社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

漫画

2022年に発売された1巻&短編集で面白かった、オススメする漫画25選

2022年も終わりそうなので読んだ漫画の中で今年単行本1巻が出たばかりの「個人的これから来る(た)!」漫画を紹介していこうと思う。 鍋に弾丸を受けながら 鍋に弾丸を受けながら 1 (カドカワデジタルコミックス) 作者:森山 慎 KADOKAWA Amazon 「二次元…

『チェンソーマン』藤本タツキ先生が影響受けた、オススメしている作品【漫画編】

もはや説明不要。今もっとも勢いのある漫画家といえば藤本タツキ先生で異論はないと思う。 その藤本タツキ先生は週刊少年ジャンプの誌面で講談社の漫画雑誌「モーニング」で連載していた『えの素』の葛原さんを登場させたり ジャンプを同人誌だと勘違いして…

藤本タツキ読み切り漫画『さよなら絵梨』感想。『ルックバック』を踏まえて

文句は沢山あったけど、中々見ない尖り方をしていて驚きの方が大きかった。 確かに幼い作品だとは思うけど、……でも200Pあったのに飽きずに読めたし どこまで事実か創作かわからない所も僕には良い混乱だった そんな漫画はなにか。 それは藤本タツキ先生読…

清楚な女子がギャルになる漫画『白金あずさは頭を打ってギャルになる』感想。

一時期インターネットを見ているとやたら視界に入ってくる漫画広告「自称サバサバ系女」が最近あまり見かけなくなって平穏を獲得できたと思ったら今度は 「ゾンビにあふれた世界で主人公だけがゾンビからスルーされる体質なので人助けをするが、その対価とし…

漫画『メイドさんは食べるだけ 』感想。可愛い子が美味しそうに食べる。それだけでいい。

コロナ禍のお盆休み。 不要不急かを自己判断した結果、帰省もせず家でダラダラしているだけ。 仕事の緊張感が解け、頭痛に襲われながら天上のシミを眺めるだけで何もしない。 そんな圧倒的勝者である自分へのご褒美としてスーパーでそこそこ高級のステーキ肉…

クソ広告で最近よく見る漫画『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』を実際に読んだ感想

一時期インターネットを見ているとやたら視界に入ってくる漫画広告「自称サバサバ系女」が最近あまり見かけなくなって平穏を獲得できたと思ったら今度は 「ゾンビにあふれた世界で主人公だけがゾンビからスルーされる体質なので人助けをするが、その対価とし…

漫画『高校生家族』感想と実写キャスト予想。何歳になっても青春は終わらない

週刊少年ジャンプの青春漫画と言えばあなたは何を浮かべるだろうか。 『SLAM DUNK』『ハイキュー!! 』『SKET DANCE』『シューダン!』『青春兵器ナンバーワン』『To LOVEる -とらぶる-』『くらげ中二』『魁!!男塾』等だろうか。 創刊52周年を迎える週刊少年…

藤本タツキ先生読み切り漫画『ルックバック』感想

色々解釈できるけど、少なからず京都アニメーション放火殺人事件を連想させる描写があるので、まだそこまで心が回復していない人以外は、まずこの143Pある藤本タツキ先生の読切漫画『ルックバック』を読んでくれ。大丈夫、体感5分で読める。 shonenjumpplus.…

少年ジャンプ+のオススメ読切漫画11選【ジャンプラ】

キン肉マン騒動の時に少年ジャンプ+編集長が変に口出したせいで、炎上が飛び火して「ジャンプ+はもう終わり」と一部のオタクから言われまくっていたのに、オワコンどころか『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ダンダダン』など連載陣は相変わらずの絶好調。 どれ…

『アオのハコ』読んで絶望し、三浦糀先生の過去作読んで希望を見出した話

「過去にしがみついて前進するのは、鉄球のついた鎖をひきずって歩くようなものだ。」 これは20世紀米国の小説家ヘンリー・ミラーの名言である。 「過去に固執してはいけない。そこから離れて、何か新しい事を始めてみよう」という意味合いだが、そんなこと…

ジャンプ漫画『SWORD BREAKER(ソードブレイカー)』感想。

『鬼滅の刃』の特徴 週刊少年ジャンプで連載していた グダグダ引き延ばす展開なく、最後までスピーディーに突き抜ける コロナの中、大ヒット 心優しき主人公 敵は人を喰らう残虐非道な存在だが、元々は人であり哀しい過去がある 敵のボスが己の手で自分達の…

【タイパラ】『タイムパラドクスゴーストライター』感想とこれからの展開妄想

週刊少年ジャンプ2020年24号、『鬼滅の刃』の完結と同時に始まった新連載である『タイムパラドクスゴーストライター』(以下、『タイパラ』)(このタイパラは残念ながら『聖闘士星矢』のタイタン×パラスのカップリングのことではない。) 今回は本作につい…

『サクラテツ対話篇』感想。藤崎竜先生によるソクラテス哲学

退屈な日常に憂鬱を覚えて、非日常に強く憧れるヒロインの前にある日いきなり宇宙人や未来人、神様などが現れて勢力争いを繰り広げる中で、主人公の男子高校生がそれに巻き込まれるというSF作品と言えば何だろうか。そう、皆さんご存知である『涼宮ハルヒの…

