連載が20年以上になり、遂に終わりが見えてきた国民的漫画『ONE PIECE』
そして、誰もが気になるのがワンピースの正体だと思うが、私はここで「宇宙船」説を推したいと思う。今から理由を書いていく。
ラフテル(笑い話)
第967話、ロジャーの冒険で「空白の100年」「Dの一族」「古代兵器」の意味の全てを知り、「莫大な宝」を前にして笑い、笑い話だと話したロジャー。
引用元第967話ロジャーの冒険
その真意はなんだろうか。
「宇宙船」なら全て理由がつくのではないだろうか。
つまり、ラフテルには宇宙船があり、それはジョイボーイから「ここが最後の島かと思ったか?宇宙(うみ)はもっと広いんだぜ」というメッセージなのだ。
荒唐無稽な話だと思うだろうか?
だが、これなら寿命が短かかったロジャーが未来に託すのも分かる。
そして白ひげの「見つけたら世界はひっくり変えり、世界中を巻き込むほどの巨大な戦いに発展する」という意味も分かる。誰もが宇宙に行けるなんて考えていない。宇宙という概念すら持っているか疑問だ。それがあるとなると隠していた世界政府への不満。何よりもはや世界政府では制御出来ない宇宙(うみ)への冒険が始まるのだ。
また「真の歴史を知っただけではどうすることもできない」というレイリーの言葉もそうだ。宇宙船、またはその宇宙船を作る技術がないと意味がない。
「莫大な宝」なのでラフテルには複数の宇宙船、もしくは設計図があるのかもしれない。
そしてどこにでも行ける宇宙船はひとつなぎの大秘宝と言えるのではないだろうか。
ただ、このワンピース=宇宙船説でただ一つ気になるのは宇宙船というのはエネルが「方舟マクシム」で実現しており、ワンピースってエネルが実質先にゲットしてたやん!ってツッコミが入るのはやはりインパクトに欠けると思う。尾田先生がそんな事するとは思えない。
では、何か。
実はルフィ達が冒険している惑星自体が大きな宇宙船だったというのはどうだろうか。
そしてラフテルにはそれを操縦する装置がある。
そんなあまりにもバカでかいスケールに思わずロジャー達は笑ってしまった。
「もうお前とんでもねーなオイ」と。
そしてこれなら白ひげの「見つけたら世界はひっくり変えり、世界中を巻き込むほどの巨大な戦いに発展する」もより納得出来る。
操縦権を巡り世界中で争いが起きるからだ。
いかがだろうか。
このワンピース=宇宙船説。
何より最後の島にたどり着いたらそこは新たな大冒険のスタート地点であり、ロジャーが始めた大海賊時代はほんの序章に過ぎなかった。
ルフィ達の冒険は終わらない。冒険の夜明けであって、これからも続くって素敵だなと。
宇宙を匂わす伏線
ワンピースには実は宇宙を匂わせる伏線が多い。
例えば、エネルが扉絵連載で、月に行き宇宙海賊に会ったり、壁画から古代文明の存在を確認出来る。
引用元第472話ダウン
更に天竜人たちの格好があまりにも宇宙服に似ている所。
引用元第499話ジャボンディパーク
また、「Dの一族」だが、このDは月の半月をイメージさせる。そう元々月に住んでいた住人が「Dの一族」の可能性がある。
また、WCI編でも満月が重要なポイントとなった。
それはキャロットが「ミンク族の真の姿」といわれる“月の獅子(スーロン)”を披露した件だ。
そして光月一族
そうワンピースにおいて月は切っても切れない関係と言って過言ではない。
ここで西の海「オハラ」の図書館の中にある地球儀の話をしよう。
引用元第392話デレシ
この地球儀の中央に添えらえた惑星が、真ん中にレッドラインらしきものが見える事からルフィ達が今いる「惑星」だろう。
そして、それを取り巻く6つの「衛星」
左上の衛星にはクレーターの様な物が見える「衛星」が、あのエネルが到達した「限りない大地」の可能性がある。
ここまで、宇宙を匂わせる事があったて、尾田先生がスルーするとは思えない。必ず終盤、「宇宙」はこの物語の鍵となると睨んでいる。
この海は世界のひと切れ=ワンピースなのだ。
ようやく終わりが見えてきた『ONE PIECE』
ワクワクと同時に本当に終わるのかという喪失感も同居しており、大変複雑な感情が渦巻いているが、尾田先生の物語を最後まで堪能したい。
ワンピースとは私の青春の全てであったと言って過言ではないのだ。
因みに、本編では今回初めてラフテルの綴文字が「Laugh Tale」(笑い話)だと判明したが、映画『ワンピース スタンピード』ではひと足早く判明している。こちらもチェックだ。
そして『ONE PIECE』読みのを長くて挫折した人は今、20年前から知っていたキャラや島の名前の意味、読者がずっと頭の片隅にあったそういう歴史の真実が遂に、ここまでやるの!?って言うぐらい次々に明かされていっており、今一番興奮する漫画と言って過言でないので是非もう一度手にとって欲しい。
↑もう一つ、見方を変えて考えた奴です。どうぞ