社会の独房から

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ゴムゴムアクションの真骨頂!『ONE PIECE WORLD SEEKER(ワンピース ワールドシーカー)』感想

ルフィになってスパイダーマンみたいに空中を縦横無尽に飛び回りたい!!

キャラゲーだって洋ゲーみたいにオープンワールドで楽しみたい!!

 

恐らくそんな大志を抱いて作ったのだろう(本当か?)ONE PIECE WORLD SEEKER(ワンピース ワールドシーカー)

制作はワンピースゲームでおなじみのガンバリオンさん。

ワンピースならではのゴムゴムアクションなどやりたい事は分かるし、楽しめるけどここもっと調整して!!!というポイントも多い本作の感想を書いていくよ。

【PS4】ONE PIECE WORLD SEEKER

 

 

キャラゲーでもオープンワールドの時代

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見える所はほとんどロードなしで自由にいけるオープンワールドを採用している。

本作の舞台となるジェイルアイランド。島は大きくはないが、街ごとにロケーションが変わり、飽きさせない。また、島の端端には素材や宝箱が隠れており、ルフィ特有のゴムゴムアクションでの移動も楽しさもあり、探索が楽しい。ただ、ここぐらいジャンプで上れやって思う所でも上れなかったり、カメラワークもあんまり良くないので大雑把に移動するのは楽しいが細かな調整はイライラする。

 

グラフィックもアニメ調でワンピースと相性がよく、本当に自分がルフィになって島を冒険している感覚になる。

ただこのゲーム、移動中がほとんどBGMが流れないのでゲーム操作中、無音タイムが多く静かなのがワンピースらしくない気もする。

 

まるでスパイダーマン、ルフィのゴムゴムアクション

 

あんまりスパイダーマンって書くと怒られそうな気もするが、今作の移動はゴムゴムのロケットによるワイヤーアクションが最高で、本作の一番の醍醐味って言っても良い。

 

この動画を見て、ゲームが好きな人なら見覚えあるはず、2018年に発売されたスパイダーマンである。

スパイダーマンはNYが舞台なのでコンクリートジャングルだけという広いけど狭いロケーションだったが、今作は島一つなので街の中や、木に上ったり崖にのぼったり、ワイヤーアクションでの風景が多彩だ。

 

ただ、正直スパイダーマンみたいに完成されている訳ではない。

ワイヤーアクションする場合、掴めるポイントが出るのだがそのポイントが少なく、また、出たり出なかったり不安定な為、行きたい所にいけない事も多い。

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↑○では無く△が掴めるポイント。これが結構不安定

 

なによりもこちらの気持ちの良いワイヤーアクションを邪魔する要素がある。

それが雑魚兵による狙撃だ。

ルヒィはゴム人間なので本来銃は効かないハズだが、今作の雑魚兵は海楼石が埋め込まれた弾を使うため、一撃でルフィが怯む。

海楼石が埋め込まれた武器って超貴重で特に銃は映画でZ先生が使ったぐらいだったが、本作では末端の海賊でも使ってくる。

これが本当にイライラする。

なぜかと言うと本作の雑魚兵の狙撃はウソップも顔負けの百発百中で、こちらが気持ち良く飛んでいると必ず当ててくるし、何度でも当ててくる。しかも1度当たると怯むので移動が強制キャンセルになってしまう。これがまークソ。

しかも、こちらが気付く前から撃ってくるため、回避なんて出来ないし、相手もこっちがルフィだと気付く前から撃ってくる世紀末な島でもある。

 

この雑魚兵、今作で一番気持ち良く移動出来る高い建物が多いスチーム街にやたらと配置されているため、一番気持ち良い場所が全く気持ち良くない。

やはりコンクリートジャングルを駆け巡りたければスパイダーマンをやれという事なのかな。

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シンプルで大雑把な戦闘システム


ジャンプ漫画ゲームと言えばバトルである。

今作は

ロックオンはあるが、ロックオンとして機能してない

敵が倒れてから起き上がるまで無敵時間が長い

攻撃を途中でキャンセルできない

戦闘中は戦闘エリアが発生するが範囲がせまく壁も無いため、追撃している内にエリア外に出てしまいミッション失敗になってしまう

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↑ミニマップにある白い○が戦闘エリアだ

 

敵も中盤ぐらいから攻撃力がインフレするが、スキルや装備を揃えると基本的に温い。

ただ、飛び回る敵が増えるのでロックオン出来ない本作では色々ストレスがたまる。

 

また、上記で書いたゴムゴムのロケット含めてスキルを解放しないと使えないのだが、正直こんな要素最初から解放してても良くない!?と思ってしまう。特にゴムゴムのロケットなんて本作の醍醐味なのに、覚える前にクソゲーだと判断されてしまうのは悲しいし、初期だと宝箱開けるのも遅い

確かにスキルを上げて強くするのは楽しいがもう少し初期能力あれば良かったかも

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まるで映画!ここが泣けるんすよ!

本編をクリアするだけなら大体10時間ぐらいなのでさくっと出来る今回のお話は、尾田先生がデザインしたヒロインのジャンヌと敵のアイザックが深く話しに関わってくる。

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序盤は島の探索がメインで話は薄いが、後半から盛り上がってくるし、最後は感動的な終わりになっており、FILMシリーズの映画を一本観た後のような満足感がある。

 

また、ゲームというお祭りなので海軍の大将の出番や、バキーやクロコダイルの再登場にかませ犬になったルッチ。原作のオマージュ的なシーンなど、シリーズのファンなら色々楽しめるようになっている。ただ、あくまでおまけみたいな参戦なので過度な期待はしないように、特に黄猿とかお前本当に何しに来たんだよってツッコミ入れたくなるほどでる。

 

個人的には赤犬とサボとルフィと絡みという本編で早く見たい光景をいち早く見れて興奮しました(サボはまぁFILM GOLDと役割がほとんど一緒でしたが)

 

