社会の独房から

映画やゲーム、小話など。

映画

映画『浅田家!』感想。二宮くんのあの表情が忘れらない

(C)2020「浅田家!」製作委員会 二宮くんのこの表情が頭の片隅からずっと消えなかった。 初めてこのシーンを見たのは映画館の予告CM。 「観た人全員を感動させまっせ!」みたいなスタンスの予告は好きではないが、このシーンだけはずっと頭の中の片隅にこび…

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者たち』感想。約21年ぶりのぶりぶりざえもん最高

『爆発!温泉わくわく大決戦』を最後に声優だった塩沢兼人さんが亡くなられた為、声ありでの出演がなかったぶりぶりざえもん。 そのぶりぶりざえもんが約21年ぶりにスクリーンに帰ってくる 僕は子供の頃に『ヘンダーランドの大冒険』とか『電撃!ブタのヒヅ…

ホラー映画『事故物件 恐い間取り』感想。

ドラえもんの映画を観たかっただけなのに、『事故物件』のコラボCMでクロちゃんの気持ちの悪い映像を観せられる映画館が一番の事故物件になってしまった。 (c) 2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会 「事故物件」 それは殺人、自殺、孤独死、無理心中……な…

『2分の1の魔法』感想。この映画に「全力少年」は合ってなくねって話

ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』を観ました。 映画自体はとても面白くて、近年のディズニー/ピクサー映画の中でも好きです。 私は吹き替え版を観たのですが(というか吹き替えしかやってない) 主役の兄弟を演じる志尊淳さんと城田優さんのコンビ…

映画『透明人間』を観て香取慎吾主演のドラマ『透明人間』を思い出した話と感想

人生で1度ぐらい「透明人間になったら」と薄っすらボンヤリとした妄想をした事があると思う。 私はある。 やはりまずは覗きだ。 女湯、更衣室、女性の部屋などなど。 多感な中学生時代に1度は妄想してしまった人は多いだろう。 次に侵入。 覗きと似ている…

映画『ソニック・ザ・ムービー』感想。ビデオゲーム原作映画1位を目指して

アメリカ国内における興行収入が1億4,575万ドル(約160億円)に達し、『名探偵ピカチュウ』を抜き、アメリカで最も売れたビデオゲーム原作映画になった『ソニック・ザ・ムービー』 その結果に浜村通信も大喜びしていたが、世界興行収入ではコロナの影響で急…

『「犬鳴村」恐怖回避ばーじょん 劇場版』感想。

悪ノリはYouTube動画ぐらいの尺が丁度いい。 「犬鳴村」恐怖回避ばーじょん 劇場版 ©2020 「犬鳴村」製作委員会 興行収入13.7億円突破、動員100万人超えとなった『犬鳴村』 その宣伝の施策として「怖くない加工」を施した「恐怖回避ばーじょん」を1月にSNSで…

映画『ファイナルファンタジー』感想。FF映画というよりガイア理論宗教映画

制作費は約160億円だったが、興行収入は世界で約30億程度。 結果的に約140億前後の大赤字を出して、あのギネスブックに興行赤字の例として記載されてしまったことでも有名な本作。 それ自体は仕方ないが、その余波が私が当時楽しみにしていたアニメ『FF:U ~…

映画『ひきこさんVS貞子』感想。

もはや1つのジャンルとして定着した「VS映画」モノ。 『エイリアン VS プレデター』の大ヒットから派生したこれらの作品は『リンカーン VS ゾンビ』という意外に真面目なB級映画や『メガ・シャーク VS ジャイアント・オクトパス』というド直球のB級映画、『…

映画『としまえん』感想。お化けよりドデカ重い百合感情が怖い

関西圏に住んでいる私は東京都練馬区にある遊園地「としまえん」に馴染みが全くない。 私が印象に残っている「としまえん」とは『水曜日のダウンタウン』の人気企画「真・モンスターハウス」でモンスターこと安田大サーカスのクロちゃんが檻に入れられ、22時…

