社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『貞子』感想。日本が誇るホラーアイコンの終わりと棒読みババァ

1998年、邦画界においてホラージャンルに新たなムーブメントを巻き起こす作品が現れた。日本の原点たる怪談にも似たテイストを備えながら、ジメジメと陰湿で寄り添うような恐怖が日本中へとヒットの輪が広がった、中田秀夫監督の『リング』だ。 “見た者は1週…

ゴジラの永遠の好敵手、キングギドラの歴史と戦績を振り返る

キングギドラ、それはゴジラの永遠のライバルにして、金星にあった高度な文明を3日間で滅ぼす程の宇宙怪獣だったり、メカ化したり、高次元怪獣になったり、様々な変化を伴いながらゴジラを苦しめてきた最大の敵とも言える。ゴジラのライバルと言えばギドラと…

『わたし、定時で帰ります』に影響されて定時に帰る事が多くなったら人生について考える事が多くなった話

TBSドラマ『わたし、定時で帰ります』が始まって普段から定時で帰っていた事務のおばちゃんが「わたし定時なんでかえりま~す」と吉高由里子のモノマネしながら帰るようになって殺意が沸く毎日。 そんな大きすぎるマイナスがありながらも個人的には今期で…

【ドラマ版スカッとジャパン】映画『コンフィデンスマンjp』感想【ネタバレなし】

映画観客上級者である私は予告で長澤まさみさんが「みんなまんまと騙されたでしょ~」と思いっきり笑顔で言ってるもんだから観る前からこれ敵の思惑通りに見えて実は最後の最後に長澤まさみさんがすべて私の計画通り~と言ってどんでん返しがあるんだろうな…

今ならゲームが苦手な人にもお勧め出来る『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』感想。フロムの優しさと厳しさに包まれて

平成最後の話題作であり、発売してしばらく経っているがその難易度故、「一般人にはお勧め出来ない」や「イージーモードつけろ」という意見があったり、攻略記事を書いていた記者がチート使っていた事が分かって炎上したり、その世界観の奥深さや、英語版の…

 「わたし、定時で帰ります」でナチュラルサイコパスな上司を演じているユースケサンタマリアさんのナチュラルサイコパス役が上手すぎる話

『わたし、定時で帰ります』というTBSドラマがある。 ドラマ自体も「命を削って一生懸命仕事を頑張ることが生き甲斐ってどうなんだ」という昨今の日本社会への警報をスマートに鳴らしており、大変面白いドラマになっていて全ての社畜に観てもらいたい内容…

ポケモン初代世代直撃の映画『名探偵ピカチュウ』感想。それはまるで夢のような

初報の時は全体的に「気持ち悪い」や「怖い」などの声が大きかったけど、公開前に映画『ソニック・ザ・ムービー』という本物の奴の予告が発表され「なにこれ80年代の作品?」「本当に気持ち悪い」「こういう所セガ」「任天堂と比べてセガは」と酷評された…