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【2055日の軌跡】キングダムハーツ3全力感想【ソードマスターヤマト】

2055日という日数を何を意味しているか君は知っているか?

そう、E3で『キングダムハーツ3』(以下KH3)の発売決定のトレーラーが出てから実際に発売されるまでの日数である。

そしてそれは2005年『キングダムハーツ2』発売から4782日経って発売された事を意味する、長かった、本当に長かった。私も学生だったのがいつのまにか社会人になっていた。本当に発売されるのかも心配だったそんな新作、発売してもしばらく現実感なかったそんな新作。そんな待望のKH3の感想をネタバレ全開で書いていくよ。

キングダム ハーツIII - PS4

 

 

 

溢れんばかりのディズニー愛

KH3で一番素晴らしいと思った所は愛に溢れた各ディズニー作品のワールドだ。

2でディズニー要素が薄いと叩かれた影響か、今作では過去作とは比較にならない程の大きさになったフィールドマップは探索が楽しいのは勿論、戦闘も広いフィールドを利用したダイナミックなシチュエーションが増えていたり、幸運のマークや小ネタなど、細かな所までクオリティが高い。また、今までFFキャラ以外無人だったトワイライトタウンに住人がいたのも衝撃的でしたね

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↑私たちはまるで映画を遊んでいるかのような幻覚を受ける

今回のKH3、ディズニーワールドの再現度の高さの要因の一つにディズニーがピクサーを吸収し、3Dアニメへ制作体制が移行したという事も関係している。これは単純に3D空間でアクションを遊ぶKHとの相性が抜群だからである。

本作から初参加となった作品は本格的に3Dアニメ体制となったディズニーピクサー以降の作品が多い。これらのワールドは私たちが熱狂したあの映画をそのままの世界で自由に遊びまわる事が出来る。一言で言えば、最高だ。

私のお気に入りは『ベイマックス』のサンフランソウキョウ。

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ワールド自体も最高だったが、ストーリーが映画『ベイマックス』の続きになっており、映画の最後で別れてしまいハートレスに操られた旧ベイマックスと新ベイマックスとの対決という映画ファン待望のベイマックス2』がここにはあるし、ヒロやビックヒーロー6の成長した姿も見え、何より旧ベイマックと再び抱き合える最後のオチまで完璧に仕上がっており泣いてしまった。続編で見たかった全てがここにあった。

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↑このシーンは本当に夢のような瞬間でしたね

 

後、『パイレーツオブカリビアン 』も再現度が凄すぎてほぼ実写だし、ジョニーデップが目の前に居て大興奮。あの広大な船の移動が一つのワールドとして処理されるのも意味がわからない作り込み。

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マップの不満で言えば、全体マップがないぐらいですね。特にオリンポスで山を登る所はルートが多すぎて先に宝箱回収しようと不正解ルート行こうと思ったのにふと「あれ?こっちが正解じゃね」と疑問に思って戻ったら「こっちの方が正解やんけ!」と正解という不正解ルートを当ててしまったことがありました。

 

シリーズ集大成の戦闘システム

初代『KH』の戦闘は中々酷いモノでカメラワークの悪さもあって今プレイするとストレスが凄く、それが『KH2』で改善され、『KH2FINAL MIX+』で大幅なテコ入りが入り、ある種完成された戦闘システムになったが、『KH3』では正統な進化を遂げている。

KH2」のフォームチェンジ、「KHバースバイスリープ」のデッキコマンド・リンク・シュートロック、「KH3D」のフリーフローといった過去作からのシステムの集大成になっていながらも新たにキーブレードの変形アクションとアトラクションフローが追加され画面が常にとんでもなく派手だ。

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 戦闘中は次々にコマンドが出現し、初心者でも誰でも簡単にド派手な戦闘演出が楽しめ、プレイヤーを飽きさせる事をしない。

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↑ワールド毎に個別のアクションがあったりとにかく多彩だ

 

変形アクションは次々と怒涛の攻撃を繰り出せるので超爽快だ。変形時のモーションもどれもカッコいい。後、戦闘中に宝箱開けれたり細かな所も良くなっている。

 しかし、シンプル故に○ボタン連打でクリア出来てしまうゲームバランス(偶に△押す程度)は一番難易度が高いプラウドでも戦略性も特になく、簡単過ぎるというか大味な感じもする。ただ、ゲーマーでもない、ディズニーが好きなだけな人など、カジュアルで「楽しさ」に特化するという誰でも遊べる受け皿の広さがキングダムハーツシリーズの強みとも言える。

