社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

映画

映画『ルパン三世 THE FIRST』感想。3DルパンVSムスカのなり損ないおじいちゃん

記憶に新しい山崎貴監督作品『ドラゴンクエストユア・ストーリー』の最後の展開が衝撃的過ぎて、夏頃から本作『ルパン三世 THE FIRST』の不安の声や、ネットの悪い層からの期待の声は少なくなかった。 ただ、安心して欲しい。次元が最後、ルパンに銃口向けて…

アニメ映画『HUMAN LOST 人間失格』解説と感想。19時間労働はやり過ぎ。

「恥の多い生涯を送ってきました。」 という一文があまりにも有名な1948年に太宰治が発表した『人間失格』 太宰治の代表作ともいえる作品であり、この作品を書き上げた1ヶ月後に愛人・山崎富栄と入水自殺をしたことも有名。まさに彼の遺作とも言える。 そん…

アニメ映画『フラグタイム』感想。巨大百合感情大爆発映画

「孤独になりたい反面、そこに入ってきてくれる人を求めていた」 昨今、百合オタクによる安易な百合認定により燃え上がりがちな映画界隈において正真正銘の「百合」がやってきた。 想いがビックバンする巨大百合感情大爆発映画であるアニメ映画『フラグタイ…

映画『アナと雪の女王2』感想。こういう続編で良いんだよ。

このブログにステマはございません。 ただ、いつでもディズニーさんからのラブコール(お金)待ってますという事だけ最初に書いておきたい。 それでは駄文ではございますか、私のアナ雪2の感想をどうぞ。 "なぜエルサは特別な力を持っているのか?” これが本…

映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』感想。ドーン!バーン!物理!痛い!系ホラーの真骨頂

まず初めに言っておきたい事がある。この映画は人体損壊描写をとても派手に、とてもリアルに描いており、大変グロい。 予告CMでもあった電灯が割れ、破片が女性の目に突き刺さり、それを素手で必死に眼球から引き抜こうとするシーンがあるのだが、観てて大変…

実写映画『地獄少女』感想。白石晃士監督による見事な百合映画

実写映画『地獄少女』は百合映画である。 こういう事を書くとま〜た百合オタクが軽率に百合認定しているよと叩かれるかもしれないが、本当に百合映画なんですよと叫びたくなる。因みに先日公開した『ターミネーター:ニュー・フェイト』も百合映画です。本当…

映画『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』ネタバレ感想とエミリアの過去を時系列に整理

2016年、日本のみならず海外でも大きく話題を呼んだTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』 第二期も製作決定し、恐らく2020年度の間には放送されるだろうと予測している。 『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメーション《第2期》製作決定 本作はそん…

『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』感想。

星は歌う、という事をあなたはご存知だろうか。 わかりやすく言うと、恒星は恐らく、歌います。しかし、音は宇宙に伝播することができないので、誰もそれを聴くことはできません(この「音」は10億ヘルツ以上の周波数で、人間の耳では聞こえないのだ) 『映…

『ITイットTHE ENDそれが見えたら終わり』感想。ペニーワイズは梅沢富美男を目指せ。

ペニーワイズと言えば、下水道に住んでいるよく分からないモノをオススメしてくるおっさんだと思われたり、この前の大型台風が来たときは下水道が氾濫したので、流されていないかと犬や猫と同じような感覚で日本国民から心配されたりして、本来のホラーアイ…

アニメ映画『キミだけにモテたいんだ。』感想。秋元康×岡田麿里×乙女=無限大

口にするのが恥ずかしい映画のタイトルって今までも沢山あったが、「キミだけにモテたいんだ。」のパンフレット一部くださいってスタッフに言うのも中々難易度高い。恥ずかしくて小声の早口で言っちゃってスタッフに「え」って聞き返された時は羞恥の極まり…

映画『スペシャルアクターズ』感想。

まずは黙ってこの映像を観てほしい。 『スペシャルアクターズ』特報 10月18日(金)全国公開 上田慎一郎監督やっちまったな!と言いたくなるような映像であり、出来が不安になってしまう予告だ。 それでも、あの『カメ止め』の監督だし、そんな酷い出来はな…

映画『空の青さを知る人よ』感想。異性愛?百合?いいえ姉妹愛です!

想像してみて欲しい。 山々に囲まれたド田舎の人気の少ない寂れたお堂に、小学五年生という多感な年頃の男子が、好意を寄せている可愛く年上でパンツ見せる事にも無頓着な女の子と放課後、夜遅くまで二人きりで過ごすことが多い環境がどれほど天国で地獄なの…

映画『ジョーカー(Joker)』感想。心から笑顔になれる見事な爽快感

世界の批評家たちが絶賛し、ベルリン国際映画祭にて最高賞にあたる金獅子賞を受賞しながらも、その内容から賛否両論を巻き起こしている問題作『ジョーカー(Joker)』 この映画を観る前、ネットでは「観るとしんどくなる」「辛い」「哀しい」「メンタルが不…

映画『アナベル 死霊博物館』感想。マッケナ・グレイスが天使過ぎて悪魔が目に入らない。

(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved 予告を観た時点でアチャーってなってしまう事で有名な映画『アナベル 死霊博物館』 本作は、著名な超常現象研究家であるウォーレン夫妻が主人公のホラー映画「死霊館」シリーズの中でも大人気キャラであり、…

アニメ映画『HELLO WORLD』(ハローワールド)感想。京都タワーはブン投げる為にある

「この物語はラスト1秒でひっくり返る」は流石に言い過ぎではないかと観る前から不安になり、『海獣の子供』『天気の子』『プロメア』『スパイダーバース』など作画も演出もクオリティが化け物なアニメ映画が続出している2019年のアニメ映画界で「このC…

