社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

『クレヨンしんちゃん オラと博士の夏休み〜おわらない七日間の旅〜 』感想。『オラ夏』は実質『ぼくなつ』ではない。

夏が嫌いだ。 人を確実に殺しにくる温度。 玄関開けてむわぁって来る湿度の高さと熱気、それだけで出かける気が失せる。 朝のニュースで「今日は比較的過ごしやすい日ですね!」なんて言われた日でも汗だくである。 暑さに強い人の体質ってどうなってるの!…

映画モルカー4Dを体験した僕

僕「何か入場特典でモルカーボールもらった」 荷物をロッカーに入れ、座席に着席。 巨大スクリーン「それでは、映画本編始まる前にCMやります」 照明が消え、真っ暗になる劇場。 僕「何回も観た映画の予告編。流石に飽きたな」 \プイ/ 僕「!?」 \プイ/…

藤本タツキ先生読み切り漫画『ルックバック』感想

色々解釈できるけど、少なからず京都アニメーション放火殺人事件を連想させる描写があるので、まだそこまで心が回復していない人以外は、まずこの143Pある藤本タツキ先生の読切漫画『ルックバック』を読んでくれ。大丈夫、体感5分で読める。 shonenjumpplus.…

ネタバレ『竜とそばかすの姫』感想。匿名でカッコイイ事言っても無意味。爆ぜろ!って叫びを感じる

細田守監督がパンフレットで 『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』から『サマーウォーズ』と、ずっとネットを肯定的に描いてきた世界で唯一の監督だと自分で思っています(笑) と仰っていて、令和最大の「こやつめ、ハハハ」って気持ち…

映画『100日間生きたワニ』感想。「死ぬ」から「生きた」にタイトルを変えた意味を考えたい。

Twitterで発表されるマンガの中で「現実とリンクしながら100日後に死ぬシステム」という画期的な手法で話題になったあのワニの映画、『100日間生きたワニ』を公開初日に観た。 僕は正直者なので正直な事を言うが、 この映画は公開前から映画レビューサイトで…

少年ジャンプ+のオススメ読切漫画11選【ジャンプラ】

キン肉マン騒動の時に少年ジャンプ+編集長が変に口出したせいで、炎上が飛び火して「ジャンプ+はもう終わり」と一部のオタクから言われまくっていたのに、オワコンどころか『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ダンダダン』など連載陣は相変わらずの絶好調。 どれ…

震天裂空斬光旋風滅砕神罰割殺撃症候群のあなたへ。『スカーレットネクサス』感想。

「種族、国同士の争いから終盤世界滅亡の危機に」「軽いノリな奴ほど抱えてる事情が重い」「敵に一度は捕まるが脱獄する」「ボス『この世界は失敗だ』主人公『それでも必死に生きている人がいるんだ!!!』という問答」「主人公と仲が良いNPCは悲惨な死を遂…

映画『ゴジラvsコング』感想。怪獣宗教映画から怪獣WWEへ

監督を務めるアダム・ウィンガードが 『ゴジラvsコング』ではゴジラまたはキングコングのどちらかが勝者に、どちらかが敗者になる。 と公開前から宣言していて「えっ、もしかして我らが王が少し大きいだけのゴリラに負ける可能性あるの?」と戦々恐々として…

映画『夏への扉 キミのいる未来へ』感想。原作をいい感じに脱臭して観やすいけども。

子供の頃、家が貧乏だった僕は図書館で本を借りるのが大好きだった。例え本を借りなくても大量に並べられている本を見渡すだけでも楽しいひと時である。 そんな中、シンプルでありながら知的好奇心が刺激され、楚々としたタイトルに心を掴まれたのが『夏への…

映画『モータルコンバット』感想。真田広之、お前やりたい放題か

「過激な暴力表現の極みなので現在日本未発売のゲーム」の映画化。 北米でもその激しすぎるバトルと相手にトドメを刺すシリーズ定番描写である“フェイタリティ”の残虐さを理由に激しい議論を呼び、レーティング制度が誕生したきっかけにもなったゲーム史に残る…

アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』感想。明石家さんまだから、吉本が関わっているからと避けるのは少し勿体ない

「吉本興業製作」「企画・プロデュースが明石家さんま」「声優に芸人が沢山いる」「プペルにも関わったSTUDIO4℃制作のアニメ映画」「親子愛の押し売りしそうな内容で感動ポルノ臭がすごい」「”#みんな望まれて生まれてきたんやで”というTwitter広告の気持ち…

ネタバレ『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』ユフィ編感想と考察

スクエニは最後の一滴まで魔晄を吸い出し続ける神羅カンパニーの如くFF7を搾り続ける気なのかもしれない(あいさつ) リメイクなのに分割で物議を生んだ『ファイナルファンタジーVII リメイク』 『月姫』もリメイクは分割らしいので、リメイク版分割が流行っ…

『映画大好きポンポさん』感想。誰かの物語が自分の物語になる瞬間

「リアルが充実している人は映画を観ない」 という偏見を持っている。 Twitter空間にいると勘違いしてしまいそうになるが、現実では映画の話が出来る人なんて色違いポケモンぐらいの希少価値がある。 20代も後半になると会社の同期で集まっても、生まれたば…

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』感想。追憶編のお陰で今までにあったポンコツさが消えている

2012年に第1作が公開された実写映画『るろうに剣心』 2作目『るろうに剣心 京都大火編』の興行収入51億円を筆頭に漫画の実写化作品としては破格の成功をおさめた人気シリーズも、2021年6月4日より公開される『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもって、…

『バイオミュータント』感想。この世の終わりのようなローカライズとケモノ系オープンワールドの楽しさ

「なんで現実で嫌という程人類と関わっているのにゲームの世界でもホモサピエンスを操作して人類と関わらないとダメなんだ…?滅びろ人類」と常日頃思っていた僕には待望の人類が登場しないケモノ系オープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』 「ケ…

『映画 賭󠄀ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』感想。顔芸は良いが今更ダークナイトのジョーカーはきつい

『賭󠄀ケグルイ』の映画1作目を観て思わず感動して泣いたって、映画好きの同僚に話したら「え~ッあんなんで泣くの、お前」とドン引き&見下されて僕は激怒した。 泣くだろ!!!! 学校の中でカースト最下位の連中が、一斉蜂起して立ち上がるシーンに!!!…

100回死んだババア。PS5『Returnal(リターナル)』感想

100回も しんだ ババアが いました。 100回も しんで 100回も 生きたのです。 りっぱな ババアでした。 ぼくは ババアが しぬたびに 「二度とやらんわこんなクソゲー」といって 持っていたコントローラーをぶん投げました。 おしまい。 という訳で2021年4月3…

池江璃花子氏のツイートは電通の工作では?という疑惑を検証する

池江選手のツイートは政府と電通のシナリオという噂。 その発端から書いていく。 2021年5月7日21時01分に いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメン…

『New ポケモンスナップ』感想レビュー。捕食されるポケモンたち。

ポケモンスナップの1番の魅力を聞かれたら、僕は「野生ポケモンの生態系を見れるから」と答えるだろう。 本家ポケモンシリーズでは基本的に捕獲した後のポケモンとトレーナーの交流がメインである。 例えば最新作のソードシールドであったポケモンキャンプ…

『ダンダダン』読んでターボババアに興味を持った人へ。ホラー映画『高速ばぁば』のすゝめ

今、1番ホットな怪異「ターボババア」をご存知だろうか。 高速道路のトンネル内を車で走っていると、突如窓を誰かに叩かれる。振り向くと自分の車と並走する老婆がこちらを見ている、というもの。 場所は六甲山とされる場合が多い。まれに、真夜中の町内に…