難点はフルボイスではなく一部でしか喋らないということ。しかも、本当に一部しかボイスはないので声優好きとかの人にはあまりお勧めできない。

また、プレイアブルキャラクターがルフィのみで、仲間が戦っている姿もほぼ見たいのでそこもアレな要素ではある。

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↑モブキャラのバリエーションはビックリするほど少ない

 

 

最後に

傑作ではないが怪作

オープンワールドゲームとしてみてもキャラゲーとしても妥協している所や、作り込みが今一歩な所は多いが、やりたい事はよくわかるし、移動が楽しくストーリーも良いのでワンピースファンなら楽しめる出来だと思います。

 

今作、今の所あんまり売り上げが良くない香りがするが、ガンバリオンさんは今回が初オープンワールドゲームだと思うので、今作を礎にシステムを改善した次回作があれば傑作になる匂いがするし、諦めず作り続けて欲しい。

 

今作は例えるならば戦争編におけるコビーなのだ。

未熟で荒削りな所もあるが安易なキャラゲーではなく勇気を出してオープンワールドに挑戦して、いま売り上げ不振や低評価から赤犬バンナム)に殺されそうになっているコビー(ワンピース ワールドシーカー)を救うのは誰だ!誰がシャンクスになるのか。そうこの記事を読んでいるあなたがこのゲームを買って赤犬バンナム)を止めるシャンクスになるんだよ(ドン!!

 

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↑こんなスマした顔をしているが今作で一番のかませ犬ルッチを見ながらこの記事は終わります。

 

けもフレ2騒動を見て、自分の好きな作品がネットでフルボッコに叩かれていた時どうしたらいいのだろうか

映画やアニメなど作品を観て、感動をした気持ちをSNSで共有しようとツイッター開くと何だか凄く叩かれてて寂しい気持ちになったこと、人生で1度くらいはあると思う。

逆に自分はつまらないなと冷めた感じになったのにツイッターを見るとやたら大絶賛で困惑したことも多いと思う(基本的にネットは叩いて良い空気になるまで大手を振って叩く人は少ない)

ネットで大絶賛だったから期待して観たが、上がりまくったハードルを越える事が出来ず、まぁまぁこんなものかという感想になってしまったというパターンも多い。

 

自分の感想とネットの中のマジョリティーの意見の相違は必ず生まれるモノだが、そのズレはストレスを生むし、何だか自分の鑑賞眼が否定されているような気がして落ち込んでしまう事もあるし、作品の質とは別にネットの風潮そのものが辛い事もある。

特に話題になっている作品は信者もアンチもやたらと大きな声で罵倒し始めるので、周りの人が面白がって作品には興味もないのに乗っかかり、ますます大きな話題になると一番辛いのは普通のファンだ。

 

そして最近ネットを騒がしている作品といえば『けものフレンズ2』(以下けもフレ2)である。9話がニコ生のアンケートで歴代ワースト2位になったり、ネットでは「否」の波が押し寄せており、マイノリティな『けもフレ2』ファンは中々肩身が狭い形になっている。

 

今回は『けもフレ2』がそんな騒動を巻き起こしているが、この先、あなたの好きな作品が滅茶苦茶ネットで叩かれる時があるかもしれない。そんな時の対応策を書いていくので来たるべき時の備えて読んで参考程度に読んで頂けると有り難い。

 

きおくのかなた

 1自分の好きな作品が叩かれている時にやってはいけないこと

まず自分の好きな作品がネットで叩かれていてやってはいけない事を書いていく。

絶対にやってはいけないことは「この作品の良さがわからない奴は低能」「この作品がわかる俺たちは思慮深い」などのような作品自体ではなく、それを飛び越してアンチ叩きや自分自身の持ち上げに終始する空中戦をする事であり、これをするとますます作品の評価は荒れる。

あなたが本当は作品の事が好きなのではなくて自己承認欲を満たしたいだけならこれもしても良いが人気作品になればなるほど、舐めた発言を見つけて晒してやろうと意気込むハイエナ達が多いので、大概これをすると晒しRTされて馬鹿にされる(それでもRTされて嬉しいなら何も言わないが)

信者の声が表面化しやすい時代、アホな信者の一つの言動のせいで信者ではなく作品自体に多くのアンチが生まれてしまう。自分は正しいと思った事でも多くの人からすれば頭のおかしい事だと捉えられる事も多い。自分の言動が作品に傷をつける可能性があると思った方がいい。

 

次に出来るだけやめた方がいいのはネットで叩かれているからって自分の好きな気持ちを無理に変えてしまうことである。

ただ一つ注意して欲しいのが、他人の評判を見てから自分の感想が変わるのは何も悪いことではない。自分自分ではなかった視点からの評価する人に感化されることなんて今のネット時代腐る程あることだし、他人の影響なく自分自身を形成することは難しい。

 

しかし、納得して感想が変わるのは良いが、自分はそんなに嫌いじゃないけどネットで叩かれているから何となく流されるのは良くない。そういう見方ばかりすると作品自体をみるのではなく他人の目ばかり気にするようになり、ネットにおける自我の喪失になってしまう。現実でなくせめてネットぐらい自分というモノを持っておきたい所。

 

2もし自分の好きな作品が叩かれていた時にやるべきこと

1「SNS 断捨離」をする

SNSを見ない。これが一番効果的で早い手段だ。

ただ言うのは簡単だが、実際は難しい。特にこの「オタク総ツイッタラー時代」におけるオタクとツイッターの関係はもはやどんなリアルな友達関係より深いのかもしれない。まだ映画など1,2週間で一つの作品の感想が流れてしまうスパンだったら有効かもしれないが、アニメになると最低で3ヶ月程度の長期放送になるのその間ずっと「SNS 断捨離」をするのは一種の修行である。少なくともSNS依存症の私には無理だ。手が震える。

 

2ミュート機能を利用する

ツイッターにあるミュート機能。作品名やキャラの名前などをミュートにするのも効果的だが、ツイッターにあるミュート機能は基本的にアホなのでちょくちょくすり抜けてくるし、大きな声で叩きたくない、目立ちたくはなく層が検索で引っかからないように作品名を変な略し方をして叩いたり馬鹿にしたりする結果、ミュート機能をすり抜けて見えてしまう悲劇も多い。

