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実写映画『からかい上手の高木さん』感想。西片が鈍感過ぎてもはや怖い

25歳の西片はピュアとか鈍感通り過ぎてもはや怖いんだけど、高橋文哉くんが可愛いのでアリ。

 

「原作愛云々実写化は出来るだけ原作通りにしなければならない」という圧が強まる中で「実写化します!映画では原作の10年後を描きます!!中学時代に親の都合で転校したけど教育実習生として母校へ帰ってきた高木さんと体育教師になった西片を描くオリジナルストーリーです!!!」という時代の波に中指を立てる実写界の荒くれもの、井芹仁菜のような存在である実写映画『からかい上手の高木さん』

 

 

そもそも本作はドラマと映画、両方で『からかい上手の高木さん』を映像化するという企画でスタートしたらしい。それ自体は良いのだが、問題はドラマが原作通りの中学生で映画の舞台が原作の10年後ということだろう。何で!!!???

うぉぉぉこの高木さんって漫画面白れぇ…実写化したい!!実写映画化するなら10年後で決まり!!!って常人の発想ではないだろ。

パンフとか読むと高木さんに永野芽郁さんを起用したかったみたいなプロデューサーの考えが透けて見える。

なるほど、この映画で足りなかったの、永野芽郁さんを起用するなら起用するで、10年後に逃げるのではなくて制服姿を着させる覚悟だったろう。永野芽郁さんの中学生役、全然いけるぞ!!!

 

 

そんな気持ちもありつつ、映画観て改めて思ったけれども、高木さんと西片の距離感は中学生だからこそ微笑ましいのであって25歳という立派な大人でやられても観ていて「ヤキモキ」とかそういう次元じゃなくなってしまう。ある意味怖い。

確かに「好き」という気持ちを相手に伝えるのは、勇気のいることであり、ある意味暴力的だ。

付き合ったら付き合ったで「好き」という感情は直ぐに冷めるかもしれないし、万が一フラれるのは辛いし、告白によって相手にも迷惑をかけたり厭な気持にさせるかもしれないし、今までの居心地の良い関係も途切れてしまうかもしれない。
だからこそ、高木さんは「好き」という気持ちを乗せながらも「からかい」続けるのだろうし、鈍感な西片は、そんな高木さんの気持ちに気付けないのだろう。

その気持ちは分かる。

分かるけれども、25歳の大人2人がやる距離感じゃないだろ!!!宮崎駿氏のあまり好きじゃない言葉を借りるなら「めぞん一刻はあの五代ってお兄ちゃんが響子さんを押し倒せばそれで終わる」考えが流石によぎるというか、花火のシーンとか「抱けえっ!!抱けっ!抱けっー!」じゃなくてもせめて告白しろっー!!!ってなってしまった。西片はピュアとか純粋とか奥手とかそういうレベルじゃない。創造主から「恋」という感情だけ抜かれた怪物なのか。生徒たちへの察しも悪くないし行動的なのに自分の恋愛に関しては急に「静」になるの、恋愛界のトランセルか?高木さんはトランセルを好きになったのか?そいつ「イヤン、イヤンセル」しか言わんぞ。

 

 

ただ、ただである。

そんな西片を演じる高橋文哉くんが滅茶苦茶可愛い。

高木さんをこいつ可愛いなって顔で見るけどその顔が可愛い。

高橋文哉くんの顔でモテない設定なの嘘だろ!!!??となる。

真似すんなよ~~って言ってるその表情が最高。

西片は先生としての振る舞いはちゃんと大人なのに、高木さんと絡むと中学生になるそのギャップが素晴らしい。

西片は確かに原作から可愛く、同人誌では高木さんをNTRより西片をNTR作品ばかり探してしまう。しかし、その可愛さは中学生として可愛いである。そして映画の西片は25歳の可愛さがある。どちらが上とか推し量ることができない。両方素晴らしい。

こんな可愛い高橋文哉くんを見る事が出来ただけでこの映画は価値がある。

あ~~~高橋文哉くんのお兄ちゃんになって「兄貴~~」って頼られたい。そして永野芽郁さんの年の離れた弟になってちょっかいかけられながら性癖ボコボコにされたい。

それなら西片のお兄ちゃんとして誕生して死んで高木さんの弟として転生するのがベストなんじゃない…?そして間に挟まることなく2人の関係を陰ながら応援する…。完璧だ…。

 

最後に

最近仕事が忙しくて映画もあまり見てれないし、ブログも更新できてないけど、100点の記事更新できましたね。これから徐々に更新頻度上がっていく予定なので宜しくお願い致します。

わーわー書きましたが、以上です。ありがとうございました。