2019年1月25日、遂にキングダムハーツ3発売である。本当にこの日を待ち続けた。長かった。キングダムハーツ2が発売したのが2005年である。10年以上まった待望のナンバリング作品であり、キングダムハーツシリーズには大変多くの思い出が詰まってて感無量なのですが、そんなゲームを万全な状態で発売日を迎えれるように今までのまとめと思い出を語っていきたい。
□2002年キングダムハーツ発売
□ストーリーまとめ
魔女マレフィセントが闇の探究者アンセムと協力し、7人の純粋な光の心を集め特別なキーブレードを作ることで、「世界の心のキングダムハーツ」を目指すため世界中にハートレスをばらまき、ソラ達が住んでいる世界も闇に飲まれソラ、リク、カイリはバラバラになったしまう(しかし、カイリの心だけがソラの中に逃げ込む)
闇の探究者アンセムたちの野望を阻止するために行動していたミッキーは、ドナルドとグーフィーをキーブレードに目覚めたソラと合流させます。リクとカイリを探すため、キングダムハーツの悪用を防ぐため、ソラ達は各世界を巡ります。そしてリクに出会えますが、闇に囚われアンセムに身体を乗っ取られてしまい戦うことに。何とかリクに勝利し、ソラは自分の中にいるカイリを救うため自分にキーブレードを刺し、自分がハートレスになるのと引き換えにカイリを救った。ハートレスになったソラは自我があり、それがソラだと気付いたカイリの記憶と強い想いから、ソラは肉体を取り戻す。そして最後に闇の探究者アンセムを倒すものの、「世界の心のキングダムハーツ」は開いてしまった。 これを閉じるには、光の世界と闇の世界の両方から鍵をかけなくてはならない。
正気を取り戻したリクは、助けに来たミッキーと闇の世界側から鍵をかけるという。そしてソラは光の世界側から。
ソラ、リク、カイリは世界を救うのと引き換えにまた再会することを約束して、バラバラになってしまいます。
□思い出
FFとディズニーの夢のコラボ。
まだ中学生だった僕はその紹介記事を見てえらく感動し、絶対に欲しい!!という感情で一杯になったが貧乏だった我が家はそんなPS2なんて買って貰える訳もなく今までスーファミやニンテンドー64,PSなどゲーム機を買ってくれていた兄もゲーム離れしていて興味もない様子だった。当時のPS2の価格は39800円。ゲームソフトも加えると5万ぐらいかかる。このままではキングダムハーツを買えないと焦った僕は親の言いつけで使わず預けていた今までのお年玉を使おうと親を説得するも逆ギレされ失敗。ただ、僕もこのままでは引き下がれないと生まれて初めての反抗期をキンダムハーツに費やすが、あまりにも連日涙を流しながら泣き叫ぶ息子に哀れんだのか同情したのか遂に親が折れてPS2買って良い許可を勝ち取った思い出。
そして忘れもしない2002年3月28日、PS2とキングダムハーツ購入。
今まで、アクションRPGといえば64の『ゼルダの伝説時のオカリナ』やPSの『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』などプレイしていたが、本当に衝撃的でした。まるで映画のような進化したグラフィックと表現力、ドナルドやグーフィと言ったディズニーキャラ達、グミシップ含めて豊富なミニゲーム、宇多田ヒカルの「光」、そしてソラ達の物語。○ボタン連打するだけで雑魚に勝てる戦闘システム。どこをとっても完璧で僕はすっかり魅了された。
基本的にこういうキャラモノやコラボモノって発表時が興奮のピークで、実際にゲームをするとまぁこんなモンだよねって終わったりなりがちなのに、これはゲームを体験しているときが興奮のピークになるの本当にゲーム作りに関わった皆様、ありがとうございます。