ミュートは信用するな。

 

3好きな人同士で小さなコミュニティを形成する

どれだけその作品が好きな人がマイノリティでも好きなモノを語り合いたいという気持ちはあると思うんですね。そういうときに使えるのがツイッターにあるリスト機能である。そこに数少ないファン達をメンバーに入れるとまるで世の中ではマイノリティなのに自分のTLではマジョリティになる事ができるのでオススメだが、一つ注意して欲しいのが世の中には逆張り勢と言われる人達がいて詳しくは以前私が書いた記事を読んで欲しい

 

www.shachikudayo.com

 こういう層は別に作品が好きなのではなく、マジョリティを叩きたいだけでなので攻撃的で作品含めて場を乱す存在で、ファンからしたら一番厄介な存在なのでメンバー選びは慎重に。

4好きな事は好きと言おう

例え、その作品が好きなのが自分だけでもその作品を好きだと思ったのなら好きだと言うべきだし、あなたの好きという発言が他人の気持ちを巻き込んで大きな渦になるかもしれない。確かに「否」の波が凄い作品を褒めるとまるで人格否定までしてくるような頭の悪い意見などをくらうかもしれませんが、今のネット時代、嫌われている作品を擁護するにはそれぐらいの気概が必要なのかもしれない。それに誰もあなたは作品を通して感じた事を否定する権利なんてないし、あなただけのものだから大切にして欲しい。

ただ、攻撃的に叩かれすぎて作品自体への興味が薄れてしまったり、ストレスで禿げそうになるなら一旦落ち着いて距離を置くのも大事だ。

 

3他人は他人、自分は自分

ネットは感情の海であり、人は簡単にのまれてしまう。

私もよく自分の好きな作品が罵詈雑言叩かれているのをみて悲しくなったり、こいつ何も分かって無いなと見下したり、その点は確かに納得したりして他人の評価を気にしまくっているが、肝心な事はマジョリティだとかマイノリティだとかは気にしないことである。簡単に呑まれてしまう時代だからこそ、他人は他人、自分は自分の精神が大事であり、叩く方も、その作品が叩かれているから叩くの行為はただのイジメなので、きちんと作品を観て自分の言葉で叩く事が大事だ。

 

 

最後になるが、自分の好きな作品が叩かれているのを見ると絶対ストレスになるのが分かりきっているのにわざわエゴサまでして叩かれているのを見てしまう私のようなドM精神の持ち主がいると思うが、ブラック企業で働きすぎて精神と心がおかしくなるようなストレスへの依存症なので程々にしたほうが良いと思いますよ。身体には気をつけて作品を観ましょうね。

 

 

 

時代劇ではないがそこにあるのは確かな極上の大河ドラマ。NHK『いだてん』のススメ

NHK大河ドラマ『いだてん』

私はクドカンの大ファンという事もありこのドラマは開始前から要チェックしており、

実際に放送されてからも本当に面白くてハマっているのだが、

出演者のピエール瀧さんがコカインで捕まったり

ネットでこのドラマを調べても「視聴率の悪さ」が大体的に引っかたり、

この視聴率に納得いかないNHK上層部は怒っているだの、脚本家をクビするのだの、くだらない憶測記事ばかり出てきて、この作品への逆風を感じてしまう。恐らくピエール瀧さん逮捕でまた色々な憶測記事や『いだてん』打ち切りだのと様々な叩きが出てくるだろ。

 

確かに実際の所、視聴率は悪い。大河史上最速で1ケタになったらしい。

そこは否定しても仕方ない。これから書くが原因もいくつかある。

ただ、ただである。

視聴率が悪いからと言ってこの作品がつまらないという訳ではない。

それどころか超面白く、見所一杯なのである!

今回、なぜそんな超面白い『いだてん』が視聴率が悪いのか、そして

私がオススメする『いだてん』の見所を書いていきたい。

 

大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 前編

 

 

なぜ視聴率が悪いのか

そもそも本放送の前にBSプレミアムで先行放送しており、熱心な大河ファンはそっちで観ている人も多いのですが、それは『いだてん』に限らず最近の大河ドラマ全てに当てはまるのでそれは省きます。

なぜ視聴率が悪いのか何点が要因があると思います。

1時代劇ではない初めての大河

2裏の強さ

3視聴率の悪さが視聴率の悪さを呼ぶ

4東京オリンピックのイメージの悪さ

一つずつ解説していきます。

1時代劇ではない初めての大河

今までの大河はずっと戦国時代や幕末など時代劇ばかりでした。

なのでどうしても大河=時代劇というイメージは抜け辛い所ですし

大河のメイン層もどうしても時代劇ファンになります。

ただ大河の意味は「大河のように長い年月に渡る歴史を書きつづった小説」のことを指す言葉だそうで、時代劇である必要はないのですがやはり時代劇のイメージは強いです。

私の母親もずっと大河を観てきた人なのですが、『いだてん』はどうも観てないようです。理由を聞くと「今までは戦国や幕末のような大昔が舞台だったのに今回は私たちが生まれていた昭和の東京オリンピックが舞台だと、私たちの子供時代が戦国時代などと同じ大昔だと感じてしまい辛い」と言っていました。

今の世代からすると昭和なんて大昔やんwなんていう鬼畜な事は流石に言わなかったです。

 

確かに時代劇ファンからすると『いだてん』は合戦シーンは命がけの戦などはないので物足りないのかもしれないし、「今の時代数少なくなった時代劇ドラマの枠取りやがって、朝ドラでやれや」という批難もあるのかもしれない。これは私の偏見だが時代劇ファンは高齢者が多いイメージがあり、今やテレビメイン層である高齢者が離れるのは視聴率的には大変な打撃である推測出来ます。

