未来都市って何だったんだと思い続けて早2年
2020年の年末に上映時間がピッタリだったという理由だけで観た『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』
予想以上にハマってしまって、感想をブログに書いたらそれを読んだ人から「滝沢歌舞伎好きなら『うたプリ』も好きになりますよ」とマシュマロでオススメしてもらって、そこから『うたプリ』の方にもどっぷりハマるという、言わば、巡り廻って沼に落ちてしまった原点の作品でもある。
今の僕があるのは滝沢歌舞伎のお陰である。ありがとうございます。まさか、タッキーも「黄色い声援」だけでなく、社畜のおっさんから感謝されているとは思うまい。
いつかそんな滝沢歌舞伎の舞台を生で見たいな~~~と思いつつ、Twitter見てもチケット取れない報告が多すぎて「いや、これ無理だろ…」と諦めてしまい、タッキーもライフワークって言ってるぐらいだし、「いつか見れたらいいなぁ」と自分を納得させて日にちだけが過ぎていった。しかし、そのタッキーのジャニーズ事務所退社からの『滝沢歌舞伎ZEROFINAL』の発表である。
「終わるの!?」ってなる。なった。なったよね!!!?(情緒不安定)
僕みたいなニワカでも驚く訳ですから昔からの滝沢歌舞伎ファンは阿鼻叫喚だと思う。
永遠に続くと思っていたモノが永遠じゃなかったと気づく時、大体それはもう手遅れで、後悔だけを抱いてしまう。「推しは推せる時に推せ」
当たり前みたいなその言葉も当たり前じゃなくなって初めて重みに気づく。
最後なら猶更見たいけど、チケット倍率やばそ~~~と不安にもなっていたが、ライブビューイングの実施のお陰で鑑賞する事が出来た。
「ライブビューイング実施する映画館の数多いし余裕でしょ」みたいな甘えたこと考えているとほぼほぼ席が埋まっていて前の端の方の席を辛うじて予約することが出来た。滝沢歌舞伎ファンの事を舐めて、ごめんなさい。
という訳でここから『滝沢歌舞伎ZEROFINAL』について書いていきたい。ネタバレもあるのでご注意を!!!
滝沢歌舞伎ZEROFINAL
13時開演だが、5分前ぐらいに映像が始まるよ!という注意を受けていたので15分前には劇場に着く。チネチッタ。 ZERO 2020 の時は関西にいたけど、今は東京にいるので憧れだった映画館で好きなモノが見れる。幸せ。
本編の5分前から始まる映像は大体予想が出来る。未来都市である。
少年が本を読んで未来都市に行くのが滝沢歌舞伎の伝統OPなのだろう。『ドラえもん』の映画の冒頭でのび太くんが泣きながら「ドラえもーーーーーーん!!!」からの「夢をかなえてドラえもん」が流れるような「お約束」っていう奴だ。
そして始まる『滝沢歌舞伎ZEROFINAL』
新橋演舞場(多分、恐らく、きっと)でスタッフに案内されながら劇場の中に入っていく映像。なるほど。なるほど。
えっ!!未来都市は!!!?????
ZERO 2020 オリジナル要素だったぽい。そりゃ、滝沢歌舞伎ファンも当時、未来都市って何!!????となっていた訳である。そういえば『ドラえもん』の映画も「夢をかなえてドラえもん」流れなくなったわ。
代わりに出てきたのが大きなドラゴンである。デカすぎて現地の二階席の人とかステージ見れるのか不安になるデカさである。それにしても未来都市だったり、ドラゴンだったり、中学二年生が考えそうな発想を本当に具現化するの好きよ。
ひらりと桜。
ニワカでも阿保みたいな桜の量とこの曲聞くと滝沢歌舞伎始まったな~~~という気持ちになる。というかステージと客席の距離近いな!!!!さらに言うと思ってたよりステージコンパクトだな!!!
東京ドーム埋める(多分)Snow Manだからもっと何もかもデカい舞台だと思ってたから予想以上にコンパクトなのにビビる。まぁ僕が舞台や歌舞伎について初心者なので「これが日本最大」なのかもしれないが…。「ミリオンの男達が狭い舞台で歌い踊って裸になっている・・・」と、どうしても思ってしまう。
そしてダンスは相変わらず、個々の個性がちゃんと表現されていて、9人全員が横並びで踊りだすと、全員分堪能しようとしたら
「目が…目が足りない」になりがち。
この2年でどうして目を増やさなかったのか…僕のバカ…!ラウールくんはやたら独自の動きが目立って目が行くし、宮舘さんはオーラが凄い。目黒蓮さんは可愛さとカッコ良さが同居していて凄い…な事全員分書けるけど、文字数が一杯一杯なってきたので次にいきます。
春の踊り〜いにしえ
なんかここだけカメラがちょくちょく客席の上空の無を映していて「何やってんだカメラマン」ってなったけど、流石にここだけだったのおかしいなと家に帰ってyoutubeで公式動画見てみると
もしかして、フライングする先輩を見つめるメンバー達ってこと!?