ただ、僕はPSでドラクエ7した時に死にかけた覚えるある程、結構3D酔いしやすい体質でワンダーランドで迷子になり酔い、ディープジャングルで迷子になり酔い、アリエルのリトルマーメイドは全体的に油断すると酔う。という難題をぶち当たった。ただ例え酔いで死のうとも僕はキンダムハーツをやるぞという無駄な決意を滾らせながら毎日やっていました。そしてその年の12月26日、『キングダム ハーツ ファイナル ミックス』という完全版の発売。一年も一経たないうちに完全版って早くね?って今なら思いそうなもんだけど当時のスクウェア(現スクエニ)はその商法を当たり前のようにしていたし僕らも当たり前のように受け入れていた(本当か?)僕もまたキングダムハーツを一から楽しめるぜと気持ちを滾らせていました。
□2005年キングダムハーツ2発売
□ストーリーまとめ
心が無いため、完全な存在を目指して「人の心のキングダムハーツ」を目指し、ゼアノートのノーバディ、アンセムが率いている13人のノーバディによって組織されている集団である13機関から脱走しリクに保護されたソラのノーバディであるロクサスは「忘却の城」で記憶がなくなってしまったソラを修復している間、13機関に見つからないよう仮想世界に匿われることに。この仮想世界でロクサスは13機関だった頃の記憶を無くし、普通の少年として6日間の夏休みを過ごす。そしてロクサスがソラの存在に気付いたときには記憶の修復は完了し、ロクサスはソラに帰ることに。短い夏休みが終わりを告げる。
1年の眠りから覚めたソラは、13機関によって世界が闇に覆われそうになっていることを知る。
それを阻止するため、そしてリクに再び会って2人でカイリの待つ世界へ帰るため、再び旅に出るのでした。
終盤、13機関の本拠地に辿り着き、そこでソラはリクと再会する。
ソラ、リク、カイリの3人が揃い、「人の心のキングダムハーツ」完成を防ぐため、最後の13機関、ゼムナスに戦いを挑む。Diz(賢者アンセム)の協力もあり、なんとか勝利を収めたソラたち。
ナミネがカイリと会い、役目を終えたナミネはカイリに帰る。そして、ロクサスもまた、完全にソラに帰る。
13機関の野望を阻止し、ソラたちは3人で元の世界へ帰るのだった。
↑髪切れリク
□思い出
2005年12月22日、キングダムハーツ2発売。
初めてやったとき、まさかの操作キャラがロクサスとかいう知らんキャラ、ドナルドもグーフィもいない。話の展開もわからない。頭の中が完全に?に支配されましたね。
あれ、何かやっていないと思って調べてみると2004年11月11日に『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』というゲームボーイアドバンス専用ゲームがあったんですよ。いや発売されてたのは知っていましたよ。ただ、そんな完全にストーリーががっつり関わるゲームがナンバリングもついていないしゲームハードも違うゲームから出るとは思わないでしょ。
完全にこっちは外伝のカードゲームだと思っていましたからね。今のネット時代なら本編にがっつり関わるって情報が出回ると思うんですが、当時はファミ通が全てみたいな所ありましたからね。しっかりしろファミ通!(多分ファミ通はしっかりしてた)
キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズの話は公式から出ている動画と概要書きました。
概要
(リクと王様を探す中、忘却の城に辿り着いたソラ達は記憶を操る魔女のナミエに出会います。XIII機関の目的は、ナミネを使ってソラを意のままに操る事でした。
しかし、XIII機関を裏切りソラに真実を告げたナミネ。彼女を本当に助ける為、また失われた記憶を取り戻す為、ソラはXIII機関のメンバーと戦い勝利します。)
これからのキングダムハーツでも同様に様々なハードから発売される事になるのでここら辺はまぁシリーズが複雑になっている分かりやすい原因ですね。
そんな始まりだったキングダムハーツ2でしたが、これがやっていくともうね、ロクサスが不憫すぎて「俺の夏休み、終わっちゃったよ」で号泣。
ロクサスパートが終わる頃にはトワイライトタウンの神BGMもあって、ロクサス!!!!となってた。ナミエも好きだし、みんな幸せになって欲しい。
戦闘は前作よりアクションが多彩なり、正統派進化!