映画『銀色の髪のアギト』感想。ジブリみたいな作品で終わらせていいのであろうか

子供の頃に『銀色の髪のアギト』を見たハズなのに、内容を思い出そうとも全く思い出せなくて、何とか絞り出して思い浮かんだ感想が「実質ジブリの寄せ集めみたいな奴だったな~」だった本作。 『ピーターラビット』は実質ヤクザ映画とか『すみっこぐらし』は…

映画『ラーゼフォン多元変奏曲』感想。いつの間にか紫東遙さんと同世代になってしまった

子供の頃、ヒロインの紫東遙さんがその草薙 京みたいなバンダナ含めて29歳っておばさん過ぎるし、14歳の紫東恵の方が良いよって思っていたが、自分がいつの間にかそのおばさん扱いした紫東遙さんと同世代になってしまったことに動揺を隠せない。子供の頃に戻…

映画『一度死んでみた』感想。デスメタルがデスメタルになってないのには意味がある。

監督はauCMの『三太郎』シリーズを手掛ける浜崎慎治。脚本はソフトバンクCM『白戸家』シリーズを手掛けてきた澤本嘉光。そこにフジテレビも関わるという ここまでの「Not For Me」案件中々ないよ。 と思ってしまうのは僕だけだろか。 ただ、ただである。 …

映画『Fukushima50』感想。素晴らしい冒頭と嫌悪感しかないラスト

ネットでは「事実の加工」がされているという事実との相違の問題や、イデオロギーの対立の道具になったりしている本作だが、個人的にはそういう事じゃなくて、単純に娯楽映画として酷い出来であり、あまりにも邦画の悪い所が凝縮されているとかそういう話を…

TV版未見のオタクが劇場版『SHIROBAKO』観た感想。

世間では大人気でも、触れてこなかったコンテンツってあると思う。 僕の場合はそれが『SHIROBAKO』だった。 理由は色々あって、社畜で辛い時期だったので社畜アニメを見たくなかったとか。 嫌いな上司があいさつに「ドンドンドーナツどーんと行こう!」って…

映画『初恋』感想。ハピハピ極まるベッキーと染谷将太の怪演がまじ怪演

あの三池崇史監督が「さらば、バイオレンス」と宣伝したこの映画は冒頭から生首が転がり、銃弾と血、刀と四肢が飛び交う最高にイカしたバイオレンス映画になっている。 つまり「さらば、バイオレンス」とは真っ赤な嘘ということだ。 しかし同時に「さらば、…

スシローでラーメン食べたら『南極料理人』のラストを思い出した話

ラストシーンが大好きな映画ってあると思う。 僕なら『トリック劇場版 ラストステージ』や『インセプション』、最近なら『ジョジョ・ラビット』などがある。 そして『南極料理人』の終わり方も味わい深い。 『南極料理人』とは堺雅人が料理人として南極に一…

すまん『ミッドサマー』観て何も感じなかったんだが、俺って異端か?【ネタバレ感想】

どうやら俺は「感情」という奴を失くしてしまったのかもしれない。 えっ、なぜかって? 映画『ミッドサマー』を観て、特に感情が揺さぶられなかったからさ。 ネットでは「嫌悪」「気持ち悪い」「底なしの地獄」「鑑賞後は子鹿のように足ガクガクになる」「一…

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLITION 絆』感想。tri.でこれが観たかった太一たちの完結編(リブートはする)

まず、この映画を語る前に共通認識として確認したいのが、『デジモンアドベンチャー tri.』は酷い出来だったなということなんですね。 6章もの長いスパンで繰り広げられる圧倒的「無」 進化バンクがただの尺稼ぎになっている 物語のキーマンだと思っていた…

『スマホを落としただけなのに2 囚われの殺人鬼』感想。白石麻衣さんファンとシリアスな笑いが好きな人は必見の映画!

