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ゴジラの永遠の好敵手、キングギドラの歴史と戦績を振り返る

キングギドラ、それはゴジラの永遠のライバルにして、金星にあった高度な文明を3日間で滅ぼす程の宇宙怪獣だったり、メカ化したり、高次元怪獣になったり、様々な変化を伴いながらゴジラを苦しめてきた最大の敵とも言える。ゴジラのライバルと言えばギドラというファンの人も多いだろう。

 

今回はそんなゴジラとギドラとの戦いの歴史を振り返りながら、VSゴジラ戦でのギドラの戦績を確認していきたいと思う。

 『三大怪獣 地球最大の決戦

三大怪獣 地球最大の決戦

通称「金星の業火」と呼ばれたキングギドラの初登場作品。

かつて金星にあった高度な文明を3日間で滅ぼしたという前評判から期待値は大きく実際、引力光線を吐いて暴れ回わったり、巨大な翼からの突風で、東京を壊滅に追い込んだりしたが、その強さ故に、ゴジラモスララドンの三大怪獣と戦う事になり、ゴジラが引きつけているあいだに背後からラドンに乗ったモスラによって大量の糸を吐きかけられ、動けなくなったところをゴジラに岩石をしつこくぶつけられて戦意を喪失し、おめおめと宇宙へ逃げ帰ると言うちょっと可哀相な退場の仕方をする。

戦績 敗北 

 『怪獣大戦争

怪獣大戦争

ゴジラキングギドラが一緒に仲良く街を破壊するという珍しい光景が見られる本作。

X星人に「怪物0」と呼ばれて操られる(以後ギドラは自分の意志ではなく異星人に操られて登場するという可哀相な立場が多くなる)、X星に連れて来られたゴジララドンと戦うが、撃退されて敗走する。

しかしそれはX星人の罠でゴジララドンも洗脳されギドラと一緒に地球を攻撃。

地球人は反撃でX星人が全滅したため洗脳が解け、もはや戦う必要もないものの『スクライド』におけるカズマと劉鳳のように再びゴジラ(それとラドン)と戦う。最後はゴジララドンの言葉通りの特攻を受けて崖から海中へ落下して敗北し、ふたたび宇宙へ逃げ帰る。

戦績 敗北

 

怪獣総進撃

怪獣総進撃

キラアク星人の切り札として登場し、「地球の怪獣では歯が立ちません」とキラアク星人が豪語する通り、凄まじいパワーや引力光線で地球怪獣達を圧倒するらしいが、相手がミニラ、ゴジラモスラアンギラス、マンダ、バラゴン、ゴロザウルス、クモンガ、ラドン、バドンと10体という大怪獣群のため多勢に無勢。一応、実際に活躍する怪獣は一部だがあまりにもフルボッコで可哀相な戦いをさせられる。ほとんどイジメである。

最初こそ善戦するが、ゴロザウルスにカンガルーキックで倒されたあと、目を覆うような壮絶な猛攻撃を食らい、ついに死亡した。キングギドラの首から流れる血が生々しい。 

戦績 敗北

 

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン

ここから関連書籍などでは「二代目キングギドラ」と紹介されている。

M宇宙ハンター星雲人に操られてガイガンとともにゴジラアンギラスと戦い、あと一歩まで追いつめるが、乱戦の最中、自分に突っ込んだガイガンに引力光線を当てたことから、仲間割れになる。その隙を突いたゴジラアンギラスの連携に加え、地球人によってM宇宙ハンター星雲人の司令塔が爆破されてコントロールを失ったことにより、ガイガンとともに宇宙へ敗退する。

戦績 敗北

 

ゴジラvsキングギドラ

ゴジラVSキングギドラ

ここから平成シリーズ。

『VSビオランテ』がG細胞の扱いや、自衛隊の戦術など平成シリーズでも屈指のストーリーラインだったが、本作では未来人による歴史改変モノで中々フラフラしている描写も多い。

ちなみにスピルバーグの祖先だと思われる人や、どう見ても『ターミネーター』に影響されているアンドロイドなど、観ていてニヤニヤも出来るおまけが多いのも特徴。

未来人が連れてきた3匹の怪獣が、マーシャル諸島ビキニ環礁核実験の放射能の影響により合体、巨大化・凶暴化してキングギドラが誕生した。未来人の特殊音波によって操られており、引力光線を吐いて暴れまくっていた所、北海道に上陸したゴジラと対峙する。

最初は空中からのキックなどでゴジラとの戦いを優位に進めるが、未来人のコントロールが失われたことで形勢が逆転し、尾をつかまれ何度も地面に叩きつけられる。その後も長い首を使って締め上げるも、熱線で中央の首をはね飛ばされる。ゴジラが未来人の母船を破壊した隙に逃走を図るが、熱線で翼を貫かれ、海へ沈む。