2裏の強さ

同じ時間帯に日テレ系列で『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』という視聴率がやたら高い化け物番組をやっいている。それだけなら今までの大河も同じなのだが、一つ違うところは時代劇ファンが離れてしまった『いだてん』は新しい層が流れて来ないとダメなのですが、その時間テレビを観る層は『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』に定着化してしまいNHKにチャンネル変えないんですね。失った視聴者の代わりが入って来ないと視聴率を上げるには難しいと思います。また最近ではテレビ朝日系列の『ポツンと一軒家』も人気です。もしかしたらこちらは今までの大河視聴者が流れているのかもしれません。

 3視聴率の悪さが視聴率の悪さを呼ぶ

悪評って広がりやすいんですよね。視聴率の悪さもすぐ評判になり駆け巡り観てない人に視聴率が悪い=面白くないというイメージが定着してしまう。

そもそもドラマって中々途中参入が難しい形式で、大河は一年もあるので余計ハードルは高いし、日曜20時にテレビを観る習慣もってる人じゃないと面倒に感じる人も多いと思います。そこは仕方がない。

 

 4東京オリンピックのイメージの悪さ

『いだてん』の制作決定の裏側には2020年にやることが決まっている東京オリンピックを盛り上げる為だと思います。

ただ、この東京オリンピック自体がネット民を中心に評判が芳しくなく、『いだてん』も政府のプロパガンダだという揶揄をよく見かけます。

そういった層が『いだてん』の低視聴率に乗っかかりネガキャン的言動しているのもよく見かけますね。所謂先品自体のアンチ以外にも政治的にネガキャン活動おこなっている層がいることもこの『いだてん』の特徴になっていると言うことです。

 

 

 以上が私が考える『いだてん』低視聴率の理由ですが、ここからそんな『いだてん』だが、だからこそまだ観てない人はこの超名作ドラマを一から楽しめるのが羨ましいし、絶対オススメだという事を書いていこうと思います。

 

歴史を描く

戦国時代などの時代劇モノはどうしても資料が欠けているという事もあり、脚本家の改変が目立つモノも多く、たまに主人公を目立たせるため「イヤイヤそれはありえへんやろ」みたいなツッコミたくなる改変もあるのだが、『いだてん』では主人公だけではなく、登場人物一人一人をきちんと調べ上げており、史実を元に間を細かく埋める作劇になっているのは観ていて歴史へのリスペクトを感じる。

また、歴史通りだから観ていて刺激が少なく暇になるのかと言えばそんな事は全くなく、第一話で主人公目線ではなく嘉納 治五郎が日本のオリンピックの挑戦の話で進み、最後の最後で救世主的存在として万を辞して主人公の金栗 四三が登場して興奮のまま一話が終わるなど刺激溢れる演出と、史実通りなのに「天狗倶楽部」のメンバーなど本当に細かな脇役一人一人がキャラが立っており何より笑えて愛せる造形になっているのはクドカンの脚本と演者の実力の賜物だろう。

そうこのドラマは歴史ドラマとエンタメドラマの丁度真ん中に絶妙なバランスで立っているのだ。

 

東京オリンピックを前に考えさせられるスポーツに対する楽しさと教育

「楽しいの?楽しくないの?オリンピック」

第一話でアジアで初めての国際オリンピック委員会委員への就任が打診され悩む嘉納 治五郎の問いがこれである。

「楽しむ」ということが悪という風潮が強かった時代、楽しさを抑える従来の道徳教育での問題意識をもっていた嘉納 治五郎はオリンピックを通して国民に運動の楽しさを知らしめ、国民体育の発達を目指す。

決してかつての日本のスポーツ教育像を褒める訳でも現代的視点で叩く訳でもなく、それをそのまま描くからこそかつての日本の愚かさや歪な所、「お国のため」「家族のため」のために個人を犠牲にするその現代にも通じる問題点などをユーモアたっぷりに伝えてる事に成功している。

 

全ての人にお勧め出来る『いだてん』

勘違いして欲しくないのはこのドラマは決してただのスポーツ賛美ではなく、人間賛歌なのである。「全体主義」の中で「国の代表」という重責を描きながらも個人としてのマラソンの情熱を描き、自分達が未来への架け橋になることの重要さを描いている。

 

当然、今までなマラソンなどの経験者が観たら共感など出来る所も多く楽しめるだろう。マラソン以外のスポーツをしてきた人が観ても自分のしてきたことの共通点や今まで支えてもらった家族や先生などを思い出し、感動出来るだろ。

自分は今までスポーツしてきたことなかった人でも一つの事に熱中する事の楽しさやその責任感、劣等感、敗北感などを容赦なくみせられ悶えられながらも楽しめるだろう。

2020年の東京オリンピックに否定的な人でもその否定する気持ちは変わらなくてもこのドラマが決してプロパガンダに終わらない軸が太いドラマだという事を知り楽しめるだろう。

 

そう、このドラマは全ての人が楽しめるのだ。

何だか視聴率悪くて敬遠しているというあなたや、イッテQにはまっていて観てないというあなた、取り敢えず1度録画でもいいし、再放送でもいいので1度観て欲しい。

嘉納 治五郎により見出され国内初のオリンピック選手になった金栗 四三が次はオリンピックを送り出す立場になっていくその軌跡を描く

 

きっとそれは時代劇ではないが、確かに「大河ドラマ」である『いだてん』の可能性を感じられるハズだと思う。

1視聴者として、逮捕者が出たりなど色々問題があるのは理解できるが、歴史的傑作になる可能性を秘めているこの作品をなるべく当初の予定のまま作り上げて欲しいなという気持ちで胸が一杯だ

いだてん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

いだてん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

 

 

 

 

一緒に行こうぜ!クソゲーというトンネルのむこう側へ!『LEFT ALIVE』(レフトアライブ)感想

フロントミッション』シリーズと世界観を共有したステルスアクションゲームにして平成最後のクソゲーとSNSで叩かれまくった本作。

クソゲーとは「うんこのようなゲーム」という意味であり

うんこと言っても色々な種類がある。

バグが酷くまともにゲームが出来ないクソゲーや、ストーリーやゲームシステムが難解過ぎるクソゲ-、ゲーム本筋には関係ないのに強制的にクソ難易度なミニゲームが多いクソゲー、遊んでいて不快になる内容などなどである。

