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【ワンピース嫌いなオタクにも読んで欲しい】漫画『恋するワンピース』のススメ【隠れてない狂気】

 

 

ネットでイキっているオタクはワンピースが嫌い。

そんな雰囲気のまま平成が終わり、令和が始まった今、ワンピース嫌いなオタクやワンピース大好きなオタクにも勧めたい漫画がある。『恋するワンピース』である。

中身は決して「これが泣けたなぁ、マジいいシーンなんすよ!」と言いたくなるような漫画ではないし、ある意味タイトル詐欺みたいになっているジャンプ+で連載している狂気のギャグ漫画なんですよ!

恋するワンピース 1 (ジャンプコミックス)

 

 

概要

 

ワンピースのネタを使った作品なのだが、いわゆる「スピンオフ」なのかと言えば、それも違う。一般的にスピンオフと言えば原作に出てくるキャラを流用やデフォルメさせて登場するが、この漫画には原作のキャラは一切登場しない。

原作とは違い現代社会の日本の高校を舞台にしており、私たちの世界と同じように『ワンピース』という漫画が存在している。最初読んだときはワンピースキャラと同じ名前を持つ海賊王(ルフィ)くんと菜美(ナミ)ちゃんの可愛らしいタイトル通りのラブコメかなと思いきや、嘘風(ウソップ)という最強の問題児が加わり、ラブコメは狂気のギャグ漫画になる。


その後、海賊王と菜美ちゃんと嘘風で海賊部というよくわかない部活動をしながらワンピースのネタを扱うギャクコメディになるのだが、扱うネタがマニアック過ぎてファンでもわからない事が多々ある。原作の名言、名シーンを想像の斜め上の扱いして、笑い6割、困惑4割といった感じだ。

 ワンピース知らない人もそうだし、生半可なワンピース好きでもネタを理解出来ない所があるが、安心して欲しい。嘘風の頭のおかしい狂気のボケや、どんなマニアックなネタでも拾ってツッコミしてくれる菜美ちゃんのおかげで不思議と笑えるし、海賊王は存在感薄いの割に優しく抱擁してくれる。

一般的にパロディはやり過ぎと原作を貶しているように見えるし、ファンを不快にさせる。この漫画も作中にワンピース原作者の尾田先生(実は菜美ちゃんのお父さん。書いていて私も困惑している)が出てきた時は真剣にこの漫画、尾田先生に怒られないのか?と心配もしたが基本的にはこの漫画に出てくるキャラは原作とは全くの別人なのでどんなギャグで巻き込んでも原作のキャラを貶めることなく、逆に「この作者、こんな細かいネタまで持ってくるなんて凄いなぁ」と原作への確かなリスペクトを感じる漫画になっているし(本当か?)、読んだ後に、原作のワンピースを読み返してみるかと思わせてくれる漫画になっている。

そして原作のワンピースが嫌いな拗ねたオタクでも楽しめるちょっとしてラブコメ要素や原作とはまた一味違った狂気な登場人物達に魅力され原作のワンピースも少しは興味を持つだろう(本当か?)

 

登場人物

 山本海賊王(ルフィ)

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(c)「恋するワンピース」第1巻

親の正気を疑う名前をもつ山本くん。そんなキラキラネームのせいで周りから弄られるという可哀相な人物だが、ぐれることなく純粋な真面目で優しい男に育つ。

「動物が怖くて苦手」「気を遣いすぎて人の頼みを断れない」など本人の性格は海賊王から程遠い草食系男子であり、原作のルフィとは真反対な性格をしている。

ずっと帰宅部だったため。海賊部という部活は楽しいらしい。また菜美ちゃんとメアリー号、両方から好かれており、山本君自体も菜美ちゃんに好意がありそうな雰囲気もある。

奇人変人狂気人しかいな周りのキャラが濃い過ぎるため、作中では基本的に影が薄い。

出番がないまま終わることもまぁまぁある。頑張れ海賊王!

 

 小山菜美(ナミ)

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(c)「恋するワンピース」第1巻

この漫画の主人公兼ツッコミ役。

ナミという名前のお陰でワンピース繋がりがある山本君と仲良くなれたため、自分の名前に感謝している。

作中では奇人変人狂気人に空気しかいない中での唯一のツッコミであり、最重要人物である。そして嘘風のコアなワンピースネタにも基本食いつくそのワンピース知識、もはやワンピース博士である。

段々と嘘風との名コンビ感も増しており、もはや最終的は美×嘘風ルートあり得るんじゃないのかと思っている、嫌い嫌い言ってたらいつの間にか自分の中で嘘風という存在が大きくなっていたラブコメの基本ですよね。

 

 

中津川嘘風(ウソップ)

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(c)「恋するワンピース」第1巻

この漫画の狂気の元凶にして最強。現実社会とワンピースという漫画の虚構の区切りを知らない節がある。人間離れした強さや、発明力、発想力を持つ。自分の事をウソップだと思っているが、「それがし」「~ですぞ」という喋り方など、その風貌や言動は原作のウソップの要素がまるっきしなく、嘘風の世界観のことは何もわかない。怖い。

菜美ちゃん以上のワンピースの知識もあり、ワンピネタを現実世界でシミュレートするためならあらゆる手段を選ばない行動力と技術力を併せ持つ狂気をもち、実際に被害に遭った相手からは「ちょっとずれたら人類の敵」とまで言わしめた。怖い。

 

吉岡咲灯(サンジ)

 料理部に所属する菜美ちゃんの友人。見た目の性格も性別も違うが料理が得意なだけでサンジになって(嘘風の方が料理もうまいが)

ワンピース知識はほぼないが、嘘風の無茶フリにも応じる良識人

 

チョッパー

 ただのトナカイ。元々動物園にいた

 

ブルック

 ただの人体模型

 

森下雪枝(メリー)

 山本君に好意がある女子。

「原作のようにルフィに抱きついてもらうため」にメリーの被り物と船の装飾を身に付け麦わらの一味として山本君に接近するという狂気な人。胸がでかく、ちょこちょこエロいシーンがある。海賊部のお色気担当である(船なのに)
 

 

小野塚(ゾロ)

 剣道部に所属。剣道を極めたい所を嘘風に毎度騙させる。アホ。

 

菜美の父(尾田先生)

 菜美ちゃんの父親で菜美ちゃんと山本君をくっつけるため尾田先生になるという狂気を行う。ただあまりワンピースには詳しくない。尾田先生に怒られろ

 

 最後に

以上である。ワンピーススピンオフにして狂気の漫画『恋するワンピース』はワンピースを知らなくてもその隠れてない狂気さを楽しめる漫画であり、恐らくネットに多数いる本家ワンピースが嫌いなオタクでも読んでみる価値がある漫画だと思う。

ジャンプ+で無料で読めるため、騙されたと思って一度読んで欲しい(責任はとらない) 

 

恋するワンピース 1 (ジャンプコミックス)

恋するワンピース 1 (ジャンプコミックス)