社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

『いだてん』第一部感想。 走る事の楽しさを真摯に伝える事の意義と意味。

「楽しいの?楽しくないの?」 第一話でアジアで初めての国際オリンピック委員会委員への就任が打診され悩む嘉納 治五郎の問いがこれである。 「楽しむ」ということが悪という風潮が強かった時代、楽しさを抑える従来の道徳教育での問題意識をもっていた嘉納…

リア充映画を波で超えたモノ。映画『きみと、波にのれたら』感想。

リア充とアニメの相性って悪くね? そんな私の考えをぶっ壊すこの映画『きみと、波にのれたら』 正直お話の大筋は予告が全てで、非常に真っ直ぐな作りになっているし、湯浅監督の過去作のような独特な臭みは完全に波に流されており、良くも悪くも非常に綺麗…

無能イケメン筋肉とエイリアンの化学反応。映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』感想

「知ってる? スティーヴン・スピルバーグもシルヴェスター・スタローンもデニス・ロッドマンもみんな地球人じゃなくエイリアンらしいよ」 そんな無茶苦茶で愛おしい世界観の構築に成功し、大ヒットシリーズとなった『メン・イン・ブラック』シリーズ。 私も…

【2001年宇宙の旅を原液のまま一気飲み】映画『海獣の子供』感想

大昔に『2001年宇宙の旅』という名作SF映画があったのですが、これがまた中々難解な内容と素晴らしい映像美の映画で、後生の作品に多大な影響を与えた。 この『海獣の子供』は『2001年宇宙の旅』をこの令和の時代に全く薄める事をせず原液のままで…

死ぬ前にゴジラに踏まれたい。映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想。怪獣賛歌と狂人ドラマ

私が映画館で初めて観た映画は『ゴジラVSキングギドラ』だった。 それ以来、私は平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)と共に育ったと言っても過言ではない。 そんな私はゴジラに憧れ、「ぎゃおぉーーん、ぐぁおん!」と文字にするのが非常に難しいゴジラの鳴き…

映画『貞子』感想。日本が誇るホラーアイコンの終わりと棒読みババァ

1998年、邦画界においてホラージャンルに新たなムーブメントを巻き起こす作品が現れた。日本の原点たる怪談にも似たテイストを備えながら、ジメジメと陰湿で寄り添うような恐怖が日本中へとヒットの輪が広がった、中田秀夫監督の『リング』だ。 “見た者は1週…

ゴジラの永遠の好敵手、キングギドラの歴史と戦績を振り返る

キングギドラ、それはゴジラの永遠のライバルにして、金星にあった高度な文明を3日間で滅ぼす程の宇宙怪獣だったり、メカ化したり、高次元怪獣になったり、様々な変化を伴いながらゴジラを苦しめてきた最大の敵とも言える。ゴジラのライバルと言えばギドラと…

『わたし、定時で帰ります』に影響されて定時に帰る事が多くなったら人生について考える事が多くなった話

TBSドラマ『わたし、定時で帰ります』が始まって普段から定時で帰っていた事務のおばちゃんが「わたし定時なんでかえりま~す」と吉高由里子のモノマネしながら帰るようになって殺意が沸く毎日。 そんな大きすぎるマイナスがありながらも個人的には今期で…

【ドラマ版スカッとジャパン】映画『コンフィデンスマンjp』感想【ネタバレなし】

映画観客上級者である私は予告で長澤まさみさんが「みんなまんまと騙されたでしょ~」と思いっきり笑顔で言ってるもんだから観る前からこれ敵の思惑通りに見えて実は最後の最後に長澤まさみさんがすべて私の計画通り~と言ってどんでん返しがあるんだろうな…

今ならゲームが苦手な人にもお勧め出来る『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』感想。フロムの優しさと厳しさに包まれて

平成最後の話題作であり、発売してしばらく経っているがその難易度故、「一般人にはお勧め出来ない」や「イージーモードつけろ」という意見があったり、攻略記事を書いていた記者がチート使っていた事が分かって炎上したり、その世界観の奥深さや、英語版の…