 『LEFT ALIVE』は別にバグらしいバグはないし、不快になるような内容も特にはない(そもそもストーリー自体頭に入ってこない

このゲームは理不尽な難易度と独特なゲームシステムが原因でクソゲーと言われていると思う。正直、世間で叩かれているのもわかる出来だし、スタッフが計算した面白さとは到底思えないが、私はこの作品が好きだ。大好きだ。

 

自分なりにこの作品の問題点と良い点、そしてどうしてこんなに好きになったのかをまとめてみようと思う。

 

LEFT ALIVE(レフト アライヴ) - PS4

 

 

確実に私たちの心を折ってくる鬼門の序盤

まともなチュートリアルもないのにいきなり戦場のド真ん中に放り出されててしまう。

ステルスキルなんてものはないし、ヘッドショットもない。 敵雑魚兵は視野が広く、反応がかなり鋭敏。カバー状態でも足がはみ出ていたり、頭が見える状態だとこちらを発見してくる事もあったりなかったりする。レーダーもないので敵の配置も分からずどこまで相手の目が届くのかも分かり辛い。

今まで『メタルギア』シリーズや『アサシンクリード』シリーズなど数多くのステルス系のゲームをしてきましたが、それらが持つステルスアクションの暗黙の了解を悉く破ってきており「なんなんだこのゲームは!!クソゲーか!」と多くのユーザーが思ってしまう。

そして多くのユーザーがここで心を折られこのゲームを売り、SNSでボロクソ叩くのだ。これは本当に正しい反応だし、クソゲーだと感じたその心を大切にして欲しいが、私は折角8000円も出したのだからこんな所で辞めてたまるかと意固地になってしまった。ただ、このゲームをステルスゲームではなく『LEFT ALIVE』というジャンルのゲームだと分かってからはその独自のルールで考え判断する事が出来て段々と面白くなっていきました。

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↑敵は団体行動が多いため、他のゲームのように撃ち合っても勝てない 

 

銃には頼れない幅広い戦略性

このゲームは確かに序盤から妥協なしで圧倒的に難易度は高いが決して不可能で滅茶苦茶な難易度ではない。

必要なのは忍耐力

決して一度で華麗にノーコンするようなゲーム性ではない。

何度も何度も死んで何度も何度もトライし、どんな場面でも有効で安易な対応方法がない中あらゆる手段を考え状況を打破していく。それが『LEFT ALIVE』というゲームだ。

今までのステルスゲームによくある取り敢えず銃で場面を突破するゲームではない。

まず、雑魚兵は滅茶苦茶固く、ハンドガンでの撃ち合いでは1対1でも勝てない。

射撃精度が凄く、的確にこちらを当ててくる。

しかもこちらは銃で撃たれると照準がぶれまくるのに敵は撃たれても動じない。

ここなら大丈夫だと思った障害物を越えてきたり、こちらより高所な場所に移動し、立地的優位に立とうとしてくる。

ゴルゴのような目のよさと的確に当ててくるスナイパー

などがあり、そんな敵がウヨウヨいる中での銃撃戦が最終手段だ。

まず相手が一人ならスライディング

スライディングゲーと言われるほど、スライディングが重要で無策で敵にツッコムとあっという間に弾がなくなり近接武器は壊れてしまう。

全LEFT ALIVEユーザー必須のテクニックなので必ずマスターしましょう

 

敵の集団戦の戦い方は基本的にボンバーマンだ。

このゲーム、地雷やグレネードの威力が高いためどれだけ効率よく爆風で敵を倒すかにかかっている。ワイヤートラップを設置して、わざと見つかりおびき寄せてもいい。

アイテムには重量があり一度に持って行けるのは限界があるが、安易に爆薬などを捨てたらダメだ。取り敢えず1度合成して地雷などを作ってみよう。基本的に籠城戦ならワイヤートラップや地雷。撃ち合いなら多数の弾薬と爆発缶、グレネードで大体なんとかなる。後は何度もリトライして敵の出撃タイミングなどを把握することが大事である。

 

一度見つかると、全身アーマーを着た殺意溢れる攻撃を繰り出してくる恐ろしい敵兵だが、殺人以外の要素のAIはアホで、追跡・警戒行動は緩い。視界範囲外に逃げ、潜伏しているだけですぐに見逃してくれる。また、無線でのやりとりをしないコミュ障集団であるため、見つかっても増援が来ることは基本的にない。このアホで可愛らしいAIのお陰で意外と慣れると攻略の糸口はある。というよりローリングでの強行突破で目的地まで一直線でいける事もあるので一度試してみて欲しい。

多くの人がお手上げになる難易度は独特だが考え工夫すればするほどそれに応えてくれる『LEFT ALIVE』自分にとってはやりがいがあったし、楽しい時間だった。

 

時代遅れなビジュアル、モーション

この要素は本当に擁護が不可能で特にモーションはこだわりが一切なく、知性の欠片もない敵の動きは全体的安っぽい、本当に酷い出来である。

テクスチャもあまり綺麗に張られていないし、現実と変わらないほどリアルなフォトリアル調のグラフィックなゲームが多い昨今、こういう中途半端なグラフィックが一番嫌われると思う。

また敵の挙動をちょくちょく変。

 

自由度が少ないマップ

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 目的地は示されますが道筋は教えてくれません。

一見自由度が高いように見えますが、地図上ではいけても実際には通れない道は多数あります。

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↑この道、地図なら何もないが実際にはトラックが止まっており進めない。

中には見えない壁があったり、そのぐらいの障害物超えろや!とつっこみたくなる所も多数あります。行けるかどうか確認のしようがないので実際に言ってみるかない。

このゲームは何事もトライするのが大事だ

 