遅効性の感動がやってきてヤバい…!!!滝沢歌舞伎を僕は舐めていた…!!!
バレエコーナー
映画を観た時は「この映画のメイン層はSnow Man目的の女性だろうから、ジャニーズでもない人達によるクラシックバレエとかシンクロをそこそこ長い時間見せるのは悪手じゃなかろうか」と勝手に心配してたけど、今回も登場して来て「レギュラーだったの!?」と驚く。
映画だとあまり思わなかったけど、ライブで失敗できないバトンキャッチとかを決めたりすると「かっけー!!!」ってなるから、そりゃ、レギュラーになる訳である。パフォーマンスが凄い!!!
仇討ち
深澤さん、宮舘さん、阿部さんによる殺陣。
相変わらず、大きい木箱に乗っているなと思ったら突然木箱が崩れて床に着陸して何事もなかったように殺陣が続く「戸板崩し」という歌舞伎の伝統演出(映画の時に教えて頂いた)も「何か分からんが凄い」と伝わってくるから凄い。
斬った時に赤い布が出る演出もキレキレだし、殺陣のうまさにビビる。大河ドラマに出てほしい…。
Maybe
渡辺翔太さんが歌い、ラウールくんが舞う。
渡辺翔太さん、歌うまない!?
体全部を楽器にして響かせているような艶やかな声に引き込まれそうになる。
そしてラウールくん。感情のままに踊ってるぽいから途中でスクリーンから突如誰もいなくなって時間差でカメラが床で悶えるラウールくんを捉えたりするのも面白いけど、何より感情に訴えかけるようなそのダンス!!!その動き!!!!
変面~歌
変面の仕組みがよく分からず「?????」となっている内に岩本さんの顔が出てきてビックリした…。SASUKEで顔は見慣れているとはいえ、SASUKEとはまた違う表情見るとドキドキしちゃう…。というか立ち姿がスマート過ぎて凄い。僕は死ぬほど猫背なので憧れる。
腹筋太鼓
映画で観た時、それまでのSnow Manって流行のダンスを踊るクール系男子の集まりという偏見を払拭した思い出深い裸太鼓。
叫びながら、腹筋しながら、太鼓をたたく、浸る汗、チラリズム脇。
そして中央では人が装置の上で回されながら太鼓をたたいており、正気の沙汰ではない。というか、漫画でよくある「奴隷が回す謎の棒」が有効活用されているの初めてみた…。奴隷が回す謎の棒って腹筋太鼓しているイケメンを回転させるためにあったんですね……!!!
そして上から身体を反らしてこちらを見つける佐久間大介の、その目力!!!はぁ~。
…
ジュニアダンス(?)
perfumeのライブのような最新技術と肉体的動きの合体。正直踊っている人誰も分からんし、画面も暗いので顔もイマイチ見えないし、そもそも見えた所で「知らん…!!」となりそうだけど、パフォーマンスは完璧!!!かっこよかったよ~~~。
DA BOMB
Snow Manの新曲らしい。さっきまでの腹筋太鼓とビジュアル違い過ぎて風邪ひきそう…。みんなかっこええ…。なんというか伝えたいメッセージがあるというよりか、メロディが気持ち良さで全振りしており、耳から摂取するストロングゼロスタイル。
「半分が終わり、ここから滝沢歌舞伎始まります」というアナウンスがあり、「えっまだ始まってなかったの!!!???」となる。
化粧
ステージ上で化粧するの!!!????そんなエンターテイメントあるの!!!???恒例なの!?と驚く。
お丸の登場。映画でみたことあるわ。
「今日はライブブ、ライビュ…ライブブ」と一生噛み噛みで笑うし、後輩から「扱いにくい先輩だな」といじられるのも面白い。深澤さんのバラエティ特性か輝く…!!
