社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『初恋』感想。ハピハピ極まるベッキーと染谷将太の怪演がまじ怪演

あの三池崇史監督が「さらば、バイオレンス」と宣伝したこの映画は冒頭から生首が転がり、銃弾と血、刀と四肢が飛び交う最高にイカしたバイオレンス映画になっている。 つまり「さらば、バイオレンス」とは真っ赤な嘘ということだ。 しかし同時に「さらば、…

スシローでラーメン食べたら『南極料理人』のラストを思い出した話

ラストシーンが大好きな映画ってあると思う。 僕なら『トリック劇場版 ラストステージ』や『インセプション』、最近なら『ジョジョ・ラビット』などがある。 そして『南極料理人』の終わり方も味わい深い。 『南極料理人』とは堺雅人が料理人として南極に一…

すまん『ミッドサマー』観て何も感じなかったんだが、俺って異端か?【ネタバレ感想】

どうやら俺は「感情」という奴を失くしてしまったのかもしれない。 えっ、なぜかって? 映画『ミッドサマー』を観て、特に感情が揺さぶられなかったからさ。 ネットでは「嫌悪」「気持ち悪い」「底なしの地獄」「鑑賞後は子鹿のように足ガクガクになる」「一…

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLITION 絆』感想。tri.でこれが観たかった太一たちの完結編(リブートはする)

まず、この映画を語る前に共通認識として確認したいのが、『デジモンアドベンチャー tri.』は酷い出来だったなということなんですね。 6章もの長いスパンで繰り広げられる圧倒的「無」 進化バンクがただの尺稼ぎになっている 物語のキーマンだと思っていた…

『スマホを落としただけなのに2 囚われの殺人鬼』感想。白石麻衣さんファンとシリアスな笑いが好きな人は必見の映画!

前作でネットストーカーの疑惑をかけられた際、Facebookに自分のアカウントのニセモノがあることが判明したのに、全く動じることなく「ほらみろっ!俺は何も悪いことしていない!」という態度をとったバカリズムの図太さを見習いたい今日この頃。 本作では残…

漫画「姫様”拷問”の時間です」感想。ちょろい姫様がクセになる。

「くっ、殺せ!」という展開をご存知だろうか。 美しい姫、王女という身分にありながら、自ら武装して戦場に立つ戦乙女のような存在が敵に捕まり、尊厳を破壊され、人に見せられない顔にされて陥落してしまうという展開のことである。 大体エロ展開になって…

丸亀製麺の「鴨すきうどん」食べた感想

私が働いている会社は基本的に土日は休みですが、偶にどうしても仕事が終わらなくて土曜日にイソイソと出勤することがあります。 ガラガラの電車に乗る時など、憂鬱な気分になりますが嫌なことだけではありません。 なぜならクソみたいな上司がいないからで…

『龍が如く7 光と闇の行方』感想レビュー。パンツ一丁おじさんは重ね着姿の夢を見るか

ここで問題です。 片思いだった先輩が留学することが決まり、見送りがしたくて駅の改札まで来たけれど、勇気がなくてホームまで行けない女子高生がいたらどうするのが正解だと思いますか? 答えは、思わず走りたくなるほど辛いキムチを食べさせるです。 意味…

ホラー映画『犬鳴村』 感想。序盤の出来の良さは犬女の舞が全てを台無しにする。

「この先、日本国憲法つうじません」 福岡県の山間部「犬鳴峠」には、もう使われなくなった旧道と廃トンネルがある。かつて「旧犬鳴トンネル」のそばに、不気味な看板があるとローカル怪談が流れた。 その不穏な文言を無視して奥に踏み入れば、いまだ山中に…

映画『ヲタクに恋は難しい』感想。福田雄一にミュージカルは難しい

この映画の最大の見どころはエンドロールに流れる美術協力の多さと豪華さ。 『モンスターハンター』『バイオハザード』『ストーリーファイター』『戦国BASARA』『けものフレンズ』『コードギアス』『はたらく細胞』『ラブライブ』『鬼灯の冷徹』『とらドラ!…

ライブ童貞のおっさんがぼっちでPerfumeライブに参戦した話

人生で今まで一度も音楽ライブに行ったことがなかった。 理由は色々ある。 音楽を聴くのは好きだが、人混みが嫌いだし、何より子供のころは貧乏だったり、親が無趣味な方々でライブに行く文化がなかった。 チーターは狩りを親から学んで自分のモノにするよう…

映画『AI崩壊』感想。大沢たかおさんの人間味と「邦画魂」を感じる傑作!

公開前のインタビュー記事で大沢たかおさんが「ハリウッドを超える人間味あふれる演技は、僕たち日本の俳優は得意なはずなんです」と言ってインターネットをざわざわさせたり、 公開前にノベライズ版を読んだオタクがフセッターも使わず核心的なネタバレツイ…