このゲーム一番の苦痛ヴァンツァー戦

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恐らくこのゲームの花形であろうヴァンツァー戦

中盤以降乗る事が多くなるが、これは本当に人を選ぶ。

ロボ戦大好きっていう方には本当にオススメはしないですこのゲーム。

全挙動が重く、ダッシュ出来るがオブジェが多くいちいち引っかかる。

しかも、連続で5体以上のヴァンツァーと戦うことになる。

状況によっては1対2や1対3という不利な戦いを強いられることになり、かなりキツい。何度コントローラーを投げそうになったことか。

相手は雑魚敵と同じように正確無比な射撃でこちらに当ててくるため何度も何度も死ぬことになる。

しかも、ヴァンツァーに乗るタイミングでオートセーブがかからないため、死んだらヴァンツァー搭乗前からのやり直しになり、こちらの心を確実に折ってくる。

 

クソゲーというトンネルのむこう側にある面白さ

スクエニという看板。『フロントミッション』シリーズ最新作。豪華なスタッフ。

あまりにも上がりすぎたハードルがこの現状の原因だとは思いますが、ボリュームも前半に比べて明らかに後半はスカスカになっているので正直、制作も予算も限界だったのではと邪推をしてしまう。

私は序盤は使ったお金分は遊んでやると意固地になったまま遊んでいましたが、『LEFT ALIVE』というゲームのルールを理解してからは段々と楽しめるようになりまいた。困難な状況を打破するために何度もリトライしながら工夫させるゲームシステム。少なくとも、制作者が意図したであろう「極限状況で、その場の工夫によって生き残ろうともがく」という遊びは理解できたし、実際にそれを楽しむことができた。

ハッキリ言って慣れるまでは本当にクソゲーと思ってしまう場面は多々あり、心は確実に折ってくる。しかし、序盤をクリアし、『LEFT ALIVE』というゲームを理解してくると見えてくる光景がある。面白さがある。それは目の前が見えない真っ暗なトンネルを進んでいるような感覚で何度も挫けそうになるが、歩いて行く内に暗闇に目が慣れ、見えてくる光景だ。そして最後トンネルを抜けるとあなたはもう『LEFT ALIVE』にはまっている(かもしれない)後は、理不尽な難易度の銃撃戦やヴァンツァー戦で心が折れるだけだ。

 

SNSではクソゲーという評価が一人歩きしてきているような気もするし、買う気もないのにアマゾンでの値段が下がっている事を嬉しそうに語る奴とは絶対に仲良くできない自信もあるが、これだけは言わして欲しい。

「実際に遊んでみないと何も分からない」

忙しい社会人がネットでクソゲーと言われているモノを触れている時間がないのは重々わかるが、幸い何故かこのゲームは急激に安くなっているので1度物は試しで遊んで欲しい。

実際に遊んでクソゲーだったら笑い話になるし、面白かったら最高だ。

どっちにしろ良い思い出になるのだからゲームは素晴らしいし、オススメだぞ。

 

 

 

遊んでみて実際にクソゲーでも責任は取らないけどな!

 

LEFT ALIVE(レフト アライヴ) - PS4

LEFT ALIVE(レフト アライヴ) - PS4

 

 

映画『アリータ:バトル・エンジェル』感想!悲劇のヒロインは二度死ぬ

主人公が女性の場合、そんな主役に言い寄ってくる男性役にムカツク事ってありませんか?私はある。

特に戦闘員というわけではなく、本編中は基本的に主役の足を引っ張るような存在が、何だかんだ要所要所に輝くシーンがあり、そんな男に女主人公も段々と好意をもっていくような王道ストーリーは多い。大体そんな作品は物語の最後で二人結ばれて幸せそうに終わるという嫉妬で髪の毛抜きそうになる終わり方をする。

なるが、そんな私でも『アリータ:バトル・エンジェル』を観てしまうと男役が可哀相過ぎて同情を禁じ得ない。そんなあまりにも男が悲劇な今作の感想を書いていく。

 

 

アリータ:バトル・エンジェル(オリジナル・サウンドトラック)

 

概要とあらすじ

1990年から95年にかけて「ビジネスジャンプ」にて連載された木城ゆきとのSFコミック『銃夢

舞台は荒廃した未来の世界で、“支配する者”空中都市とそこからでた廃棄物にまみれた“支配される者”クズ鉄町との2つの世界に分断されており、主人公のサイボーグ少女が、様々な敵と戦いを繰り広げていくSF格闘コミックである。

 

 

 サイバー医師のイドは、瓦礫の中から少女の人形の頭部を 拾い上げる。彼女は 300 年前のサイボーグであり、なんと脳は生身のまま生きていた。

 

イドによって新しい機械の身体を手に入れたそのサイボーグの少女は、アリータと名づけられ、イドの元で大切に育てられる。

ある日、自分の中に並外れた戦闘能力が眠っていることに気づいたアリータは、自分が 300 年前に失われたテクノロジーで創られた最強兵器だということを知る。逃れられない運命に直面した少女は、与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る。

 

戦闘狂でヤンデレ気味なアリータ

私は原作を読んだことなかったので平和を愛して内気で暴力が嫌いだけど仕方なく戦う人物像を想像していたアリータでしたが、全然そんなことはなくまさにバーサーカ。

父親のイドや好意をよせるヒューゴでさえドン引くような好戦的な性格で四肢がもがれようが諦める事なく殺しにかかるその姿勢はまさに「バトルエンジェル」

また、恋人になった後ヒューゴの部屋にノックもなく侵入したりお金に困っていると知ると自分の心臓を売ろうとしたりヒューゴも観客もドン引くヤンデレ具合だったり、

まさに作品随一の凶人なんですよね。

ただ、過去の戦争の最強兵器は名ばかりではなく、戦闘力も独りずば抜けていて機甲術(パンツァークンスト)と呼ばれる格闘術を会得しており、中盤で身体を失う時以外苦戦らしい苦戦もしないし、そもそも敵も敵でボディも新しくしてどう考えても強いアリータに対してわざわざモーターボール上で倒すなんて変なルール縛りする必要あったのか。

懸賞金を消すぐらいの偉いさん味方にしてるんだからアリータにニセの懸賞金与えてみんなに追わせるとか、もっと色々手があっただろというツッコミがでるくらい愚直な作戦しかとってこない敵にはやる気のさなを感じてしまう。