ジャンプ漫画『デモンズプラン』感想。魅力はカイリキーだけじゃない

ジャンプ戦線審美眼が高次元の諸君なら、新連載1話目で、その漫画が大ヒットするか、打ち切りになるのか「読む」ことが出来るだろう。 私も自分で言うのも何だが、ジャンプ戦線審美眼の高次元ホルダーであり、今までも数多くのジャンプ漫画を1話目で「更新…

「マジいいシーンなんすよ」に象徴される『ONE PIECE』のコラボやスピンオフ、宣伝CMの歴史

バスターコールステマ騒動はご存知だろうか nlab.itmedia.co.jp 端的に説明すると 漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の非公式アートプロジェクトと称する「BUSTERCALL(バスターコール)」が非公式ではなく、ジャンプ編集部主導の公式企画だったということ。 …

『くらげ中二』という昔ジャンプに連載していたクラゲ漫画

週刊少年ジャンプと言えばやはり「打ち切り漫画」だろう。 数多くの漫画が大ヒットを夢見て連載を始め、あの週刊少年ジャンプに連載したという思い出だけ作って打ち切られる。 そんなあまりにも悲しい現実。夢の果て、野望の墓、人生の捨て場でもある週刊少…

シャークネードだけじゃない!漫画『チェンソーマン』感想。レゼ編の完成度に感動した話

「チェーンソー」「サメ」「トルネード」「爆弾」と言えばなんだろうか。 そう、みんな大好き国民的サメ映画『シャークネード』である。 サメ映画と言えば、チェーンソーがサメの好敵手なのがお決まりだった訳ですが、チェンソーマンでは台風&爆弾コンビと戦…

漫画「姫様”拷問”の時間です」感想。ちょろい姫様がクセになる。

「くっ、殺せ!」という展開をご存知だろうか。 美しい姫、王女という身分にありながら、自ら武装して戦場に立つ戦乙女のような存在が敵に捕まり、尊厳を破壊され、人に見せられない顔にされて陥落してしまうという展開のことである。 大体エロ展開になって…

漫画『マイ・ブロークン・マリコ』感想

5年前、大学時代の友人が自殺した。 当時の私は社畜として忙しく、悲しくなる暇も余裕もなく、「死んだ」という事だけズシリと身体に響かせながら目の前の仕事に没頭した。 そして今年、年始の休みの間に時間を合わせて、大学の友達たちと墓参りを実行。 私…

【ONE PIECE考察】ワンピースの正体はジョイボーイの航海日誌説

以前書いたワンピース=巨大惑星宇宙船説 そこから見方を変えたら、別の可能性が自分の中で溢れてきたので書いていきたい。 つまりワンピースの正体はジョイボーイの航海日誌説だ ルフィが笑うかどうか 最後に ルフィが笑うかどうか 物語のカタルシスを考え…

『チェンソーマン』感想。阿呆なデンジによる暴力的で見やすいコマ割りと独特な台詞回し

スラスラ読める漫画ってどういう漫画だろうか。 セリフ量が適切であったり、絵の見やすさ分かり易さだったり、物語の展開に違和感を覚えるかどうかだったりするが、個人的には「コマ割り」が重要な要素だと考えている。 この「コマ割り」こそが漫画にしか出…

【ONE PIECE考察】ワンピースの正体は宇宙船説

連載が20年以上になり、遂に終わりが見えてきた国民的漫画『ONE PIECE』 そして、誰もが気になるのがワンピースの正体だと思うが、私はここで「宇宙船」説を推したいと思う。今から理由を書いていく。 ラフテル(笑い話) 宇宙を匂わす伏線 ラフテル(笑い…

ジャンプ名作漫画『斬』について語りたい。

あの画力でジャンプ漫画家になれるのかって全国の少年達に夢を与えた事で有名な漫画 『斬』 (C)『斬』第一巻 2006年に「週刊少年ジャンプ」34号から52号にて連載された杉田尚先生による学園武侠バトル漫画。全18話で単行本2巻で完結(恐らく打ち切り) …

ジャンプ名作漫画『タカヤ -閃武学園激闘伝-』『タカヤ-夜明けの炎刃王-』について語りたい。

「よっしゃあああツッ!THE ENDォォ!!」で有名な『タカヤ-夜明けの炎刃王-』そして『タカヤ -閃武学園激闘伝-』について今回は語りたい。 (C)「タカヤ-夜明けの炎刃王-」 タカヤと言えば、このあまりにもインパクトのある衝撃的な最終回や、途中でタイトル…

【ワンピース嫌いなオタクにも読んで欲しい】漫画『恋するワンピース』のススメ【隠れてない狂気】

ネットでイキっているオタクはワンピースが嫌い。 そんな雰囲気のまま平成が終わり、令和が始まった今、ワンピース嫌いなオタクやワンピース大好きなオタクにも勧めたい漫画がある。『恋するワンピース』である。 中身は決して「これが泣けたなぁ、マジいい…