 「わたし、定時で帰ります」でナチュラルサイコパスな上司を演じているユースケサンタマリアさんのナチュラルサイコパス役が上手すぎる話

『わたし、定時で帰ります』というTBSドラマがある。 ドラマ自体も「命を削って一生懸命仕事を頑張ることが生き甲斐ってどうなんだ」という昨今の日本社会への警報をスマートに鳴らしており、大変面白いドラマになっていて全ての社畜に観てもらいたい内容…

ポケモン初代世代直撃の映画『名探偵ピカチュウ』感想。それはまるで夢のような

初報の時は全体的に「気持ち悪い」や「怖い」などの声が大きかったけど、公開前に映画『ソニック・ザ・ムービー』という本物の奴の予告が発表され「なにこれ80年代の作品?」「本当に気持ち悪い」「こういう所セガ」「任天堂と比べてセガは」と酷評された…

『Life Is Strange』(ライフイズストレンジ)から考えるゲームを「観る」文化と「遊ぶ」価値その決断

ゲーム実況文化というのが根付いて久しい。ゲームは観るモノだという価値観の人もいるだろう。私は製作しているゲーム会社が許可している範疇であればゲーム実況自体を否定する気はないし、私自身『SEKIRO』など他人のプレイ動画とか暇な時よく観て参…

FF15イズムなロードムービー『バースデー ワンダーランド』感想

『アベンジャーズエンドゲーム』と公開日が被ってしまったため、恐ろしく空気なアニメ映画『バースデー ワンダーランド』 監督は『クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』などの色々な作品を世に送り出してきた原恵一監督。キャラク…

夢の終わり、人生の始まり『アベンジャーズ/ エンドゲーム』感想

遂に『エンドゲーム』を鑑賞してしまいました。昨年の2018年で、MCUは10周年。11年目に到達したこの2019年、『アベンジャーズ』シリーズの一旦の「完結」を迎える本作 それはただの終わりではない。前人未到の、もはや『アイアンマン』から続く「最も成功し…

令和でも続く家族のカタチ『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』感想

平成最後のクレヨンしんちゃん映画に、昭和と平成を扱った『オトナ帝国』を下敷きにして、令和、そしてそこから先の時代でも変わらない家族の絆を描いていくぞという意気込みを感じる傑作映画『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし…

ホラー色を吹き飛ばす我らがヒーロー!映画『シャザム』感想

マークストロングも博士って呼ばれてたし劣等感をバネに頑張ったんだろうけど、父と兄は髪の毛ふっさふさなのに自分だけ禿げ上がってるし…そりゃ嫉妬もするし闇落ちもするよねって話の映画『シャザム』の感想を書いていきます。 作品のカラーを変えるシャザ…

溢れ出る重量感『オーバーライド 巨大メカ大乱闘』 感想

自然の猛威と戦う事は出来ない。ハリケーンが向かって来たら逃げなければならない。だがイエーガーに乗っている時はハリケーンと戦う事も出来るし、勝つ事も出来る。 これは私が大好きな映画『パシフィック・リム』の冒頭にある台詞だが、人間の英知の結晶で…

PS5が楽しみって話とソニーって宣伝下手では?って話

PS5の魅力 『State of Play』とは何だったのか 最後に マークサーニー氏がWIREDのインタビューで次世代プレイステーションについて言及しました。 まとめると 2019年の発売はない PS4と互換がある ディスクドライヴある 専用SSD搭載しており、…

【3500円その価値は】switch『名探偵コナン スケボーラン 怪盗キッドと神秘の秘宝』感想

本作は,アニメ『名探偵コナン』劇場版シリーズの第23弾『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』の公開を記念して制作された作品である所謂キャラゲーだ。 今回はこのゲームの感想を書いていくよ。 3500円のキャラゲー 3500円するゲームとしての面白…