 

それはそれとしてやはりアリータの躍動感たっぷりの戦闘シーンは今作の一番の見所だと思う。

敵もチェーンカッターなどアリータの躍動感を出すのに一役買ってくれる武器を使ってくれるのも優しい。また、後半新しいボディになり輝くサイボーク身体からおりなす機甲術はただただ美しい。

身体はサイボーグなので腕や足などの四肢が切断したり、破壊描写は入れることが出来るのも強い。

 

ヒューゴという悲劇のヒロイン

冒頭でも書いたが今作ではアリータと恋模様になるヒューゴという男性のキャラクターがいる。

このヒューゴは、二つの顔がある。一つ目は、アリータといる時に見せる、クズ鉄町から這い上がり空中都市に行くことを夢見る青年としての顔。もうひとつは、友人達と隠れてサイボーグから部品を盗むという違法行為に手を染める犯罪者としての顔である。

 

しかし、アリータと出会い、恋をしてしまってからその犯罪者としての自分に葛藤が生まれてしまい、ついには犯罪から手を引く事を決める。

そして、犯罪をやめて彼女との愛を優先しようとした矢先に、不幸にもアリータに復讐心を抱くハンターに狙われて殺されてしまう。

普通の物語であればこれでヒューゴという役割は終わりだ。

この後、復讐心を抱いたアリータの下克上が始まる導火線なのだから。

ただこの映画は違う。

ここからヒューゴはサイボーグとして蘇る。

しかも本人の意志は関係なしにアリータの独断で生き返ってしまう。

それだけならまだいいが、さらにヒューゴはここからもう一度死ぬ。

しかもサイボーグになってほとんど活躍がないまま死んでしまう。

「ヒューゴは二度死ぬ」

いやサイボーグになった意味あったの!?と混乱状態にさせたままエンディングになってしまう。

 

これ続編があったら敵に拾われたヒューゴが殺人マシンとしてアリータと戦うよくあるパターンになるやつじゃないの!?と色々妄想を掻き立てられる終わり方だ。

しかし、序盤はなんだこの男死ねとは思ったがまさか二度死ぬとは思わなかったし、本当にごめんなさいという気持ちで一杯だ。

幸せになってくれヒューゴ

 

新装版銃夢(1)錆びた天使 (KCデラックス)

新装版銃夢(1)錆びた天使 (KCデラックス)

 

 

塚口サンサン劇場周辺でぼっち飯しやすいオススメのお店

阪急塚口

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そこはかつて屋上に観覧車があったり、

ゲームショップがあったり

カードショップがあったり

ぼっちな学生でも楽しめる娯楽施設が多かったが

どれもこれも潰れてしまい、今では阪急西宮の勢いに呑まれシャッター街になろうしている町。

ただ、そんな塚口にも名物がある

塚口サンサン劇場である。

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関西の映画館と言えば塚口サンサン劇場と答える人も多い。

スクリーンは小さめだが重低音など、音響に拘ったシアターがありマサラ上映など企画モノも多く、関西映画ファンから非常に愛されている。

恐らくそんな塚口サンサン劇場目的で阪急塚口に遠出してきている人も多いと思う。

その中でもぼっちで映画観に来る人も多いだろう。ただ、ぼっちだと飲食店に入り辛く、映画みたら直ぐ家に帰ったりそのまま大阪に行ったりして塚口を楽しまない人も多いだろう、それはひじょーに勿体ない。もう一度言う。ひじょーに勿体ない。

阪急塚口は大変美味しいお店が密集しており、しかもやたらとぼっちでも気軽に入れる店構をしている。今回、私の独断と偏見によるオススメの塚口サンサン劇場周辺で食べれるぼっち飯屋を紹介していく。

 

スパゲッティ専門店「タント」

塚口と言えばタント。スパゲッティ専門店としてもはや塚口ソウルフードである。

まず初めて阪急塚口に来て飲食店を探す場合はタントに行って欲しい。

おすすめは名物「なすとべーゴン」

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また店は広くカウンター席が多くぼっち客が大変多いので入りやすい。

 

隣がマーレというピザ屋さんでここの大変お安いピザも店の垣根を越えてタントでも頼む事が出来る

これも旨い。

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「アングル」

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ここも塚口では有名でタントからも非常に近い。

個人的のオススメは1000円で食べられるカレーだ。

 

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1000円なのに大きなお肉がゴロゴロはいっており大変美味しい。

店の中は少し狭いがカウンター席しかないのでぼっちでも安心だ。

 

うどん工房 悠々

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ぼっちといえばラーメンかうどんという訳で今回はうどん屋を紹介。

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ここはうどんも美味しいが個人的にオススメは野菜のかき揚

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油が多くなくおっさんおばさんでも胃もたれすることなく完食できる。

このお店も店内は狭いが外から店内を見渡せるため、混み具合などもチェック出来るのもコミュ障のぼっちには嬉しい所。

 

 

以上が今回オススメしたぼっちでも楽しめる塚口サンサン劇場周辺の飲食店だ。

塚口には他にも絶品のラーメン屋や、人気でいつも混んでいる大衆イタリアン食堂などなんでこんな寂れた町にこんなに美味しいお店があるの!?と驚く程あるので

映画観たついでに一度寄ってみて欲しい。

【スチームパンク版ハイロー】『移動都市/モータル・エンジン』感想【ロマンの塊】

何もかも飲み込み大きなキャタピラで走るロンドンの大聖堂から伸びる古代兵器の圧倒的破壊力」や「マッドマックスな世界に突如現れるやたら強いリーゼントヤクザ女」、「FF12とマッドマックスとトランプ政権が融合したスチームパンクな世界観」「スチームパンク版ハイロー」などロマンの塊である本作。

冒頭からキャタピラ走行のロンドンが小都市を喰らい尽くしていき、観客は大人から子供へ、ロマン溢れるこの作品に興奮度はMAX!

どれもこれも最高なポンコツ映画の感想を書いていくよ!

