル展開が続く本編に出せないのも分かるし、だからこその『事件屋ヒルディブランド』というのも分かる。正直ギルガメッシュが登場しただけで『事件屋ヒルディブランド』は否定できない。アリですよ大アリです。

 

オルトロス」も原作同様女好きなのも良いし、「テュポーン先生は無口だけど、とぉ~ってもつおいのだ!」というセリフも良い。あと、超強気ミニスカ女戦士と組んでいたのも想像が膨らむ。f:id:Shachiku:20201011222849j:image

 

「ビビ」

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ヒルディブランドによって発掘されるが記憶を失っていたためギギと名付けられた。

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!!!!??????


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こんなのビビじゃないです!!!!!!

こわ。

僕はまだFF14というゲームを掴めてなかった。

 

あと、ビビって首あったんだってなった。

基本的にギャグ展開の『事件屋ヒルディブランド』だが、このビビ関連に関しては真面目というか涙腺に攻撃してくるのがズルい。また再会したい。

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最後は「ようじんぼう」

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相変わらずギャグキャラだが、このようじんぼうの正体にビックリしたのは僕だけではないと思いたい。

 

ギャグと演出

古典的ハゲネタ押しだったり、

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老人ボケネタ押しだったりするが、

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その演出とカメラワークがどう見ても本編より気合い入っているという意味不明な力技により笑ってしまう。まじで力の入れ具合間違ってないか!!!????

 

それだけでなく、きちんと悪党は成敗されたり、テーマが意外と深かったりする。

「蒼天編」での

「毎日が最高、毎日がお宝だったので、若返る必要などなかった」

とか好き。

 

ふざける所は思いっきりふざけて締める所は締めたり(それでも最後はふざける)

個人的には『魔法陣グルグル』的だなと思った。好き。

あと、予告ではNext○○'sヒント的な奴など(あったりなかったりするが)

ユーザーを少しでも楽しませたいという開発陣の心意気を感じてしまう。

シリアルな展開が続く本編の中でこういう癒しがあるのも意外と悪くない。

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↑紅蓮編の最後の皆でダンスを見ると全て許されてしまう。

 

思ってた以上のボリュームで最後までクリアするのが中々大変だったけれど、その分感情移入も出来て楽しかった。

 

さて、そんな事件屋クエストですが。

ヒルちゃんが異なる次元に飛ばされるという超展開。


次はどのような事件で、また解決してくれるのか。今から楽しみである。

と少し気になって調べてみると。

漆黒では事件屋クエストないの!!?

ヒルちゃんどうなるの!!!???


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