スクエニは最後の一滴まで魔晄を吸い出し続ける神羅カンパニーの如くFF7を搾り続ける気なのかもしれない(あいさつ)
リメイクなのに分割で物議を生んだ『ファイナルファンタジーVII リメイク』
『月姫』もリメイクは分割らしいので、リメイク版分割が流行っているのかもしれない。どんな流行だよ。
FF7Rはリメイクで分割なのに続編を出さずに新規エピソードを追加したPS5版を発売するといううねりにうねりまくっている『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』(以下『FF7Rインターグレード』)
正直、これを出すなら続編の『FINAL FANTASY VII Reunion』(仮称)に全リソース割いてくれや!という気持ちもなくはないが、副題の「インターグレード(integrate)」の意味は「統合する」であり、「これからはPS5に全集中します」という意味で開発陣の慣らし、テストも兼ねての発売だったのかなと。
今回は前半はネタバレなしでPS4からPS5になってどう変わったかの説明。
後半は新規エピソードのユフィ編を中心にネタバレありで感想を書いていきたい。
PS4版との違い
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ロードが滅茶苦茶早い。
PS4proの時は40秒ほど読み込みに時間があったが、PS5版では2秒で終わる。ほぼ瞬殺でロードを感じない。ロードという概念が消えたのだ。
また、PS4版では細道→隙間→細道の連続だったり、やたらと細い道を通ろうとするクラウドだったが、ユフィ編ではその細い道はほぼなくなっている。恐らく、裏でロードしていたのが、PS5版ではその必要がなくなったからだろう。続編には期待が出来る。
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グラフィック、テクスチャの解像度が向上
特に分かりやすいのがドア。
ティファやクラウドたちが寝泊まりする拠点である七番街スラムのアパート天望荘は印象的な場所だが、アパートの2階のドアはカットシーンなどで登場するにも関わらず、ぼやけていてインターネットで笑われていた。
『FF7Rインターグレード』では木目が視認できるほど解像度が上がり、まるで別物。進化するドア。
PS4版
PS5版
また、60fpsのパフォーマンスモードと4K対応のグラフィックモードを選ぶことが出来るのだが、PS4版の固定30fpsはゲーム性に対して低すぎて気持ち悪くなる事があったので60fpは本当に別物と言ってもいいほど快適。
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フォトモード
カメラの位置調整、画角や色補正、露出補正などを調整してスクリーンショットが撮影可能。
可能なのだが、ズームが思ってたよりズームできなかったり、
表情など変えれないので微妙にホラー感あったりして
全体的に微妙な出来。
いや、本当にフォトモードだとユフィの顔、真顔(迫真)が多くて怖い。ある意味、忍びらしいのか…?
そしてここからが本題。
「FF7R EPISODE INTERmission」ユフィの新規エピソード(DLC)の感想をネタバレありで書いていきたい。
ユフィ編
ウータイの特殊技能集団《シノビ》のひとり。自称美少女忍者、自称凄腕マテリアハンターと様々な肩書きを持つ。巨大な手裏剣を操り、俊敏な動きで敵を翻弄するユフィが主人公。
本編でクラウド達が行動している裏で展開された物語であり、時系列としては本編のチャプター7終了後のあたりで、伍番魔晄炉爆破後を背景に、ミッドガルでユフィが何をしていたのかという内容になっている。
クリア時間の目安、5時間~10時間程。
まずはキャラクター紹介。
↑ユフィ。この女ニンジャ、忍ばない。
また、ユフィの戦闘はニンジャらしくスピーディ&爽快で操作していて気持ちがいい。
ユフィ、連携モードだと忍者らしく餅つきのリズムで敵を殴ってくれるから気持ちいいな #PS5Share, #FINALFANTASYVIIREMAKE pic.twitter.com/neGGtAohPW
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2021年6月10日
続編でもクラウドじゃなくてユフィ操作したい…。
こちらが老けたザックス新キャラクター「ソノン・クサカベ」
ウータイ出身の戦士。ユフィの父親であるゴドーに師事し、拳法や棒術を学ぶ。妹を神羅に殺された恨みから憎しみを募らせている。ユフィを内心では妹のように思いながらも「先輩」呼びするのは可愛い。
可愛い!!!!!!