そして
お丸「目黒くんの声も聞かせてよ」
目黒さん「目黒蓮です」
お丸「良い声!!!深澤くんにはないよね」
自虐まで出来るのつよ…。
男と女の舞
佐久間大介、阿部さんが美人過ぎて引く。
美の擬人化やん…。妖艶で儚くも美しいのは顔面だけでなくて所作の1つ1つが美しい…。目黒さんが見つめる顔も、「大切な相手を愛おしそうに見ている」というのがビシビシ伝わってくるぐらい優し顔。ここだけで10000000000億点です。ありがとうございました。
そしてここから滝沢歌舞伎の歴史を一気に振り返るコーナー。彼らの努力の結晶。カッコよさの源。
組曲、花鳥風月
滝沢歌舞伎って凄いんだけど、言語化が非常に難しくてもどかしい。凄い!!!!(伝われ)
Snow Manとかジャニーズの子ってみんな素敵で、持って生まれた才も凄いから本当だったらこんな頑張らなくても余裕で人生を生きていけると思う。そんなイージーモードの人生で、わざわざ阿呆みたいな「熱量」をもって、今時ダサいと言われそうな事に汗をかいて、身体と心を鍛えて、それぞれが個性豊かに、自分が一番カッコイイと思う事に対して己と闘い続ける。バカみたいな話なんだけど、そんなバカみたいな話に一生懸命頑張り続ける彼らは本当に素敵で、その「熱量」を見せてくれるのが滝沢歌舞伎なんだと思うし、それを見ていると自然とこちらの心も滾らせくれる。そこが何よりも素敵だなって思う。
五条大橋
今回の唯一の不満が組曲でみんなが濡れなかったことで、「イケメンの濡れ姿」に性癖を持つ僕は「流石にこんな狭いステージであんな映画みたいな濡れは無理か…」と残念に思っていたところに、この終盤も終盤に大量の水である。びしょ濡れさいこーーーーー!!!水柱の上に立つとかあれ何!!???まさか現実で「水のないところでこのレベルの水遁を」を言いたくなるとは思わなかった。
ラウールさん、目黒さん、向井康二さんの橋の下にいるメンバーとそれを引き上げるメンバーいるけど、あれ何だったんだろうと家に帰って調べると「初期からのオリジナルメンバーと追加メンバー」と違いだと気づいて、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁと再び感情揺さぶられるやつ。滝沢歌舞伎…お前…もしかして沼なのか…?最後は9人になって、橋の上に立つの…あれじゃん…全部知ってからもう一回見たいやつじゃん!!!
WITHLOVE
浄化の歌。
髪切って前髪ありの渡辺さんが五条大橋で濡れて、WITHLOVEですこし髪が乱れた感じになるのもセクシーだし、岩本さんも髪が乱れて垂れているの終盤のクロコダイルみたいでセクシー。ラウールくんは表情明るくて可愛い。
そしてこのWITHLOVEの歌詞
かけがえない時間を共に生き
いつも心は繋がってる
たとえ遠く離れていようとも
忘れないよこの思い
素敵過ぎる…!!!何かあらゆる文脈が乗っかってしまって無敵の歌になってしまった。桜は散らない、舞い続けて欲しい…!!!
そして、感動しても最後は『LOVE』で楽しい気持ちで席を立てるの最高。
最後に
終わってしまった『滝沢歌舞伎ZEROFINAL』
悔いが残るとすれば生で見る事が出来なかったことだろう。こんなこと言われても困るだろうけど、今の僕があるのは滝沢歌舞伎と出会ったからと言うのは大袈裟ではなくて本当のことで。だからこそ、寂しい気持ちもある。
でも、2020年に映画を観た時はSnow Manって知らなかったけど、今じゃ、こんな僕ですらその活躍を日々目で、耳で知るばかりである。
岩本さんはSASUKEを生き様にしているし、深澤さんはノンステップで設楽さんとイチャイチャしているし、ラウールさんは個人的名作映画『ハニーレモンソーダ』に出演したり、まだ未成年って信じられない…!!だし、渡辺翔太さんは湘南美容クリニック CMで美脚見せつけてくるし、向井さんは『特捜9』だし、阿部さんはクイズ番組で見ない日はないし、佐久間大介さんはナートゥダンスだし、宮舘涼太さんはわんこそば 186杯完食の大記録を達成するし、目黒蓮さんは言わずもがな活躍。
彼らが舞い続ける日を見守ることが出来るのはそれはそれで楽しいし、自分も頑張らないとダメだなと改めて思う。取り敢えずわんこそば187杯目指したい…!!!
最後だけど、この世のあらゆるモノは日々変わり続け、その構造自体も変革する。それが寂しいと思う事もあるけれども、それでも世界は無常にも変わり続けるので、自分が「好き」だと思ったその感情は、誤魔化さず、後悔しないように瞬間瞬間の「好き」を目一杯楽しんでいきたい…!!!!