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』感想。新田真剣佑というただの雪代縁

新田真剣佑といえば筋肉である。鍛え抜かれたマッスルである。 それなのに彼の甘いマスクばかり注目され、演じる役もその方向ばかり。 眼鏡の貧弱キャラとか、頭脳派キャラとか。 何か違う。甘いマスクも素晴らしいが、それだけでは彼の魅力がイマイチ引き出…

FF14プレイ日記漆黒編。ウェルリト戦役でのガイウスとがんばれがんばれおじさんについて

「俺はガンダ…Gウォリアーで行く!」 いくら発掘したからってコイツを修理出来たエオルゼアの科学技術の発展スピードがヤバすぎてあと半年ぐらい経つと「今時、野生のチョコボみたいな臭い奴にまだ乗ってるの(笑)これからはミノフスキー・イヨネスコ型核反…

ネタバレあり劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』感想。赤井一家と思いきや、灰原哀ちゃん映画だった。

元々は2020年4月17日に公開予定だったが、新型コロナウイスの影響で2021年4月16日に延期し 更に延期した公開日のタイミングでコロナ流行第四波が来そうな雰囲気。 本作の舞台である世界最大のスポーツの祭典 「WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)」の元ネ…

『アオのハコ』読んで絶望し、三浦糀先生の過去作読んで希望を見出した話

「過去にしがみついて前進するのは、鉄球のついた鎖をひきずって歩くようなものだ。」 これは20世紀米国の小説家ヘンリー・ミラーの名言である。 「過去に固執してはいけない。そこから離れて、何か新しい事を始めてみよう」という意味合いだが、そんなこと…

『FANTASIAN(ファンタジアン)』感想「さようなら、全てのテラバトル」

FFシリーズの生みの親である坂口博信が本気で挑んだスマートフォン向けRPG『テラバトル』の熱狂を未だに忘れられない。 パスドラや白猫の人気が少し落ち着いた2014年の10月9日にサービス開始され、ダウンロードスターターというDL数によって著名人が参加した…

『バランワンダーワールド』感想。独特な世界観とPS2時代を思い出すゲーム性。

日本のゲーム会社最大手の一つであるスクウェア・エニックス、ゲームディレクターに「ソニック」の生みの親である中裕司氏、キャラクターデザインは『ナイツ』などで知られる大島直人氏という豪華メンバーが手を組んだ『バランワンダーワールド』 ただ、本作…

映画『JUNK HEAD(ジャンクヘッド)』感想。モルカーとは一味違うストップモーションアニメの醍醐味

映画を観ていると異常なまでの熱量を感じる事がある。 その熱量とは天元突破するような熱い展開という意味でもなく 涙が出てくるような滾る物語という意味でもない。 それは 狂気を感じる程の壮大で作りこまれたディテールだったり、 撮影に途方も無い手間が…

ネタバレあり映画『モンスターハンター』感想。変な映画である。

僕は所謂「ゆうたプレイヤー」だった。 甘ったれた人間なので他の人に寄生してクエストをクリアしたりしていた。 2乙してしまい、他の人がクリアするまでホームで待機していた事すらあった。 ただ、そんな行いが出来るのはゲームだからだ。 現実では乙=死。…

「NHKプロフェッショナル庵野秀明監督」とかいうシンエヴァ解答編について

庵野監督はあまり表舞台に出てこない人だ。 特にテレビ出演なんて宮崎駿監督のドキュメンタリー番組の時にちらりと数分映る程度しか知らない。 僕が想像する庵野監督像はどうしても島本和彦先生による『アオイホノオ』漫画兼ドラマになってしまう。あの変わ…

ゲロゲロに酔いながらバイオ7をクリアした話

三半規管クソザコオスオトナなのでゲームは好きだけどすぐに酔ってしまう。 頭の奥の鈍い痛み。胃の不快感。止まらない吐き気。一日が体調不良で終わる絶望感。ゲロゲロである。 「3D酔い」というのは文字どおり、3Dゲームを遊ぶことで、頭痛や吐き気といっ…