キン肉マン騒動の時に少年ジャンプ+編集長が変に口出したせいで、炎上が飛び火して「ジャンプ+はもう終わり」と一部のオタクから言われまくっていたのに、オワコンどころか『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ダンダダン』など連載陣は相変わらずの絶好調。
どれだけ一部オタクが騒ごうともこれからも少年ジャンプ+は伸びていく事が予想できる。
そんな少年ジャンプ+は連載作品だけでなく、読み切りも多種多様で面白いのが多く、今回は個人的王道オススメ読み切り漫画を紹介していきたい。
青春系
ロストサマーメモリー 作者:梶川岳
『ヒナちゃんチェンジ』梶川岳先生の読み切り漫画。
こういう漫画ってどう紹介するかでセンスを問われそうで嫌なんだけど、未読の人はこれから来る夏にピッタリの「鮮やかな青春物語」だと思って一度読んで欲しい奴。
連載化を狙ってないショートショートって個人的に大好き。
ナメてた相手が実は殺人マシンでした系
骸区 作者:鈴木祐斗
世にも奇妙な物語で実写化された『ロッカールーム』や現在ジャンプで『SAKAMOTO DAYS』を連載している鈴木祐斗先生の読み切り作品。
空き地のベンチで座っているじじぃが実はヤバい奴系漫画。
「舐めてた相手が○○」という『イコライザー』『ジョン・ウィック』の同系列である。
「人は沢山死にほどよい」「スタイリッシュに人が死んでいくほど傑作」は一般常識だが、日本刀で人を斬り殺す老人のカッコよさは別格である。
約束のネバーランド系
アシュリー=ゲートの行方 原作:白井カイウ 作画:Rickey
あらすじ
心臓の移植手術を受けたハルは、自身に覚えのない記憶を思い出す。
一体それは誰の記憶なのか、ドナー元はどんな人だったのか…。そしてここは一体どこなのか。
『約束のネバーランド』原作の人の読み切り漫画(作画は違う)
世にも奇妙な物語的でもあり、『約束のネバーランド』の原型がここにある。
終末系
空飛ぶモグラ 作者:森屋シロ
あらすじ
世界がさんの海に呑まれ、人類が地下に生き延びてから100年。
だが今やその延命措置も限界を迎え、国がまたひとつ滅びつつある。
そんな終末の国と家族の結末の話。
物語の設定自体はありきたりだ。終末的な世界観の中で、母親を失くしてバラバラになった家族が危険を前に再び一つになる、といった物語だが、「ありきたり」で終わらせない、魅力ある構成で確かな画力だった。
純愛系
ファーストピリオド 作者:夏目尚祈
あらすじ
目覚めるたびに別人として生きている主人公。誰かの体を間借りしながら、永遠のように生きていたのだが…!?
段々不穏な展開になっていき、「マジか!!」っていう爽やかな終わり方が大好物。偶に読み返したくなる漫画。
連載化を狙ってないショートショートって個人的に大好き。
冒険ファンタジー系
勇者ご一行の帰り道 作者:平野稜二
最近では『鬼滅の刃 外伝』などでも有名な平野稜二先生の個人的最高傑作漫画。
今流行りの『葬送のフリーレン』にも通じる所がある「冒険の終わり」から始まる後日譚ファンタジー。読む前と後で見開きの印象が変わる奴だから何度読んでも楽しめるし、読めば読むほど感動すると思う。
年収270万系
ヒーローコンプレックス 作者:タイザン5
あらすじ
「俺はオリンピック選手、明は漫画家だな!」かつて陸上選手を夢見たものの、しがない会社員となった主人公・景。一方で内気だった弟・明は夢を叶えて人気漫画家となっていた。景は、もう一度弟のヒーローになれるのか…!?心揺さぶるヒューマンドラマ!
しがないサラリーマンが凄い能力を持ってなくても自分が出来る範囲で立ち上がって、誰かのヒーローになる物語に僕は弱い。泣く。
家族団らんのシーンで最初は弟の顔が吹き出しで隠れてるのに後半は兄の顔が隠れてたり、細かな演出もうまい。漫画がうまい。
宇宙人系
宇宙、レモン味 作者:窓田究コ
あらすじ
中学生のニソウはある日、突然目の前に現れた女の子に「シネ」と宣言をされ、飴を口に突っ込まれ気絶してしまう!目を覚ますとそこは宇宙船で…!?
宇宙人と虐待されている男の子の恋愛物語で読み終わった後、温かい気持ちになれる。
出れない系
あくまのこどく 作者:白飯元貴
あらすじ
大陸に伝わる秘術——蠱毒。悪魔はそれを模し地獄の箱を作った。100人の魔術師を殺し合わせ1人の最強呪力兵を生み出すのだ!…が、生き残ったのは2人。男女2人。最強の魔術師って意味では間違ってないみたいなんだけど、地獄の箱の中でイチャコラこき始めて悪魔困っちゃうコメディ読切!
オチが弱い気もするけど、意識高い系が比較的多いジャンプ+の読切漫画の中だと頭空っぽにして最後まで楽しめて好き。
林士平編集者担当漫画系
少年ジャンプ+の読切を何作か読んでいると「この漫画、担当が林士平編集者っぽいな~」という瞬間がくる。必ず来る。大体そんな時は実際に林士平編集者が担当だったりする。
漫画を読んでいて漫画家ではなく担当編集者の顔が真っ先にくるという、未だかつてない経験をする事になるのだ。
この記事では最後に林士平編集者スターターセットの2作を紹介して終わりたい。
にくをはぐ 作者:遠田おと
あらすじ
肉捌き系ユーチューバー・小川千秋は、父に言えない、深い悩みを抱えながら生きていた——…。圧巻のトランスジェンダー人間ドラマ
16歳の身体地図 作者:モリエサトシ
あらすじ
重い生理に悩むキリカ。高身長バレー部員・みとに、かつて憧れていたと告げられるのだが…!?
以上です。
林士平編集者担当漫画系って言いたいだけの記事でしたが、誰かにとっての参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。