新アビリティが増えてやること増加、「コンボアップ」「コンボプラス」や「フィニッシュプラス」など新アビリティでボスのHPもガンガン削れるし、空中で体勢を立て直す「エアリカバー」、体勢を立て直しつつ反撃「リベンジスラッシュ」ガード後に反撃「ガードカウンター」など多種多様なアクションが戦闘に彩る。
また、「リアクションコマンド」は、△マークが出現した時に△ボタンを押すことで強力な技やアクションを繰り出す必殺技は派手さが凄いし、戦闘が難しい人でも大体△押しとけば戦闘に勝てるバランスもいい。
そして隠しボスのセフィロスが強い!絶対本編のFF7より強いセフィロスに挑んでは負け、心が折れそうになった
↑片側に翼生えてるのも中二感凄かった
そして例の如く2007年3月29日、『キングダム ハーツII ファイナル ミックス+』発売。『COM』の3Dリメイク『キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ』がまるまる入っているため、GBA版やってなかった人にもおすすめ(最初からそれで発売して欲しかった)
そして一番の追加要素は鎧の男と戦える事。あまりの強さに半年間ぐらいコントローラーを放り出していました。シリーズでも最強ですねこいつ。
□キングダムハーツ大派生作品時代へ
ここからキングダムハーツシリーズはDS,PSP,3DS,携帯電話、スマホ。ブラウザゲーと数多くのゲームハードに登場し、どれもこれもストーリー的に繋がるという公式からファンの財布と話の理解度を殺しに来る(最終的にPS4に集合するが)
□キングダム ハーツ 358/2 Days
ストーリーまとめ
キングダムハーツ2の前日譚。ソラのノーバディ、ロクサスは13機関に保護されていた。
13機関はさらに都合の良いキーブレード使いを増やすため秘密に「シオン」という記憶が空っぽのレプリカを作る。
ロクサスの力を吸収するように設計されており、ロクサスかシオン、いずれか扱いやすい方を残そうと企んでいた。記憶のないロクサスとシオンを、アクセルが面倒を見ていた。
次第にロクサスがソラの記憶とキーブレードの力をシオンに吸い取られ、弱っていく。シオンはロクサスを通じてソラの記憶を奪っている自分は、ソラに帰るべきだと考え、ロクサスに戦いを挑み自ら消滅する。もともとレプリカのシオンは、消滅し記憶がソラに帰ることで空っぽになり、それまで関わった人々の記憶から消えてしまう。必死に思い出そうとするロクサスを前にシオンは消えていく。そしてロクサスを脱走。
思い出
ロクサスとシオンがまじ不憫
ニンテンドーDSで2009年5月30日発売。
これとBbsがキングダムハーツシリーズでもバットエンドが決まっている物語で完成度も高く、滅茶苦茶面白かったですね。これやってからキングダムハーツ2やると冒頭から涙がやばい。あと、DSってこんなパワーあるハードなんだなと驚愕しました。本当にみんな幸せになって欲しい
□『キングダム ハーツ コーデッド』、『キングダム ハーツ Re:コーデッド』
元々2008年11月19日に携帯電話専用ゲームとして登場し、その後、2010年10月7日にDSでリメイク。
謎のメッセージが書かれたメモをデータ化し真実を探る物語。最終的にデータのナミナと会い、忘却の城ですり替わった真実、アンセムの残した情報などを知り、そしてマスター承認試験を受ける。
といって感じのストーリー。流石に僕も携帯電話では遊ばずDSでやりました。意外とゲーム性も面白くてオススメな作品。
□『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』
ストーリーまとめ
大体スターウォーズ新三部作みたいなストーリー。
キーブレードマスター・エラクゥスの下で修業していたテラとアクア。
そこに、記憶喪失の少年ヴェントゥスが、キーブレードマスター・ゼアノートによって連れてこられる。時が経ち親友になっていた3人。そのうちテラとアクアの2人が、キーブレードマスターになるための承認試験を受け合格したのはアクアだけだった。
その後、バラバラになったそれぞれの世界で、光と闇の均衡が脅かされているという情報とともに、マスター・ゼアノートが行方不明になったという知らせがはいり、旅に出る。その道中でテラはゼアノートに唆され暗黒面へ。ヴェントゥスは自分が世界を終わらせる力「Xブレード」を作るための存在だった事を知る。
終盤、ヴェントゥスはゼアノートの弟子・ヴァニタスと融合し、「Xブレード」になってしまう。ヴェントゥスの抵抗により融合は不完全になり、アクアの助けもあってヴァニタスは敗れ、Xブレードは暴走して消滅し、ヴェントゥスの心も潰れる。そしてアクアはテラの身体を乗っ取ったゼアノートと戦い、心が闇に落ちそうになったテラの心を助けた代わりに自分が闇の世界に落ちてしまう。
