社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

スカリー目的でツイステを始めたら永遠と箒に乗ってて気が狂いそうだし、スカリーが思っていた以上に可愛くて抱きしめたい

ゲームやる前のスカリーさんの印象←月下の奇術師であり、怪しい丸メガネ越しに鋭い眼光と不敵な笑みを浮かべるキザで紳士な策略家。得意なことはマジック。あらゆる事象が彼の手のひらで転がっているに過ぎない。彼の表情からは決して感情を読み取ることが出来ず、常に冷静で物事を常に俯瞰して観察する紳士の中の紳士CV.山口勝平さん

 

 

 

 

ゲームやった後のスカリーくんへの気持ち←どけ!!!俺がお母さんだぞ!!!

 

 

 

ハロウィンイベント限定キャラであるスカリーさん目的で『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(以下ツイステ)を初めてみた。ツイステ、正直ディズニーのヴィランモチーフのキャラが出てくるぐらいしか知らない。そもそも僕はディズニーに詳しくない。ディズニーランドも彼女が出来たら一緒に行こうと自分に制約と誓約をかけたのでまだ一度も行ったことがない。それでもこのスカリーさんのビジュアル

 

 

うひょょょぉ

正直、怪しい丸メガネが性癖すぎる。世のイケメン、一度は怪しい丸メガネして欲しい。

という訳でツイステをはじめてみた。しかし、ここで問題が発生。

何か最初のポケモン選びみたいな画面で「このキャラ良いなぁ、こいつも良いなぁ。手を取りたいなぁ」とスライドさせてるうちに一時間経っても全然ゲーム始められないのである。結局、自分では判断できなかったので、運命に任せることにした。

 

 

今思うと、ここ誰でも良かった。

プロローグまで進んで、エースくんっていうヤンチャっぽい男子と共に悪さしたのを学園長にバレて窓拭きする事になったから「あっ…これは一緒に文句言いつつも共同作業する事で仲が深まるイベントってこと!?」と好感度アップイベントを期待してたのにまさかのエースくん窓拭きをサボるという。こいつらやっぱりヴィランだわと認識を改める。

 

プロローグを進めるのもそこそこに、目的のスカリーさんが登場するハロウィンイベントを進める。しかし、ここでも問題が発生

 

地獄の「授業」周回である。

 

やる前から噂でツイステはストーリーは面白いけどゲームシステムが…特に授業周回が初心者に鬼畜って聞いてたし、確かにイベントで授業120回周回必須と見たときは「無理だろ!」と思ったけれども、実際にやるとオート放置で勝手に周回して少し目を離してる内に50回とか達成してるから、普通にいけそうと最初は思った。最初は。

 

僕がツイステ初めてすぐぐらいで肺炎にかかってしまい、ゲームを進める事が出来ず、復活した時にはイベント終了2日前。それでも授業周回120回は既に終わらせているし後はストーリー堪能するだけだから、いけるからと思って第2章まで進めたら

 

150回!!!!!???????

もしかして、このイベントは第5章まであるけど、章ごとに授業周回あるってコト!!!??

 

f:id:Shachiku:20241112091704j:image

 

そこからが大変だった。残り日数も少ないのに約400回以上授業を周回することになったからだ。しかも授業の経験値アップイベが終わって中々レベルが上がらず石を割ることになるし、途中錬金術とかいう初耳授業を周回しろって言い出して泣いたりした。そもそもツイステのゲームシステムを全く分からずやってるから、授業で手に入るアイテムが何に使えるか分からんし、飛行術周回しまくるとキャラのエピソードレベルが最大に到着してそれ以降そのキャラは飛行術の授業に参加できなくなるデスゲームみたいなシステムにも苦戦した。これいつか積まん?

 

しかし、それでもスカリーさんへの愛故、やり遂げました。

 

 

スカリーさん目的で始めたが、他のキャラも素晴らしい

ツイステに登場するキャラクター達、みんなイケメンで個性豊かでスタイルは四捨五入にすると全部脚になるぐらいの長さだけど、友達になりたいキャラはいるか?と聞かれると「う~~~ん」ってなっちゃう塩梅。ここではそんな友達になりたくはないけど、好きになったキャラたちを紹介したい。

 

↑ディズニーってクワガタキャラいたっけ?

 

 

↑セベク、最初はこういう声大きいキャラ嫌いだわ~って見てたけど、ハロウィンイベント進めれば進める程大好きに。自分には才能が足りない事を自覚しつつ、それでも諦めるのではなくその分あがくの、大好き。先輩達にもいい感じにいじられながら、頑張り続ける彼の後ろ姿を誰が嫌いになれようか。「お前を苦しめているのは、お前自身の至らなさだ!」推しが自分にとって不可解な言動をして苦しんだ時、この言葉を思い出したい。

 

 

↑神宮寺レン好きにとって胸元ぱか~んキャラを嫌いになれる訳がない。

 

 

↑拙者!!!!???????

