社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

大阪九条にしばらく住む事になったので、散策してみる

朝、ちゅんちゅんと小鳥のさえずりの代わりにカンカンカンと鉄が叩かれる音でフッと目が覚める。

ずっしりと重いまぶたを細々と見開くとカーテンの隙間から眩しい太陽の輝きが差し込んでくる。

時計を見ると朝の7時。今日も気持ちのいい朝、GW最終日前日にゆっくりとした1日を迎えるような気分だ。

こんな天気の良い日は散歩をしようと準備をして玄関のドアを開ける。隣の工場の煙突から煙がモクモクと上がり、特有のニオイが鼻につく。

少し歩くと大型のパチンコ店があり、朝からGWに特にやる事のない人達が群がっている。人が多くて怖い。

 

そう、ここは大阪、九条。

淀川などの土砂が堆積して出来たのが九条の始まりらしい。江戸時代初期に賑やかな場所となるよう願って名づけられたのが、元々の衢壌(くじょう)という地名の所以。

準工業地域であり、レトロでモダンが近接した魅力ある街、九条。殆どの人が京セラドームに行くのに通過していくだけの場所。

そんな街にしばらく住むことになったので、散歩がてら紹介していきたい。

 

 

阪神九条駅に降りると目の前にある天津甘栗屋さん。その隣には立ち食いそば屋さんがあり、ここは出汁のうまさが有名。

 

↑キツネうどんに挨拶する聖川真斗。

 

麺自体は普通なんだけれども、汁が美味しくて最後まで飲んじゃう。

更に少し歩くとウナギ丼を590円で食べれるお店。

 

 

これでも少し値上げしたらしいけど、すき屋ですら800円とかするようなご時世で590円でうなぎ丼が食べれるのは異常である。いつか行ってみたい。

 

さらに進んでいくと大阪を代表するスーパー玉出。

 

 

「生鮮食品を買ってはいけない」とか色々黒い噂も聞くけど、経営者も代わって今ではそうでもない。逆に変にハードルを上げると「思ったより安くないなぁ」という感想を持つぐらいの普通のスーパーになったと思う。ラムーやサンディの方が安い。仕事帰りに行くとただでさえ安い弁当やお惣菜が更に安くなっているのは本当に助かる。

スーパー玉出の隣にある中華屋も昔からあって唐揚げがクソデカイで有名らしいのでいつか行ってみたい。

 

九条駅からほど近い松島新地は旧遊郭の料理街。

 

 

松島新地のど真ん中で営業しているのが「百福」という多国籍料理屋さん。滅茶苦茶美味しいらしいけど、残念ながら訪問時は店主が出張でお休みでした。また行きたいけど、自由恋愛させようとしてくるおばちゃんが「おいでおいで」と煩くて中々行き辛い。凄い場所にある多国籍料理屋さんである。

 

 

また、このブログといえば、(最近は全然観れてないが…)映画。

九条にはなんと「水中映画館」がコンセプトのミニシアター「シネ・ヌーヴォ」がある。

 

 

大規模な映画館では観れない作品がいつでも観れる環境にあるのは良いね。まぁ近くのイオンに映画館ないのは普通に残念だったが。

 

九条、まだまだ魅力がある街だと思う。これからも散策していきたい。

 

最後に

東京で働いている時に大阪への異動を命じられた。ただ、時間もなかったので現地に行って内覧をしている暇もなくインターネットで適当に賃貸を決めたのだが、まさか家の隣が煙出す工場だとは思わなかった。辛い。家を決める時はちゃんと現地に行って内覧しよう!と心にきめた。