社会の独房から

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初期に止めたけど、2年ぶりにストーリーを進めたブルーアーカイブ、対策委員会編感想

インターネットで腐るほどネタにされてたイオリの足を舐め先生っておバカイベントシナリオじゃなくてメインシナリオでの所業だったの!?やっていいの!?しかも、変態行為なのに滅茶苦茶真面目なシナリオの最中だし、先生の大人としての覚悟を示すシーンで思ってたのと違う!!!

 

という訳で2年ぶりに『ブルーアーカイブ』に戻ってきた。

 

www.shachikudayo.com

 

「昔のブルアカはのう…ガチャは300天井で被ってもキャラ神明が手に入らずにリスタートも無いのにフリーズは多いし、アプリもよく落ちるから総力戦の戦闘中にアプリ落ちてチケットだけが虚無に消えたりしてたんじゃよ……」という思い出話をいつでも語ることが出来る。詫び石だけは沢山入ったので、少し課金するだけで天井まではイケたが、それでゲットしても、この渋さでこの先このソシャゲ続けること出来るか……?と自問自答して僕は止めてしまった。初期から毎日サボらず続けてきた先生方がいたら心の底から尊敬してしまう…。

メインシナリオが全然更新されない虚無期間が長くて、その間にまさに社会現象!オタクはみんなやっている『ウマ娘』がリリースされて、話題もユーザーも持っていかれてお通夜状態だったブルアカくんである。僕はスクエニのソシャゲみたいに早々とサービス終了しそうだな…止めて正解だったな…と思っていた。思っていたのに。

 

 

ブルアカは早々に終わるという僕の予想は完全に外れた。

バニーガールアスナの登場でSNSが歓喜し、エデン条約編のストーリーにSNSが涙し、清渓川ミームなどでSNSに笑いと一体感を生み、そして、始まった最終章。大盛りあがり。

 

初動は失敗したけど、最終章で人気の絶頂になるの、FGOを思い出すムーブである。Fateシリーズという古よりファンの心と財布をガッツリ掴んでいた訳じゃない新規のIPで、ここまでファンを創り上げたの、素直に凄いと思う。

天井が緩和されたり、アプリも落ちづらくなったり、細かな補修含めて運営は諦めなかったのだろう。その努力もあって、ブルアカはまさしく、ユーザーの心を掴んだのだ。

僕も止めたといいつつ、イベント時にストーリーは全スキップで周回だけやったり、無料ガチャの時だけ再開するというどっちつかずの遊び方をこの2年間していたのだが、この最終章イベントだけはおいしいとこ取りで楽しみたいとスキップせずストーリーを読みながら進めた。何か積み重ねの総決算みたいな展開を雰囲気だけ味わいつつ、遂にはじまるラスボス戦。みんな大人のカードは持ったな!!行くぞォ!!

 

 

最後の最後で遊べないが!!!!

それまでも通知はあったけど、ネタバレあるけど大丈夫?ってだけの通知で全スルー出来たのに!!!

こちとら対策委員会編1章しか終わってないぞ!!!!

 

 

ここから書く事は大変面倒な事なので理解できる人だけ、理解して欲しいのだけど、まず流行したコンテンツに後から飛びつくのって少し、いや滅茶苦茶恥ずかしいじゃないですか!!

普通に考えて、僕たちは話題になったから興味を持ちコンテンツに飛びつくっていう過程がある訳なんだけども、出来るならば話題になる前に飛びついておきたいという、ちっぽけな願望がある。速さが大事だとストレイト・クーガーも言っている。

しかも、今回は一度「このコンテンツはダメだなぁ」と見切りをつけてた事に対して、手首グルグルまわして再びコンテンツに飛びつく行為である。それはまるで、自分の“否"を認めるかの行為。

 

