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池江璃花子氏のツイートは電通の工作では?という疑惑を検証する

池江選手のツイートは政府と電通のシナリオという噂。

その発端から書いていく。

2021年5月7日21時01分に

 というツイートから始まった池江璃花子氏による五輪反対派からの辞退求める声への反応。

5つのツイートで語られ、最後のツイート投稿時間は21時26分。

 

問題になっているのがBuzzFeedによるこのツイートを記事にする速さ。

残念ながらBuzzFeedは記事の投稿時間を掲載していない為、正確な時間は不明。TwitterやYahooニュースなどを確認して一番早かった投稿がこちら。

 

神庭亮介 on Twitter: "《正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです》

池江選手「辞退」「中止」求める声に訴えた思い https://t.co/Unyzbe8cbm @togemaru_kより"

 21時39分である。 

池江璃花子氏の最後のツイートから遅くとも記事は13分後には投稿されていた形になる。

この記事投稿が速いから池江璃花子氏のツイート自体が電通及び東京五輪開催派によるマスコミを使った工作では?という疑惑がネットを中心に広がっている。

 

逆に言うと、池江璃花子氏のツイートが怪しいという疑惑の原因は「記事作成の早さ」しかないので、本当にBuzzFeedの記事は他に比べて早いのか。検証していきたい。

 

 

まず、大前提にあるのは池江璃花子氏の発言は注目されていたということ。

問題になったのはこの記事。

www.jprime.jp

池江璃花子さん、オリンピック出場を辞退していただけませんか? 人の命より大事な夢などありません。このまま選手として参加したら、コロナで多くの人を死なせた東京オリンピックにあなたも加担したことになります》

《池江選手ほどの実力があり、影響力のある選手だからこそ、「今の状況のオリンピックには出ない」という決断をして欲しいと思います。そんな池江選手に、他の選手達も続くでしょう》

《子どもの運動会が無くなった、修学旅行も無くなった、部活動もできないと聞いてもオリンピックは必要だと思いますか?》

 池江選手に「辞退」を求め、中止に向けて声を上げるように訴えるリプライがつけられているのだ。

こういったリプライが 池江璃花子氏個人に宛てられていたということだ。

この記事は5月7日に投稿された。また、伊集院光さんがラジオで「そろそろアスリートの側から発言しないと」

といった趣旨の発言があったり、アスリートの沈黙が許されない状況になりつつあり、どういった発言をするのか注目されていたのは前提として共有しておきたい。

 

そして本題。

 

まず、早すぎると疑惑になっているこの記事を読んで欲しい。いや、池江璃花子氏の一連のツイートをコピペしているだけの完全なコタツ記事なので読まなくてもいい。コタツ記事のPVを増やすな。

www.buzzfeed.com

 

記事内容自体は本当にツイートのコピペでしかない。記事作成に5分もいらないと思う。

タツ記事によくあるフォロワーや世間からの声やコメントすらない。スピードだけが価値の記事だ。

 

こういったコタツ記事と呼ばれる手抜き記事がネットでは氾濫している。

 

 

例えば私がよく聞く深夜ラジオである「ナインティナインのオールナイトニッポン

この番組もよくコタツ記事が作成されている。最近では山本乱入の回。

www.oricon.co.jp

1時57分に乱入した山本だが、記事になったのは2時3分。その間、約6分である。6分の間に番組の中での会話のやりとりすら記事にするスピードである。

 

番組の場合、専属の記者が何か書こうと待ち構えているので突発的な発表であるTwitterに比べて早いのかもしれない。

では、今度は同じTwitterから記事になったモノと比べてみたいと思う。

例えば後藤真希氏のコロナからの復帰。

 13時に投稿したが、13時3分には記事になった。

www.oricon.co.jp

約3分である。

他にも

大塚千弘氏が第1子出産を報告

14時4分だが、こちらの記事は14時9分。

www.oricon.co.jp

こういう報告ツイートは事前に関係各所に連絡していた可能性もある。

それではこちら

 

ある意味、伝説のツイートである。こちらのツイートが19時59分に投稿。

そしてニュースになったのが20時6分


ニュースになるまで7分である。吉本興業の不祥事なので松本人志に注目が集まっていたのだろうが、それは上にも書いたように池江璃花子氏も同じである。

 

以上からBuzzFeedの記事はその品質は置いておいてスピード自体は特別早くないことが分かる。特に今回は池江璃花子氏の最初のツイートから締めくくりのツイートまで25分という長い時間が空いているのでリアルタイムで追いながら記事を作成する事も出来る。これで早すぎて怪しいというスピードではないだろう。

 

それともう一点、噂されているのがデイリースポーツの記事の速さ。

news.yahoo.co.jp

デイリースポーツ 5/7(金) Yahooニュースには21:11配信と書いてある。

21時11分では池江 璃花子の一連のツイートの途中になってしまう。

このことから、デイリースポーツは予め、池江 璃花子のツイート内容を知っていた!電通及び東京五輪開催派の工作だ!という噂が広まってしまった。

 

これは完全にデイリースポーツとYahooニュースが悪い。

この記事、何度か更新されている。

BuzzFeedとは違い、池江 璃花子氏のツイート途中である21時11分で記事を書き上げアップし、リアルタイムの実況形式で記事を付け加えていった。

Yahooニュースの投稿時間は更新した後ではなく、最初の投稿時間が表記されるので後から見ると差異が生まれてしまう。

過去の記事が確認出来た。

f:id:Shachiku:20210508145919j:image
f:id:Shachiku:20210508145921j:image

(C)デイリースポーツ

 

以上から、デイリースポーツが内容を知っていたと決めつけるのは現状では無理と言えるだろう。

加筆表記がないからこういう問題が起きる。

 

また、他大勢のマスコミが今回の事を取り上げ過ぎという意見もあるが、上記でも書いたように「そろそろアスリートの側から発言しないと」のピークとも言える時期で、注目度も高かったのでマスコミが取り上げるのはある意味必然。

そこまで盛り上がる結果になった原因は「アスリートも声を上げろ」と言ってた東京五輪反対派、アスリートを盾にしている政府やIOCではないだろうか。

 

私は社畜であり、毎日満員電車に揺られている。

「密の状況を作っているのはお前ら社会人だ!」と言われてもこっちも好きで満員電車に乗っているのではなく、仕事で仕方ないんだから「文句は会社に言ってくれ!」と思ってしまう。それはアスリートも同じなのではないかと僕は思う。

 

 池江璃花子氏は電通に操られているというのは現状、ソースが何もない陰謀論にしかならないので、あまりそっちの道に行くのオススメしない。

 

批判を言う事自体は悪い事ではないが、批判を言う矛先が正しいのか批判を言う前に考えて欲しいなと思う今日この頃。