社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

映画

映画『空の青さを知る人よ』感想。異性愛?百合?いいえ姉妹愛です!

想像してみて欲しい。 山々に囲まれたド田舎の人気の少ない寂れたお堂に、小学五年生という多感な年頃の男子が、好意を寄せている可愛く年上でパンツ見せる事にも無頓着な女の子と放課後、夜遅くまで二人きりで過ごすことが多い環境がどれほど天国で地獄なの…

映画『ジョーカー(Joker)』感想。心から笑顔になれる見事な爽快感

世界の批評家たちが絶賛し、ベルリン国際映画祭にて最高賞にあたる金獅子賞を受賞しながらも、その内容から賛否両論を巻き起こしている問題作『ジョーカー(Joker)』 この映画を観る前、ネットでは「観るとしんどくなる」「辛い」「哀しい」「メンタルが不…

映画『アナベル 死霊博物館』感想。マッケナ・グレイスが天使過ぎて悪魔が目に入らない。

(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved 予告を観た時点でアチャーってなってしまう事で有名な映画『アナベル 死霊博物館』 本作は、著名な超常現象研究家であるウォーレン夫妻が主人公のホラー映画「死霊館」シリーズの中でも大人気キャラであり、…

アニメ映画『HELLO WORLD』(ハローワールド)感想。京都タワーはブン投げる為にある

「この物語はラスト1秒でひっくり返る」は流石に言い過ぎではないかと観る前から不安になり、『海獣の子供』『天気の子』『プロメア』『スパイダーバース』など作画も演出もクオリティが化け物なアニメ映画が続出している2019年のアニメ映画界で「このC…

実写映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』感想

こんなに心の声で喋りまくる映画観たことない。新感覚の映画こと実写映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』 心の声ってやはり漫画的表現というか実写だと違和感ありますね。ただ、かぐや様演じている橋本環奈さんは福田作品常連という事もあ…

映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想!めぐみん無双!ゆんゆん伝

『このすば』の魅力とはなんだろう。 一見、平和な異世界でありながら死がすぐ近くにあるそんな世界観なのか。 元引きこもりニートで欲望に対して忠実であり、見ていて清々しい下種さと隠しきれない小物感。しかし、ごく僅かだが確かにある正義感と男気でギ…

映画『二ノ国』感想。脳筋クソザコ暗黒騎士は今日も支離滅裂

ジブリ映画を雰囲気そのままゲームとして動かせる事を強みとした『二ノ国』を映画にしたら意味ないのでは。 そんな疑惑をもったまま観た本作。 感想は、分かりやすく言うといつもの日野脚本。 暗殺にも使えるし、世界征服にも使える殺戮マシンが子供たちの間…

【ネタバレあり】映画 『イソップの思うツボ』感想。カメは歩みを止めない。

SNSを中心とした口コミでインディーズ映画としては異例中の異例の興行収入31億円を突破する大ヒットを記録し、もはや社会現象と化していた超話題作『カメラを止めるな!』 その監督であった上田慎一郎、スチールを手がけた浅沼直也とスピンオフ『ハリウッド…

ドラクエの映画で起きた「SNS夏のネタバレ祭り」で思うこと

「映画自体は観たことなくてもオチはSNSなどで何となく知っている」映画で有名になった『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』 この現象は「令和のシックス・センス」と言っても過言では無いと思う。 ではなぜみんなが『ドラゴンクエスト ユア・ストーリ…

映画『ワンピース スタンピード』感想。20年間走り続けたワンピだからこそ出来る奇跡の集大成

正直、『スタンピード』というタイトル聞いた時は結構不安だったんですね。なぜなら尾田先生が監修するようになった『ワンピース フィルム ストロングワールド』から『ワンピース フィルム ゼット』『ワンピース フィルム ゴールド』とタイトルにフィルムが…

映画『ワイルド・スピードー/スーパーコンボ』感想。暴力回数数えてみた。

スーパーコンボってタイトル聞いたとき、知能指数低いタイトルだなぁ~と思っていたのですが、実際に観てみるとタイトルに名前負けしない知能指数低さで、相変わらず『ワイルド・スピード』シリーズのタイトル考えてる人天才だなと頭が上がらない日々。 常時…

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』感想。大人になれない僕たちにオカンが説教しにくる映画

『ドラゴンクエストⅤ/天空の花嫁』を3DCGで映画化。総監督は「ドラ泣き」で有名な『STAND BY ME ドラえもん』の監督でもあった山崎貴さん。『ドラクエ』と山崎貴さんという約束された成功だと思われていた本作だったハズだが、実際に劇場で観てみると上映後…

映画『天気の子』感想。シン・新海誠汁、度数100%に気持ち良く酔える大傑作

悲惨な事件があった。 テレビやネットでは連日その話題で持ちきりで、何とも言えない負の感情が僕を支配していた。それは決して怒りや憎しみで心が燃え上がっているのではない。ただただ、巨大なマイナスの感情に身体中が覆われ、どうしようもない無気力さに…

ポケモン映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』感想。オリジナル映画VSコピー映画とそのメタ的手法

いくら名作とは言え何で今更『ミュウツーの逆襲 』を3DCGでリメイクするんだろう。もしや、今度発売されるポケモン新作ゲームのソードシールドから幻ポケモン登場のサプライズでもあるのでは!?もしかしてミュウとミュウツーが戦っている間に割り込んだ…

「not for me」でもあり「救い」でもある映画『トイ・ストーリー4』感想

「あなたはまだ、本当の『トイ・ストーリー』を知らない」と言ってくる日本語版キャッチコピーに対して、「お前が俺の『トイ・ストーリー』の何を知っている!!?」と大人げなくぶち切れるぐらい『トイ・ストーリー』シリーズには思い入れが深い。 なぜなら…