 

ポスター/スチール写真 A4 パターン1 移動都市/モータル・エンジン 光沢プリント(写真に白枠あり)

 

 

あらすじ

人類は自らのテクノロジーで崩壊した。所謂「60分戦争」と呼ばれる最終戦争から数百年の時が過ぎ、わずかに残された人類は地を這う移動型の都市で生活することを余儀なくされた。巨大移動都市ロンドンは、「都市間自然淘汰主義」が幅をきかし、都市同士が捕食しあう弱肉強食の荒れ果てた地でその支配を拡大させ、小さな都市を捕食することで成長を続けていた。また、大地に足をつけて生きる本来の生き方を提唱する「反移動主義同盟」も台頭し、移動都市との対立が続いている。

 

そんなロンドンの指導者的立場にあるヴァレンタインに対し、過去のある出来事から復讐心をたぎらせる少女ヘスターは、ある小都市がロンドンに捕食される騒ぎに乗じてロンドンに潜入したところから話は始まる。

 

子供の宝箱のような世界観とポンコツな話作り

冒頭の「都市喰い」の一連の動きが本当に素晴らしい。

いわゆる『マッドマックス』や『北斗の拳』のような戦争後の破滅的未来が舞台の中、

それらの作品とは違うのは『移動都市/モータル・エンジン』は名の通り「都市」が常に移動を続けており、車両と生活が一体化したスチームパンクな世界観を見事に表現している。また、大都市ロンドンという敵を見つけると鳴り響く警告音、突如変形していくお店や警戒態勢になる住民達。たったの5分でここまで世界観を表現出来るのは匠の技術だ。

そこからの始まる大都市ロンドンとのカーレース。こんな素晴らしいエンターテイメントで観客を出迎えてくれる作品はそうそうない。

 

それからも断片的に説明される世界観の説明などにオタク心を燻られ、

主人公のヘスター・ショウ の足を引っ張るトム・ナッツワーシーにイライラさせられたら、地下で動くワーム型の移動都市に興奮したり、顔にキズあると言ってもどう考えても美人な主人公のへスターが安くで人身売買されそうになった所に現れる独り世界観違うやたら強いリーゼントヤクザ女に笑いそうになったり、格好いい飛空挺。どれもこれも最高だ。

 

ここまでテンション上がる要素ありながら、どう考えてもお前に尺取りすぎなへクターの育て親にして殺人マシーンの暴走や、ありきたりで唐突なへクターとトムの恋愛模様、大きい割にあまりに脆すぎる空中都市の存在などツッコミたい所も多い。

特に既視感の強い人間ドラマ及びサイボーグ関係はポンコツな出来になっているが、この作品はそこでないのだ。世界観に惹かれビジュアルに魅了されるのだ。

 

 

終盤の展開(ここからネタバレ全開だよ)

独りで空中都市を破壊したサイボーグはへクターがトムに恋していることを知り、へクターがこの世界を憎しみだけで生きている訳ではない事を悟りへクターを許し最後に物語りの鍵となるペンダント(中はUSB、ハイローの琥珀さんを思い出す)を渡しこの世を去る。感動的なシーンだけどここまで来るのに空中都市破壊など被害が尋常ではないからね。正直サイボークはロンドンでの最終決戦で命落とすと思ってたけどそんなことまるでなかったぜ!

 

その頃ロンドンではヴァレンタインがついにかつて人類滅亡の原因となった古代兵器「メドューサ」を完成させ、「反移動主義同盟」の本拠地である壁に向かう。

反移動主義同盟」の本拠地が意外と綺麗で湖や森林もあって良い感じなの、みんな移動都市なんてやめてここで住めやってなるよね。

そして始まる最終決戦。

ロンドンの最終兵器「メドューサ」というなのレーザーが壁に撃たれるのだが、すごいのはすごいが思ってたより威力がないとうかなんというかハードルが上がり過ぎていたメドューサちゃん。しかも再充電とか撃ちすぎると熱暴走起きそうになったり中々ポンコツで可愛いよメドューサちゃん。

 

やられたらやり返す「反移動主義同盟」の神風攻撃でついにロンドンに突入し、「メドューサ」にUSBをさすへクター(ここはまるでハイロー2でPCにUSBを挿入した雨宮兄を彷彿とさせる)

「メドューサ」は活動停止するがヴァレンタインはロンドンをそのまま壁に突撃させようとする(正直ヴァレンタインはここまで壁破壊に拘る理由がイマイチ劇中で説明されないのでただの凶人に見える

 

そしてへクターはヴァレンタインと対峙するが、ここで衝撃の真実

 

「へクターは宿敵ヴァレンタインの娘だと判明する」

いや、それスターウォーズやん。使い古されて恥ずかしくて誰も使わなくなった設定を惜しげも無く使うの逆にカッコイイやん!

なんやかんやでロンドンは壁にぶつからずヴァレンタインはロンドンのカタパルトに挟まれ死亡。

そして半壊した壁でロンドンの住人と「反移動主義同盟」が手を取り合うという『ブラックパンサー』以上のあまりにも露骨なトランプ政権批判を大まじめにやり遂げる(ハイロー3でいきなりネット批判をし始めた村山さんみたいな感じだ)

 

最後はへクターとトムが恋仲になって物語は終わる。

 

最後に

この作品は徹頭徹尾頭が悪い。それは否定出来ない。

ただ、思わず少年心を呼び覚ます圧倒的なビジュアルと世界観。大きなモノが動き、暴れて、爆発するそれだけなのにそれこそが本当に楽しい。

こういく作品、日本でもあったなと思ったら『HiGH&LOW』がそうなんですよね。

全然違うんですけどこの圧倒的わくわく感とビジュアル優先の画面作りといい本質は一緒で、ハイロー楽しめた人はこの映画も楽しめると思うので是非『移動都市/モータル・エンジン』を観て欲しいし、逆にハイロー観たことない人はハイローを観ろ!責任は取らん!

 

『移動都市/モータル・エンジン』大変楽しく面白かったです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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