眼鏡と胸で服がぱつぱつミニスカのナヨちゃん。
僕の好みド真ん中でゲームに集中できなくて困った。
FF7Rのダークホースが出てきてヒロインレースが盛り上がりそうだし、ナヨちゃん主人公の番外編を早くスクエニは作って欲しい。
ヴァイス(cv中田譲治)
XIII機関にいそうな神羅の極秘地下実験施設《ディープグラウンド》を統べる純白の帝王。元々はFF7本編でセフィロスを撃破してから3年後がストーリーのヴィンセントを主人公としたダージュオブケルベルスにのみ登場するキャラクター。ユフィ編では殆ど顔出しだけの登場。
バトルシミュレーターで戦える隠しボスだが滅茶苦茶強い。FF7Rの隠しボスだったプラウドクラッドが弱すぎて反省したのか、このヴァイスは過剰な程強くて辛い。もっとバランス考えて!
ネロ(cv置鮎龍太郎)
ユフィ編のラスボス。中二病の化身。
《漆黒の闇ネロ》という異名を持ち、あらゆるものを深淵へと引きずりこむ。純白の帝王ヴァイスの弟であり、兄を崇拝している。
ネロが自在に放つ闇オーラは触れた時点で通常の人間、生物なら一発アウトで死んでしまう程にヤバイ能力なのだが、戦闘中でそれを再現したらクソゲーになってしまう為、毒みたいな能力になっている(それでも十分強い。というかまじで強い。FF7Rのセフィロスより僕は苦戦した)
ネロを拘束&制御していた神羅の部屋があまりにも戦闘から近い場所にあったため、ユフィとの戦闘中に巻き添えをくらい破壊されるといういつものガバガバ神羅クオリティ。
ユフィたちは結局、ネロを倒しきることが出来ずにソノンの犠牲の上で逃げてユフィ編が終わる。
ユフィ対ネロに因縁が生まれ、対立軸もハッキリしたし、FF7R本編でDG(ディープグラウンド)ソルジャーとの決着もあるかもしれない。
また、エンディングでクラウド一行はカームを目指すが、車をヒッチハイクしていく事になったので、ワールドマップ移動はなさそう。恐らく、続編の『FINAL FANTASY VII Reunion』(仮称)ではカームに到着した所から始まると思う。
そしてザックス。
FF7Rのラストで原作厨「フィーラー」が死んだ事により、まさかの「まじかよ勝てた」という展開で生き残ったザックス。恐らく別の世界線の話だと思われるが、ユフィ編のラストでも登場。
エアリスに会うためにスラムの教会に入ると、そこは沈んだ空気。
ザックスは「…エアリス?」と言ってユフィ編が終わる。
- プレート落下被害者を見て絶望した
- ザックスが生き残った世界線ではエアリスが死んでしまっている
のどちらかと思われるが、僕は後者だと思う。ただ、そうなると別の世界線のザックスがクラウド達にどう影響を及ぼすのか想像も出来ないが、ライフストリームがあれば何でも解決できるのかもしれない。別の世界線のザックスとこちらの世界線のエアリスが頑張って再会しようとする物語になりそう。『ファイナルファンタジーVII 君の名は。』
最後に
FF7Rユフィ編クリアしで思ったのが「これどうなるの!?野村!?」って感じの終わり方で大変続きが気になる。よくよく考えるとリメイクで続きが気になるってなんだよ。
そして続編いつだよ。PS5proが出る前には発売して欲しい。
PS5買えなくて『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』買えない人も多いと思うが、ユフィ編は遊ばなくても本編が分からなくなるような設計ではないのでキングダムハーツシリーズより優しい。野村、成長したな(温かい目)
わーわー書きましたが、僕からは以上です。さようなら。
↑ユフィの臭そうな足。