 

↑エペル、可愛い女の子みたいなキャラかと思いきやちらちらと田舎のヤンキー感出てるの好き

 

 

↑物腰柔らかく、丁寧な言葉を使い、常に余裕綽々で腹黒そうなジェイド好き。ストーリーのどこかでそんな彼も大切なモノの為に必死になる描写があるなら泣くかもしれない。

 

↑左から好き 好き 好き

 

 

↑クイックルワイパー みたいな名前のジャミル・バイパー、比較的常識人かと思いきや悪い顔が似合い過ぎる

 

 

↑トレイさん、組織のNO2を擬人化させましたと言っても信じてしまいそうなその風貌。なんかこっちが迷惑かけても「こらこら、困った奴だな」と言いながらフォローしてくれそう。指先とか切ったら「大丈夫か!?見せてみろ」って少し強い力で手を引っ張ってさっとマイポーチから絆創膏だして貼ってくれそう。深夜まで仕事していると部屋をノックして現れて「こんな時間まで仕事か…大変だな。体調だけには気を付けろよ」と言いながらおむすびとウィンナーと卵焼きの手作りセットを渡してくれそう。

あれ…なんだろう…トレイさんの胸元で泣いても良いですか…。

 

 

スカリーさんと推し文化

そして、スカリーさんである。やる前に思っていた性格とはだいぶ違った。

最初は紳士キャラだと思ったけど、ジャック(というかディズニーモチーフなだけでなく本物(?)登場するんだ!?)の登場と共にオタクになるし、思い込みが激しいし、愛がとびきり重いというオタクになっていくし、それが反転して解釈違い厄介オタクに変貌していくし、最後ら辺は「もう、ジャック様に……嫌われちゃったかなあ……!」っていって泣きじゃくるし「お前の味方は一人もいない」って言われてショック受けてるし、魔法は暴走するし。頼りになる先輩方がいるセベクに対して「ずるい!!」って切れるの、もう彼には紳士のよう振舞う余裕すらなく純粋な彼、子供になってしまう。そんな彼を見て抱きしめたいと思ってしまったのでもう負けである、終わり。

 


f:id:Shachiku:20241112180637j:image

↑推しを前にしたスカリーさん、最高に可愛い

 

 

それにしても決戦で行われたスカリーさんとセベクの問答が好きだ。

ジャックオタクのスカリーはジャックが自分の理想とは違うハロウィンを目指し、自分ではない者の意見を採用していくのに耐えきれず、ジャックに対して段々と解釈違い厄介オタクになっていくのだが、そこでセベクが言う。

 

「僕が肯定できないことをなさろうと!いつか自分と道を分かつことがあろうと!

僕は必ずや!それさえも受け入れてみせる!」

 

これこそが、推しに対するオタクの理想的姿勢じゃなかろうか。

僕は最近、ノーベル文学賞をとったハン・ガン氏の『そっと 静かに』のエッセイ集を読んだのだが、そこにこんな一節がある。

 

 私は一度好きになったものはすり減るか失くすまで使うし、気に入ったCDは百回以上聴くし、一度でも感動をくれた作家や詩人はその後どんな変化を見せても、最後まで理解するし見捨てない。

 

同じである。つまりセベクはノーベル文学賞という事になるのだが、それは置いておいて

推し文化というのがある。今では推しへどれだけお金を貢かゲームになっているが、それだけではないと思う。綺麗ごとかもしれないが、推しへの愛はお金だけで測れないと思う。

 

推しもオタクも日々変化を遂げるので、推しの考えが自分には受け入れられないようになる時もある。

最近では1つの発言、行動が世間の流れと違うと過去、現在、未来においてその実績を消去しようとする世間の風潮もある。そこにあなたの推しも巻き込まれる可能性はある。

そんな時に、さっさと切り捨てるのではなく、最後の最後まで推しを理解しようとする姿勢。咀嚼し、解釈し、受け入れようとするその根気強さそが、推しへの愛じゃないかって思う。

まさかツイステやって推し愛について語ることになるとは思わなかった。

 

 

そして最後、スカリーさんだけがもう主人公達に会えない事に気づくけれども、10月31日。ハロウィンの日に僕らは彼を感じ、ハロウィンを通じて会う事ができるのだ。何だコレ、ドラえもんの映画か?

 

 

最後に

1つだけ、1つだけ良いですか…スカリーさん仲間にならなかった、なる機会すらなかったんだけど、そんなことあるの!!!???

普通さ、ソシャゲって、ストーリーで散々キャラを好きにさせて最後の最後で感動的な別れ、例えばそのイベントのラスボスを前にした主人公達。ラスボスから発せられる圧倒的ビームを前にして死を覚悟するが「おいおい。こんな所でお前たちの旅は終わらないだろ?」と言いながら主人公達の前に立ち1人でビームを受け止めるソシャゲキャラ

「○○○○(任意のソシャゲキャラ)~!!!!」叫ぶ主人公。

「見せてやれよ…お前たちの旅は間違っていなかったってことをな…」身体が半壊するものの耐えるソシャゲキャラ。ビームの消滅と共に倒れ込むソシャゲキャラ。駆け寄る主人公

「○○○○(任意のソシャゲキャラ)~!!!!」抱きかかえながら叫ぶ主人公。

「ああ…この世界の空も…まったく。吐き気がするほど、キレイじゃないか」そんなこと言いつつ消滅するソシャゲキャラ。彼と出会うことはもうない。何だかんラスボス倒してイベントクリア!!!

 

ってなった所でガチャ参戦ドーン!!!じゃないの!!!???100日後に死ぬワニ商法するんじゃないの!!!????3倍ピックアップするんじゃないの!!!????それでも当たる確率3%とかじゃないの!!!???

 

いや、でも本当にお別れしたらお別れすると思わなかった。別れって出会いと同意義じゃないの!?

この握った2万円どうしよう。1人ディズニーランド行くか?

取り敢えず、スカリーさんに想いは馳せつつ、ツイステこのまま本編もまったり進めていきますので宜しくお願い致します。