アクアまじ不憫
PSPで2010年1月9日発売したけど、本当にアクアが可哀相なんですよ。
ここら辺のキングダムハーツ、登場人物はドンドン増えるけど、誰も救われないバットエンド続きで本当に病みますよ。
その分、キングダムハーツ3に寄せられた期待は大きい。
□『キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]』
ストーリーまとめ
1でゼアノートのハートレス、アンセムを
2でゼアノートのノーバディ、ゼムナスを
倒したソラたちだったが2人が消滅したことで元のひとつになり、本当のゼアノートが帰還すると知らされたソラたち。
それに備えるためにキーブレードマスター試験を受けるソラとリク。
しかし、試験中にゼアノートが襲いかかり、次々に真実が明らかになる。
・13機関のゼムナスの本当の目的は機関のメンバーを利用し本体のゼアノートの意識と心を13個に分けること(ハゲが13人になる)
・真の13機関は既に12人まで集まっており、13人目をソラにするということ。
・ゼアノートは、13の完全な闇(13に分けられたゼアノートたち)と7つの完全な光の戦いで、ヴェントゥスのときに成し遂げられなかった「Xブレード」を作る事が目的であること。
アクセルの元の姿、リアが助けられたりして何とかゼアノートを退却させたソラ達は試験を終え、リクがマスターとして合格となり、幕は閉じた。
思い出
3DSで3月29日発売。
直接キングダムハーツ3に繋がる物語であり、『すばらしきこのせかい』ともコラボしておりネクとか出てくるのもポイント高い。キングダムハーツシリーズ、ディズニーだけじゃなくてスクエニのキャラももっと出てきて欲しい。
そしてなんと言っても終盤のソラの「繋がる心が俺の力だ!」と同時に今まで直接的も間接的にもソラと繋がった人達がバックで出てくるの最高でしたね!
□『キングダム ハーツ キー』、『キングダム ハーツ アンチェインド キー』、『キングダム ハーツ ユニオン クロス』
ストーリーまとめ
キングダムハーツシリーズ最古の物語
”マスターオブマスター”と呼ばれる偉大な人物と、その弟子の6人。
弟子の名前はイラ、インヴィ、アセッド、アヴァ、ルシュ、グウラ。
マスターオブマスターは未来を視る目を持っており、ある日「自分が弟子たちの前から姿を消し、均衡を保っていた世界が闇に覆われる」という未来を目の当たりにし、弟子達に「予知書」とそれぞれの使命を与え、姿を消す。
ある日、弟子達の間に裏切り者がいることがわかり、次第に溝が広まり戦争が起こってしまう。
これが、後の「キーブレード戦争」となる。
この戦争がきっかけで世界は闇に覆われ、本来1つだった世界はバラバラになる。
思い出
2013年7月18日にブラウザゲームでサービス開始した『キングダム ハーツ キー』、2015年9月3日にソシャゲとして開始した『キングダム ハーツ アンチェインド キー』とそれが2017年3月23日に大幅アップデートで名前が変わった『キングダム ハーツ ユニオン クロス』、いまだストーリーは完結していない。
これは正直ソシャゲが中々苦痛なのであんまりオススメできない。ストーリーを知りたければ『キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ』に映像作品として入っているのでそれで鑑賞して欲しい。
□そしてキングダムハーツ3へ
2019年1月25日、ついに発売される。
PS2を買って喜んでいた学生の僕ももうおっさんですよ。
10年以上追っていたストーリーの完結は自分の人生の一部が完結するようで感無量です。
3ではシリーズを通して戦ってきたマスターゼアノートとの決着!
PV見てる限りでは色々展開が暗くなりそうだし(アクア闇落ちしてるし)
ゼアノートお爺ちゃんは相変わらず独りウキウキしてるし(リク死にそうだし)
色々不安な所も多いですが、正直ソラ達をまた操作できるだけでも泣きそうだし、ロクサスとかシオンとかアクアが出てくるだけで号泣しそうだし、EDに光が流れるだけで大傑作認定しそうな感情の持ち方なので他のゲームのように冷静に判断できないと思う。
僕の願いはただ一つだけ皆んな幸せになって欲しい。
そして、今までシリーズ遊んだことない人とかストーリーについて行けるか不安になる人もいると思うけど、大丈夫。雰囲気だけでも十分楽しめるそれがキングダムハーツ
今までこのゲームを待っていた長い時間、思い返してみると考察したり感傷に浸ったり、仕事で失敗して落ち込んでいる時にこのゲームの事を考えたり、それらは決して無駄な時間ではなく大切な一時だったと思わざるえない。
そんなゲームに巡り会えたことに感謝しつつ、物語の終わりを見届けたい。
ありがとう