個人的に唯一苦戦したのは『パイレーツオブカリビアン 』の艦隊戦だったので隠しボス以外にも歯ごたえがもう少しある敵がいればもっと良かったかも。

 

ソードマスターヤマト的ノリのキーブレード墓場

 

ディズニーワールドをクリアし、アクアとヴェントゥスを助けた後、遂にゼアノートとの最終決戦であるキーブレード墓場に行く。

各ディズニーワールドでは謎が増えても7つの光と13の闇でのキーブレード戦争という目的のためか、新XIII機関との戦い含めてシリーズで残っていた謎が解明されることはなかった。

 その分、高まる期待、深まる鼓動、ユーザーはドキドキしながら最終決戦の地、キーブレード墓場に行くことになる。

しかし、ここからの展開が今までのシリーズ通して残っている莫大なシナリオの重みや伏線、因縁、ユーザーの願い、それらを結構な駆け足で回収していくため、やりたい事はわかるけど少しはこっちの気持ちも整理させてくれよ野村!という感情に支配される。ちなみにここで回収するのは

  • XIII機関との決着とそれぞれの懺悔タイム
  • ソシャゲアカウントの利用
  • マールーシャとラクシーヌ、シグバールの目的
  • 留まりし思念の扱い
  • ロクサスとシオンの救済
  • アクセルとサイクスの関係
  • レプリカ
  • ナミエの救済
  • 闇落ちリクとの決着
  • ヴァニタスとの決着
  • テラの救済
  • 闇の探求者アンサムの後ろにいるハートレスの正体
  • アンサム、ゼムナス、青年ゼアノートとの決着
  • ゼアノートの真の目的
  • ニューセブンハートの意味

などなどである。完全に感情の大渋滞起こしてますよ。

これを一つのワールドで全部やろうするもんだから、そりゃ大変。

しかも、BGMが本気なのでますます感情の整理がつかなくなりました。

確かに、アクアやシオン、ロクサスは救済して欲しいと思ったし、実際にKH3で見たかったシーンは全て見れたんですが、展開のノリが完全にソードマスターヤマト。各新XIII機関を撃破する毎に一人ずつ懺悔タイム挟むのは段々と感情のオーバーヒート起こして笑いが生まれた。

正直、ソラやアクアが大量のハートレス見て絶望したりするのも結構な解釈違い起こしてしまったし、台本にキャラクターが動かされている気もしました。

後、箱の謎や被験者Xの謎など、3で冒頭からマレフィセント達があんなに引っ張っていた新しい謎は何一つ解明されないまま終わってしまったのも複雑な感じです。

 

文句も言いましたがKHから長く続いた救われなかった者達の救済など、見たいモノは全部見れたし、最後カイリを追って帰れないかもしれないのに一人旅たったソラの成長度合いを見てあんな幼かった子が男になって(涙

と久しぶりに甥っ子をみる親戚のおじさんになりましたよね。

なによりシオンの私服が可愛い(無敵)し、アクアやテラ、ヴェントゥス、ロクサスやナミエ、アクセルやあまりにもダサイ格好のサイクス、みんなが幸せそうに遊んでいるエンディングで「これだよ、これが見たかったんだよ俺は」と独りシミジミしてしまいました。今まで必死に闇と戦ってきた彼らがようやく報われた気がして、ありがとう、本当にありがとうキングダムハーツ

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↑今回のアクアさん、大体敵に負けててポンコツヒロイン街道まっしぐらでしたね

 

最後、KH4に向けて

ソードマスターヤマトは少し残念でしたが、10年以上待った新作は本当に楽しめましたし、ソラとカイリ以外の光側が全員復活した今、KH4が本当に楽しみです。そう言えばシークレットムービーも公開されましたね。ソラ達が現実世界みたいな所で戦うのワクワクしますし、野村繋がりで『すばらしきこのせかい』コラボとかもありそうじゃないですか!

たた、野村さんはFF7のリメイクなどもあるだろうし忙しいと思います、そんな急がなくてもいい、私たちは今まで十分待ったんだ、待つ事には慣れている、じっくりゆっくり良いモノを作ってくれよな!野村!

 

KH3で私の人生完結しそうだとかいっていましたが、KH4も楽しみになりましたし、まだまだ終わりそうにないです。

そう、私たちが歩む道はいつまでもキングダムハーツと心で繋がっているのだ(ドン

~ここでBGMに光が流れてブログは終わる

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