最近、ネットでは「謝ったら死ぬ人」という揶揄がある。そういうのってバカにされがちなムーブだが、気持ちは分かる。僕は現実だと同僚や友人にすぐ「すいません」と、とりあえず謝罪してしまう人間なのだが、ネットになると自分の“否"を認めることに、現実の謝罪にはないエネルギーがいると感じている。ネットだと“否"を認める=謝罪がワンセットになりがちなのも辛い。

それは自分の判断ミスや人格的な愚かさや無学さを、不特定多数が見ているネット上で認める事であり、精神的に疲れる行為だと思う。誠心誠意謝罪出来る人って尊敬する。ネットだと“否"を認める=謝罪がワンセットになりがちなのも辛い。

 

そういう事を色々考えてしまう面倒な人間なので、ブルアカを本格的に復帰するかどうか悩んだ。確かにここまで話題になると純粋に滅茶苦茶気になる。例えそれがミーハー心だったとしても、やりたい衝動に嘘はない。ネットで話題になっても自分に合わない作品は沢山あるが、それは好みの問題で出来自体が悪い作品って中々ないと思う。話題になるには話題になるだけの何かがあって、その何かを知れるだけでも、価値があると個人的には思う。

 

また、このまま逆張りして復帰しないと「コンテンツの失敗を心から願い、話題になるとイライラしてしまう」呪詛をまき散らす暗黒面に落ちる気しかしない。30歳も超えて、周りは恋愛したり、結婚したり、子供を産んだり、マイホームを建てたりしている傍らで、そんな暗黒面に落ちてしまうと誰も助けてくれないし、自力で這い上がれる気もしない。

 

”純粋に面白いコンテンツを楽しみたいだけ”

 

邪念は捨てて、その精神に貪欲に正直になりたいのである。この文章をアウトプットしながら、よりそう思うようになった。やはり気持ちを文章にするのって大事。

僕はブルアカを再スタートするーー。

 

 

 

うわぁぁぁぁぁぁぁネットでよく見る「カヨアコ」だぁぁぁぁ。こんな僅かなやり取りで、学会が生まれて、2人は元恋人同士で同棲していた。アコの方はまだ未練がある。しかし、カヨコはアル社長に惚れているので復縁の可能性はないとかなんとか2次創作が生まれているってマジ!?想像力~~~~~~~~~。

 

 

さっきまで最終章イベで戦っていた別ユニバース闇落ちシロコフラグってこの時からあったの!?

 

 

さっきまで最終章イベで相手が使ってきた大人のカードってこの時点で登場してたの!?なるほどさっきまでの戦いもまさしく「大人の戦い」だったのかもしれない。

それにしても、使えば使うほど金やら時間やらが削られていくなんて大人のカードクレジットカードやん……。

 

 

対策委員会編、滅茶苦茶楽しかった。ブルアカのシナリオってエデン条約編が褒められているのしかあまり見ないから期待してなかったけど、対策委員会編の2章も良かった。

「一度敵対した相手との協力に巨悪打倒を目指す」「ピンチの場面でライバルが颯爽と助けに来る」「騙囚われのお姫様の救出」「おかえり」と「ただいま」のラスト、どれも熱い王道展開である。そしてアル社長のカッコつけているのに内心ヘタれてるのも相変わらず好きだし、それはハルカ以外の便利屋メンバーにはバレている関係性なのも好き。

そしてホシノ。僕のパーティでは季節に関係なくイベント周回時に水着を着て大活躍している露出狂になっているけれども、こんな魅力的なキャラクター造形だったとは。

今はダラケきった切れ者軍師だけど過去では戦でも強く、誰にも明かしていないトラウマ持ちというオタクがみな好きな奴だった。実写化するなら松山ケンイチ氏が演じて欲しい。

 

 

 

最後に

あの時、止めずに続けていたら良かったな~~と、どうしても思ってしまうけれども、どうせ僕の性格上、続けられた未来なんてなかったし、無理だったと思う。

 

 

だから、そう、僕のブルーアーカイブはここから始まる。