最後の最後で全てがひっくり返る劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』感想

『劇場版名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が4月12日公開されました。シリーズ第23作にあたる本作は、怪盗キッドものにして、京極真が劇場版に初出演しています。キャッチコピーは「真実vs奇術vs蹴撃 雌雄を決する三位一体バトルミステリー」。舞台を…

劇場版名探偵コナンで本当に毎回「らあああああん」や「新一……」があるのか検証してみた。

劇場版名探偵コナンあるあるってありますよね。 「冒頭で紹介された建物が爆破する」 「阿笠博士の死んで欲しいクソ寒いダジャレクイズが必ずある」 など色々ありますが、ピンチになる蘭姉ちゃんによる「新一いいいいい」やふとした場面で新一を思い出し、「…

所謂シャドウバン、ツイッターで自分のツイートが検索で出てこない時の対処法

ツイッターでツイートしたのに何だか周りの反応が薄いなと感じる時ありませんか? もしかしてあなたのツイートは周りの人には見えていないのかもしれません。 そもそもあなたのアカウントを検索しても、存在していない人として表示されるかもしれません。 た…

初心者がブログを立ち上げてから3ヶ月経ったのでPV数など振り返ってみた

初記事が2019年1月2日なのでこのブログを立ち上げてから3ヶ月が経ち、収益化から1ヶ月半経ちました。 お正月が暇だったからという理由で始めたこのブログだったのにここまで続くとは思わなかったです。これもブログを読んでくださっている皆様のお陰です。…

クソな作品をクソクソ言いながら観るのって意外と楽しい話『けものフレンズ2』感想。

世間一般的につまらないと言われている作品ってありますよね。最近では平成最後のクソゲーと言われた『レフトアライブ』や平成最後のクソアニメと言われた『けものフレンズ2』などがありました。 確かに二作品ともつまらないと言われる理由がありまくる作品…

【レゴはレリゴーを超える】映画『レゴムービー2』感想

「自分らしく私らしく与えられた役割からの脱却」所謂レリゴー思想というのが存在する。 それは『シュガーラッシュオンライン』などのディズニーアニメでよくテーマにされる題材で今の時代のニーズに合っており、圧倒的「正しさ」がそこにはある。 そう「正…

FGOにおける嫌ならやめろは正論なのか

私も絶賛プレイしてたり休憩したりしている『Fate/Grand Order』ことFGOだが、プレイしていると色々文句の一つも出てくるゲーム及び運営だと思うが、それをいうと「嫌ならやめろ」や「文句言うならやめろ」「時間の無駄」と反発をくらうのをよく目にする。 …

スパロボにおける『機動戦艦ナデシコ 』テンカワアキト救済の歴史

『機動戦艦ナデシコ The Prince of Darkness』というアニメ映画があった。 テレビアニメ『機動戦艦ナデシコ』の続編でありながら皮肉混じりのコメディタッチで描かれていたテレビ版の作風に比べ全体的にシリアスタッチで描かれてており、賛否両論起きた映画…

ゴムゴムアクションの真骨頂!『ONE PIECE WORLD SEEKER(ワンピース ワールドシーカー)』感想

ルフィになってスパイダーマンみたいに空中を縦横無尽に飛び回りたい!! キャラゲーだって洋ゲーみたいにオープンワールドで楽しみたい!! 恐らくそんな大志を抱いて作ったのだろう(本当か?)「ONE PIECE WORLD SEEKER(ワンピース ワールドシーカー)」 …

けもフレ2騒動を見て、自分の好きな作品がネットでフルボッコに叩かれていた時どうしたらいいのだろうか

映画やアニメなど作品を観て、感動をした気持ちをSNSで共有しようとツイッター開くと何だか凄く叩かれてて寂しい気持ちになったこと、人生で1度くらいはあると思う。 逆に自分はつまらないなと冷めた感じになったのにツイッターを見るとやたら大絶賛で困…