「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」映画『Diner ダイナー』感想

「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」 映画館行く度に藤原竜也のこの絶叫を聞かされる日々からようやく解放されました。 結構、映画館行くタイプだったのですが、毎回「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だっ!」って聞かされるのも今となっては良い思い…

リア充映画を波で超えたモノ。映画『きみと、波にのれたら』感想。

リア充とアニメの相性って悪くね? そんな私の考えをぶっ壊すこの映画『きみと、波にのれたら』 正直お話の大筋は予告が全てで、非常に真っ直ぐな作りになっているし、湯浅監督の過去作のような独特な臭みは完全に波に流されており、良くも悪くも非常に綺麗…

無能イケメン筋肉とエイリアンの化学反応。映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』感想

「知ってる? スティーヴン・スピルバーグもシルヴェスター・スタローンもデニス・ロッドマンもみんな地球人じゃなくエイリアンらしいよ」 そんな無茶苦茶で愛おしい世界観の構築に成功し、大ヒットシリーズとなった『メン・イン・ブラック』シリーズ。 私も…

【2001年宇宙の旅を原液のまま一気飲み】映画『海獣の子供』感想

大昔に『2001年宇宙の旅』という名作SF映画があったのですが、これがまた中々難解な内容と素晴らしい映像美の映画で、後生の作品に多大な影響を与えた。 この『海獣の子供』は『2001年宇宙の旅』をこの令和の時代に全く薄める事をせず原液のままで…

死ぬ前にゴジラに踏まれたい。映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想。怪獣賛歌と狂人ドラマ

私が映画館で初めて観た映画は『ゴジラVSキングギドラ』だった。 それ以来、私は平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)と共に育ったと言っても過言ではない。 そんな私はゴジラに憧れ、「ぎゃおぉーーん、ぐぁおん!」と文字にするのが非常に難しいゴジラの鳴き…

映画『貞子』感想。日本が誇るホラーアイコンの終わりと棒読みババァ

1998年、邦画界においてホラージャンルに新たなムーブメントを巻き起こす作品が現れた。日本の原点たる怪談にも似たテイストを備えながら、ジメジメと陰湿で寄り添うような恐怖が日本中へとヒットの輪が広がった、中田秀夫監督の『リング』だ。 “見た者は1週…

ゴジラの永遠の好敵手、キングギドラの歴史と戦績を振り返る

キングギドラ、それはゴジラの永遠のライバルにして、金星にあった高度な文明を3日間で滅ぼす程の宇宙怪獣だったり、メカ化したり、高次元怪獣になったり、様々な変化を伴いながらゴジラを苦しめてきた最大の敵とも言える。ゴジラのライバルと言えばギドラと…

【ドラマ版スカッとジャパン】映画『コンフィデンスマンjp』感想【ネタバレなし】

映画観客上級者である私は予告で長澤まさみさんが「みんなまんまと騙されたでしょ~」と思いっきり笑顔で言ってるもんだから観る前からこれ敵の思惑通りに見えて実は最後の最後に長澤まさみさんがすべて私の計画通り~と言ってどんでん返しがあるんだろうな…

ポケモン初代世代直撃の映画『名探偵ピカチュウ』感想。それはまるで夢のような

初報の時は全体的に「気持ち悪い」や「怖い」などの声が大きかったけど、公開前に映画『ソニック・ザ・ムービー』という本物の奴の予告が発表され「なにこれ80年代の作品?」「本当に気持ち悪い」「こういう所セガ」「任天堂と比べてセガは」と酷評された…

FF15イズムなロードムービー『バースデー ワンダーランド』感想

『アベンジャーズエンドゲーム』と公開日が被ってしまったため、恐ろしく空気なアニメ映画『バースデー ワンダーランド』 監督は『クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』などの色々な作品を世に送り出してきた原恵一監督。キャラク…

夢の終わり、人生の始まり『アベンジャーズ/ エンドゲーム』感想

遂に『エンドゲーム』を鑑賞してしまいました。昨年の2018年で、MCUは10周年。11年目に到達したこの2019年、『アベンジャーズ』シリーズの一旦の「完結」を迎える本作 それはただの終わりではない。前人未到の、もはや『アイアンマン』から続く「最も成功し…

令和でも続く家族のカタチ『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』感想

平成最後のクレヨンしんちゃん映画に、昭和と平成を扱った『オトナ帝国』を下敷きにして、令和、そしてそこから先の時代でも変わらない家族の絆を描いていくぞという意気込みを感じる傑作映画『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし…

ホラー色を吹き飛ばす我らがヒーロー!映画『シャザム』感想

マークストロングも博士って呼ばれてたし劣等感をバネに頑張ったんだろうけど、父と兄は髪の毛ふっさふさなのに自分だけ禿げ上がってるし…そりゃ嫉妬もするし闇落ちもするよねって話の映画『シャザム』の感想を書いていきます。 作品のカラーを変えるシャザ…

最後の最後で全てがひっくり返る劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』感想

『劇場版名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が4月12日公開されました。シリーズ第23作にあたる本作は、怪盗キッドものにして、京極真が劇場版に初出演しています。キャッチコピーは「真実vs奇術vs蹴撃 雌雄を決する三位一体バトルミステリー」。舞台を…

劇場版名探偵コナンで本当に毎回「らあああああん」や「新一……」があるのか検証してみた。

劇場版名探偵コナンあるあるってありますよね。 「冒頭で紹介された建物が爆破する」 「阿笠博士の死んで欲しいクソ寒いダジャレクイズが必ずある」 など色々ありますが、ピンチになる蘭姉ちゃんによる「新一いいいいい」やふとした場面で新一を思い出し、「…