めるるの火事遭遇率はこの先心配になるレベル
講談社「デザート」で2016年に連載開始された玉島ノンの人気コミックをSnow Manの岩本照と銀河一可愛い生見愛瑠が主演で実写映画化し、消防士と女子高生の不器用な恋の行方を描いたラブストーリー。クラスメイトとうまくなじめずにいる女子高生の佐々木萌衣は、シャイで真面目な消防士の蛯原恭介と出会い、恋心を抱く。
漫画の実写化、それも少女漫画の実写化、更に主演がジャニーズだと聞くと、一部のターゲット層の為だけに作られた商業製品というイメージから嫌悪感抱いている人もいるだろう。
しかし、それこそがただの偏見だと気付け阿保って話である。たしかに汚い大人による商業の匂いはプンプンするが、匂いなんて嗅がなくていい。映画自体を観ろってこと。
そしてこの映画の話。
見どころは主演Snow Manの岩本照の広背筋である。
岩本照を表す言葉として、「筋肉」と「SASUKE」いうワードは欠かせない。
2017年にSASUKEに初挑戦した岩本照。恐らく最初は視聴率上げるための芸能人枠で「SASUKE」に出場したのだろう。視聴者も期待してなかった。そして最初に参加した時は予想通り開始5秒で脱落。しかし、岩本照は諦めなかった。そこから毎年のように参加し続け、直近では2年連続で「SASUKE」2ndステージ進出を果てしている。
「SASUKEがあるから今の自分がある」「SASUKEがなくなったら生きていけない」という言葉からも岩本照の本気がうかがえる。
いや、あなたアイドルですよね!?
と言いたくなるが、ジャニーズは本人の意思を尊重するのアイドル事務所なのかもしれない。
そしてこの映画の話(二度目)
見どころは主演Snow Manの岩本照の広背筋である。(二度目)
岩本照が演じるのは「特別救助隊」
一般的に、「消防隊」はブルー、「救急隊」はグレー、人命救助活動を主要な任務とする「特別救助隊」はオレンジと、消防士の活動服は一目で分かるようになっている。
「特別救助隊」を演じるのに説得力を出すのは難しい。なぜなら彼らは人命救助の為、日々厳しい訓練をしているからだ。生半可な身体づくりだと噓くさくなってしまう。
そこで岩本照の広背筋である。(3回目)
無駄に2回あるシャワーシーンや筋トレのシーンなどで鍛え抜かれた美しい岩本照の広背筋を堪能できる。魅せる筋肉とはこのことである。『滝沢歌舞伎』で装置の上で回されながら太鼓をたたく腹筋太鼓していたのは伊達ではない。こんなに筋肉あるなら「特別救助隊」になれるかぁと消防士について薄っぺらな知識しかない僕には説得力しか感じられない。筋肉……筋肉は全てを解決する……。
正直、岩本照演じる蛯原恭介のセリフは高確率で吐息混じりだったり、臭い台詞が多かったり、「台本読んでるなぁ」と分かるぐらい演技もまだまだ発展途中って感じだけど、「卒業したら1秒も待たない」の所とか決めるシーンはきちんと決めている。何よりも2回もあるシャワーシーンでの演技である。
広背筋の繊細な動きで蛯原恭介の感情を表現していて凄い。そう、演じるとは表情と言語だけではない。筋肉で感情を表現し、観客に「伝える」ことが出来ることを証明している。2回あるシャワーシーン、それぞれ違う表情をした広背筋を堪能して欲しい。そしてシャワーヘッドと距離近!となって欲しい。
細かな所
- めるるの脚フェチが映画撮ってない?
- 消防隊みんな良い人、彼らがワチャワチャしただけのスピンオフ欲しい。
- めるるの母親役の人若すぎて、蛯原恭介はこっちと付き合った方が健全じゃねとなってしまった。
- 青少年保護育成条例に抵触しないようにヒロインが高校卒業するまで手を出さないのは歳の差作品にはよくある展開だけど、早々に両思いになるし、お付き合いの話になるのも早くて驚いた。お互い恋愛に依存するんじゃなくて、それぞれ刺激し合い成長に重きを置いてるのは良いね。
最後に一言。
放火犯は放置でいいの!?