社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『夏への扉 キミのいる未来へ』感想。原作をいい感じに脱臭して観やすいけども。

子供の頃、家が貧乏だった僕は図書館で本を借りるのが大好きだった。例え本を借りなくても大量に並べられている本を見渡すだけでも楽しいひと時である。 そんな中、シンプルでありながら知的好奇心が刺激され、楚々としたタイトルに心を掴まれたのが『夏への…

映画『モータルコンバット』感想。真田広之、お前やりたい放題か

「過激な暴力表現の極みなので現在日本未発売のゲーム」の映画化。 北米でもその激しすぎるバトルと相手にトドメを刺すシリーズ定番描写である“フェイタリティ”の残虐さを理由に激しい議論を呼び、レーティング制度が誕生したきっかけにもなったゲーム史に残る…

アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』感想。明石家さんまだから、吉本が関わっているからと避けるのは少し勿体ない

「吉本興業製作」「企画・プロデュースが明石家さんま」「声優に芸人が沢山いる」「プペルにも関わったSTUDIO4℃制作のアニメ映画」「親子愛の押し売りしそうな内容で感動ポルノ臭がすごい」「”#みんな望まれて生まれてきたんやで”というTwitter広告の気持ち…

ネタバレ『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』ユフィ編感想と考察

スクエニは最後の一滴まで魔晄を吸い出し続ける神羅カンパニーの如くFF7を搾り続ける気なのかもしれない(あいさつ) リメイクなのに分割で物議を生んだ『ファイナルファンタジーVII リメイク』 『月姫』もリメイクは分割らしいので、リメイク版分割が流行っ…

『映画大好きポンポさん』感想。誰かの物語が自分の物語になる瞬間

「リアルが充実している人は映画を観ない」 という偏見を持っている。 Twitter空間にいると勘違いしてしまいそうになるが、現実では映画の話が出来る人なんて色違いポケモンぐらいの希少価値がある。 20代も後半になると会社の同期で集まっても、生まれたば…

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』感想。追憶編のお陰で今までにあったポンコツさが消えている

2012年に第1作が公開された実写映画『るろうに剣心』 2作目『るろうに剣心 京都大火編』の興行収入51億円を筆頭に漫画の実写化作品としては破格の成功をおさめた人気シリーズも、2021年6月4日より公開される『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもって、…

『バイオミュータント』感想。この世の終わりのようなローカライズとケモノ系オープンワールドの楽しさ

「なんで現実で嫌という程人類と関わっているのにゲームの世界でもホモサピエンスを操作して人類と関わらないとダメなんだ…?滅びろ人類」と常日頃思っていた僕には待望の人類が登場しないケモノ系オープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』 「ケ…

『映画 賭󠄀ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』感想。顔芸は良いが今更ダークナイトのジョーカーはきつい

『賭󠄀ケグルイ』の映画1作目を観て思わず感動して泣いたって、映画好きの同僚に話したら「え~ッあんなんで泣くの、お前」とドン引き&見下されて僕は激怒した。 泣くだろ!!!! 学校の中でカースト最下位の連中が、一斉蜂起して立ち上がるシーンに!!!…