戦績 敗北

これで終わりかと思いきや、212年間仮死状態で存命していたキングギドラを地球連邦機関が回収し、23世紀の技術で改造しメカキングギドラとして復活。

ただ、キングギドラ自体に意思が残っている訳ではなく、エミーという未来人のパイロットが操縦している。ゴジラと現代の東京で戦うが、反撃され翼を損傷し墜落。遠隔操作ではなくガンダム形式の操縦のため中にいるパイロットのエミーが気絶するなど苦戦するものの、ゴジラをマシンハンドで拘束。どこかへ運び去ろうとするが、暴れるゴジラから至近距離で熱線を浴びてついに海に墜落し、一緒に仲良く小笠原海溝に沈む。エミーはKIDSで脱出し、23世紀へと帰る。メカになってもゴジラには勝てない。

ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃』

ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃

本作では、日本の自然の守り神・護国三聖獣の一体「天の神・魏怒羅」として登場。

今までは数的不利な状況が多かったが、本作ではモスラと共闘でゴジラと戦うものの、不完全な状況で目が覚めたため、ゴジラに投げられてあえなく気絶し、結果としてモスラに孤軍奮闘を強いることになる。

その後、ギドラをかばってゴジラに敗れたモスラのエネルギーを吸収し『千年竜王キングギドラとして目覚める。ゴジラと海中で戦ったあとに浮上し、追ってきたゴジラに引力光線で攻撃するが、ゴジラはこの光線をも吸収したうえに熱線と合わせて放射し、これを至近距離で食らったキングギドラは死亡。その直後、護国三聖獣の霊魂の状態となり、ゴジラに憑依している怨念を浄化することに成功する。個人的にシリーズで一番格好いいキングギドラが観られる。ほとんど主役。

 

戦績 敗北 

 

ゴジラ FINAL WARS

ゴジラ FINAL WARS

一応、今作にキングギドラが登場する事は徹底的に伏せられていたが、モンスターXが露骨に3つ首だったため、一部のファンからは絶対キングギドラが登場あるわと言われていた(そして実際に登場した)

懐かしのX星人が再登場。今までは操っている星人がやられると露骨に弱体していたキングギドラだが、本作では統制官が倒され、X星人が全滅すると同時にモンスターXはカイザーギドラに変身。「超ドラゴン宇宙怪獣」の誕生である。

カイザーギドラはゴジラからの放射熱線によって中央の首を吹き飛ばされたあと、左側の首が放った光線を右側の首を盾にされて誤爆し、右側の首も失う。その後は何度も一本背負いを浴びせられて動かなくなったところを空中に投げ上げられ、熱線によって宇宙空間まで吹き飛ばされた結果、死亡する。

 

戦績 敗北

 

GODZILLA 星を喰う者』

live and die(アニメ盤)/アニメーション映画『GODZILLA 星を喰う者』主題歌

 

アニメーション映画『GODZILLA』シリーズの完結編に登場。

前作のメカゴジラが出番あるある詐欺だったため、本作もキングギドラの登場があるのか危ぶまれたが、実際にはバリバリ活躍した。異星人エクシフが「金色の王」「黄金の虚無」と称する黄金の怪獣にしてエクシフの信仰で語られる「宇宙知性」「既存の宇宙を超えた高次の領域へと至る門」と同一の存在。次元の狭間に生息する高次元エネルギー体であり、出現するだけでブラックホールが形成されるほどの重力制御能力を有している。また、この宇宙とは物理法則そのものが異なる別次元の存在であるが故に、人間の五感では認識できるがコンピューターなどの電子機器ではその存在を検知することは出来ず、干渉などをすることもできない。まさしく高次元怪獣の名に負けないチート的存在である。ゴジラ・アースとの戦いでは別次元の法則による優位性によって、ゴジラ・アースの一切の干渉を受けつけずにゴジラ・アースの実在を自身の次元法則で侵食して喰らい尽くそうとする(文章にするともの凄い事のように見えるが、実際の映像では正直甘噛みしているようにしか見えない)

主人公のハルオにより観測役だったメトフィエスが右目に埋め込んでいた観測装置を破壊されたことでゴジラ・アースがいる地球次元側へ引き込まれてしまい、ゴジラ・アースにボコボコにされた後ブラックホールを熱線で破壊され、撃退された。

 

戦績 敗北

 

 

結果

戦績0勝8敗

モスラメカゴジラと違い、あまりにも強い宇宙最強怪獣故、ゴジラがギドラに敗北するとそれは地球の敗北を意味する事が多いため、メタ的に見てギドラは永遠にゴジラに勝てない気がしてしまう。強すぎるのがいけない。

また、ギドラが登場する作品は宇宙人や未来人がセットになっている事が多いため、ストーリーラインがフワフワしている事が非常に多い。癖が強い。

そんな懸念材料もあるが、5月31日に公開される『ゴジラキングオブモンスターズ』ではどのような活躍をするのか、遂にギドラはゴジラを倒す事が出来るのか。

注目して見て欲しい。

 

GODZILLA ゴジラ(吹替版)

GODZILLA ゴジラ(吹替版)