前作でネットストーカーの疑惑をかけられた際、Facebookに自分のアカウントのニセモノがあることが判明したのに、全く動じることなく「ほらみろっ!俺は何も悪いことしていない!」という態度をとったバカリズムの図太さを見習いたい今日この頃。 本作では残…

ホラー映画『犬鳴村』 感想。序盤の出来の良さは犬女の舞が全てを台無しにする。

「この先、日本国憲法つうじません」 福岡県の山間部「犬鳴峠」には、もう使われなくなった旧道と廃トンネルがある。かつて「旧犬鳴トンネル」のそばに、不気味な看板があるとローカル怪談が流れた。 その不穏な文言を無視して奥に踏み入れば、いまだ山中に…

映画『ヲタクに恋は難しい』感想。福田雄一にミュージカルは難しい

この映画の最大の見どころはエンドロールに流れる美術協力の多さと豪華さ。 『モンスターハンター』『バイオハザード』『ストーリーファイター』『戦国BASARA』『けものフレンズ』『コードギアス』『はたらく細胞』『ラブライブ』『鬼灯の冷徹』『とらドラ!…

映画『AI崩壊』感想。大沢たかおさんの人間味と「邦画魂」を感じる傑作!

公開前のインタビュー記事で大沢たかおさんが「ハリウッドを超える人間味あふれる演技は、僕たち日本の俳優は得意なはずなんです」と言ってインターネットをざわざわさせたり、 公開前にノベライズ版を読んだオタクがフセッターも使わず核心的なネタバレツイ…

映画『シグナル100』感想。凄い勢いで人が死んでいく中で輝く橋本環奈の顔の良さ

橋本環奈と中村獅童が見守る中、これから売れさせたい顔面のイケてる若手俳優を多めに出して、「ワー」「キャー」と叫ばせ、顔面に寄っていくカメラワーク。 きれいだな〜カッコいいな〜と観客に印象付けさせながら、バシバシ容赦なく死なせるという、当たっ…

映画『CATS(キャッツ)』感想。親がこの映画観たいと言ったら止める。

映画館に独りでプリキュア観てたら、予告で『CATS(キャッツ)』の映像が流れた時に「怖い〜」って泣き出した子供が結構いて、そりゃ大人でも不気味と思うから子供が泣くのは仕方ないよなと納得し、こういうのが好きな欧米人の感性ってやっぱり日本人とは違…

『劇場版 ハイスクール・フリート』感想。映画でも「はいふり」は「はいふり」

放送前の宣伝では海洋学校のゆるゆる日常アニメみたいな微妙な偽装をして、1話の終わりで突然の交戦。反乱容疑をかけられる引きとともに『はいふり』とは実は『ハイスクール・フリート』でしたーっという遊び心がある割に先行上映があったからバレバレだっ…

『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』感想。R15+なのでボンドルドさんがイキイキしている

とうとうやってきました「筋金入りのろくでなし」「ゲス外道」「奈落に怪物がいるとするなら恐らくああいうのを言うんだ」「得体の知れない何かが仮面被ってヒトの真似事をしている」「パパ棒」と作中で言われ、ファンからも「アビスのやべーやつ」「PG12…

ネタバレ注意!映画『パラサイト 半地下の家族』感想、解説。ネタバレ注意!!!

本作はいわゆる「どんでん返し」要素は薄い。しかしながら、「この物語はいったいどこに向かっているんだ?」という不安さ薄暗さ、「先が読めないジェットコースターのような展開で翻弄される戸惑い」こそがキモでもある。 まだこの映画を観てない人は戻って…

ホラー映画『シライサン』感想。僕らの青春、黒乙一。

黒乙一、白乙一って呼び方、懐かしくないですか?(あいさつ) 因みに知らない人に説明すると猟奇的な作品は“黒乙一”、物悲しさを含んだ作品は“白乙一”とファンから呼ばれていた。 今では中田永一、山白朝子、安達寛高(本名)と多様な名義を使いこなしてい…

実写映画『カイジ ファイナルゲーム』感想。日本国民の心はカイジだったんですね

「死者の口が開いた!」 でパルパティーンが復活する某星の戦争シリーズ最新作同様、あんなに苦労してようやく地下労働から脱出したのに1年も経たない内にまたしても「借金まみれ」の負け組になり地下労働に戻ってしまう衝撃的な始まり方をした『カイジ2 …