実写映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』感想

こんなに心の声で喋りまくる映画観たことない。新感覚の映画こと実写映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』 心の声ってやはり漫画的表現というか実写だと違和感ありますね。ただ、かぐや様演じている橋本環奈さんは福田作品常連という事もあ…

映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想!めぐみん無双!ゆんゆん伝

『このすば』の魅力とはなんだろう。 一見、平和な異世界でありながら死がすぐ近くにあるそんな世界観なのか。 元引きこもりニートで欲望に対して忠実であり、見ていて清々しい下種さと隠しきれない小物感。しかし、ごく僅かだが確かにある正義感と男気でギ…

映画『二ノ国』感想。脳筋クソザコ暗黒騎士は今日も支離滅裂

ジブリ映画を雰囲気そのままゲームとして動かせる事を強みとした『二ノ国』を映画にしたら意味ないのでは。 そんな疑惑をもったまま観た本作。 感想は、分かりやすく言うといつもの日野脚本。 暗殺にも使えるし、世界征服にも使える殺戮マシンが子供たちの間…

【ネタバレあり】映画 『イソップの思うツボ』感想。カメは歩みを止めない。

SNSを中心とした口コミでインディーズ映画としては異例中の異例の興行収入31億円を突破する大ヒットを記録し、もはや社会現象と化していた超話題作『カメラを止めるな!』 その監督であった上田慎一郎、スチールを手がけた浅沼直也とスピンオフ『ハリウッド…

ドラクエの映画で起きた「SNS夏のネタバレ祭り」で思うこと

「映画自体は観たことなくてもオチはSNSなどで何となく知っている」映画で有名になった『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』 この現象は「令和のシックス・センス」と言っても過言では無いと思う。 ではなぜみんなが『ドラゴンクエスト ユア・ストーリ…

映画『ワンピース スタンピード』感想。20年間走り続けたワンピだからこそ出来る奇跡の集大成

正直、『スタンピード』というタイトル聞いた時は結構不安だったんですね。なぜなら尾田先生が監修するようになった『ワンピース フィルム ストロングワールド』から『ワンピース フィルム ゼット』『ワンピース フィルム ゴールド』とタイトルにフィルムが…

映画『ワイルド・スピードー/スーパーコンボ』感想。暴力回数数えてみた。

スーパーコンボってタイトル聞いたとき、知能指数低いタイトルだなぁ~と思っていたのですが、実際に観てみるとタイトルに名前負けしない知能指数低さで、相変わらず『ワイルド・スピード』シリーズのタイトル考えてる人天才だなと頭が上がらない日々。 常時…

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』感想。大人になれない僕たちにオカンが説教しにくる映画

『ドラゴンクエストⅤ/天空の花嫁』を3DCGで映画化。総監督は「ドラ泣き」で有名な『STAND BY ME ドラえもん』の監督でもあった山崎貴さん。『ドラクエ』と山崎貴さんという約束された成功だと思われていた本作だったハズだが、実際に劇場で観てみると上映後…

映画『天気の子』感想。シン・新海誠汁、度数100%に気持ち良く酔える大傑作

悲惨な事件があった。 テレビやネットでは連日その話題で持ちきりで、何とも言えない負の感情が僕を支配していた。それは決して怒りや憎しみで心が燃え上がっているのではない。ただただ、巨大なマイナスの感情に身体中が覆われ、どうしようもない無気力さに…

ポケモン映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』感想。オリジナル映画VSコピー映画とそのメタ的手法

いくら名作とは言え何で今更『ミュウツーの逆襲 』を3DCGでリメイクするんだろう。もしや、今度発売されるポケモン新作ゲームのソードシールドから幻ポケモン登場のサプライズでもあるのでは!?もしかしてミュウとミュウツーが戦っている間に割り込んだ…

「not for me」でもあり「救い」でもある映画『トイ・ストーリー4』感想

「あなたはまだ、本当の『トイ・ストーリー』を知らない」と言ってくる日本語版キャッチコピーに対して、「お前が俺の『トイ・ストーリー』の何を知っている!!?」と大人げなくぶち切れるぐらい『トイ・ストーリー』シリーズには思い入れが深い。 なぜなら…

「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」映画『Diner ダイナー』感想

「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」 映画館行く度に藤原竜也のこの絶叫を聞かされる日々からようやく解放されました。 結構、映画館行くタイプだったのですが、毎回「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」って聞かされるのも今となっては良い思い…

リア充映画を波で超えたモノ。映画『きみと、波にのれたら』感想。

リア充とアニメの相性って悪くね? そんな私の考えをぶっ壊すこの映画『きみと、波にのれたら』 正直お話の大筋は予告が全てで、非常に真っ直ぐな作りになっているし、湯浅監督の過去作のような独特な臭みは完全に波に流されており、良くも悪くも非常に綺麗…

無能イケメン筋肉とエイリアンの化学反応。映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』感想

「知ってる? スティーヴン・スピルバーグもシルヴェスター・スタローンもデニス・ロッドマンもみんな地球人じゃなくエイリアンらしいよ」 そんな無茶苦茶で愛おしい世界観の構築に成功し、大ヒットシリーズとなった『メン・イン・ブラック』シリーズ。 私も…

【2001年宇宙の旅を原液のまま一気飲み】映画『海獣の子供』感想

大昔に『2001年宇宙の旅』という名作SF映画があったのですが、これがまた中々難解な内容と素晴らしい映像美の映画で、後生の作品に多大な影響を与えた。 この『海獣の子供』は『2001年宇宙の旅』をこの令和の時代に全く薄める事をせず原液のままで…