社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

初めてのコミケは何の成果も!!得られませんでした!!

オタクといえばコミックマーケットである。という訳でコミケに行った。

昔から使いまわされたフレーズだった「コミケは戦場」というフレーズが炎上したりして、コミケを取り巻く環境も色々変わろうとしているけれども、生まれてから何もアップデートされていない永遠の0歳児、社畜のよーだによるはじめてのおつかい、2023年大冒険スペシャル~~~はぁ~ドレミファドレミファ~ファファドレミファ~~だ~れにも内緒でお出かけなのよ~~どこに行こうかな~~(OK!you go it)

 

 

事前にタオル、保冷剤、帽子、ポカリなどの飲み物沢山、着替えのシャツは用意してた方がいいと聞いてたんだけども、Twitterの空気が「コミケは戦場」で炎上した反動もあって今はそこまで大変じゃないよって感じだったので僕の中で完全に舐め腐っていたのは間違いない。鞄と日傘とお茶のペットボトル1本しか用意していなかった。まじで阿呆。

 

 

僕が参加したのは13日の午前。比較的距離は近いが、朝7時には起きて東京ビッグサイトへ向かう。徹夜組とか始発ラッシュが毎年話題になるから朝の9時ぐらいには開幕なのかと思っていたのに朝11時開場にまず驚く。始発組とか何時間炎天下の下で待機するつもりなんだ。何がそんなに彼らを駆り立てるのか、原因を追究すべくコミケへ向かう。

 

電車の中は会社に行く時の満員電車レベルの混み具合。そもそも毎日こんな混み具合で会社に向かう方がおかしい。何とかして小池百合子。

国際展示場で降りる。

多分その電車に乗っていた全ての人が降りたと思う。初めて行く場所なので迷うかなと思ったけど、みんな同じ場所の向かっているので迷うことなし。これ全部オタクなのだと思うと心強い。普段どこに生息してるんだろ…。

 

 

コミケは取り敢えず東ホールを目指せと聞いていたので歩く。

今回、僕は何か目的があっていく訳じゃない。その場で一期一会の素晴らしい出会いをして同人誌を買おうと思っていた。

東ホールに近づくと、列に並ぶ者、列の横で機をうかがう者、その場から動かぬ者がいてこれなんの選考審査だってなってる。ちなみに僕はあたふたしてる者。

なんとか列に並ぶことが出来てここからが地獄の待機時間である。絶対に欲しいモノないなら午後から入場でも良かったんだけども、午後から入場だと閉店準備と完売報告ばかり目にして寂しい思いをする、と聞いていたので今回は午前から参加することにした。

 

 

今回は1人で参加したんだけど、1人の場合はトイレ行くときなど列を離れるのが問題となる。一応、10時半までに戻ってこれるなら列から離れてもいいのだけど、列から離れるとどうしてもトラブルの元になる。鞄とか置いていくとスリにあう可能性もあるし、身代わり人形でも持ってくるべきだったな~と。ダラダラと汗をかき、ペットボトルを飲み干す。

助かったのは今回、歩行時以外は日傘を利用してもOKだったこと。あんまり日焼けしたくない人なんだけど、日焼け止め塗っても長時間お日様浴びるとどうしても日焼けしてしまう。故に日傘。これがあると全然違う。途中何回か雨が降ってきたのもあって日傘さしている人、半分ぐらいいたと思う。

 

 

11時半になり、ようやく列が進んでいく。意外と待機場所からホールまで遠かった。もうすぐコミケじゃん!!→まだ……歩くのか……となる。

そして中。

何を買おうかな~~とウロチョロするが、ここで僕は致命的ミスをおかしたことに気づく。

人が多すぎて&会場が広すぎて一期一会のハードルが高い

いや、何かブルアカとかFGOとか鉄道とか評論とかある程度ジャンル絞っての一期一会は凄い素敵な出会いがありそうだけど、今回は何もかもフワッと行ってしまったから自分がどういうのに興味を持つのか、何のオタクなのかを認識しないとただただ目の前の宝の山に対して「へぇ~」で終わってしまう。自分、何のオタクなんだ……?ただ飯食って生きてるだけの中年男性……?仕方なくTwitterで面白そうな本を探したけど、実際に行こうとしても場所がイマイチ分からずウロウロしている間に歩き疲れたり、売り切れてしまう。地図が必要だった……!!あと、良さそうな本があって立ち読みOKって書いてあっても売り子さんに「立ち読みしても良いですか」と聞く勇気はないわ、1000円札しか用意できてなくてお釣り出してもらうの迷惑かなって思ってしまったり、そもそも「これ下さい」って言う勇気すらなかった。あまりにも準備不足。コミュ障の極み。オタクってコミュニケーション能力0って顔しながら意外とコミュニケーション能力ある人多いよね……。はじめてのおつかいの子供になった気分の30代でした。

 

落ち込んできたのでコスプレエリアに向かう。

Twitterとか見ていると滅茶苦茶美形の人の滅茶苦茶クオリティの高いコスプレとか、センス溢れる面白仮装大賞とかそういうのばかり流れてくるけど、コミケの現地に行ってみて分かる。そういう人は上澄みってだけで、1回バズったコスプレを中途半端な低クオリティで再現してコスプレしている人、滑っているコスプレ、ただのおっさん。SNSでは流れてこないカメラマンからもあまり相手にされていないコスプレイヤーさん達が沢山いて、それはそれで楽しそうにしていて良かった。バズったらバズったで嬉しいけど、それだけじゃないよねって思う。ちなみに僕はコスプレイヤーさん達に声かける勇気なくて写真撮れませんでした。

 

 

最後に

一通り周って13時過ぎにはビッグサイトを出る。帰りの途中から雨が降ってきたので丁度良いタイミングで帰れた。それだけは良かった。あと、よく話題になる臭いだけど、意外と大丈夫。確かに臭う人は臭うし最初の待機で近くに臭う人がいたら最悪だけど、中に入ってしまったら動けるのであまり問題じゃない感じだと思う、ただ、これチケット制になって以前より入場者数が減ったから言えることで、人多すぎてうまく動けないのに近くに臭う人いたら最悪かもしれない。ありがとうチケット制。

個人的にはリュックが臭う人多いかなって印象。洗おうリュック。

 

 

家に帰ってからLINEで大学時代の知り合いから「東京どう?」って聞かれて「コミケ行ってきた」って返したら「何か買ったの」と聞かれて、返答に困る。例え18禁本買ってたとしてもそういう事を和気藹々言えるほどの仲でもないのだ。今度からリアルではコミケ行ったこと内緒にしておこうと思った。そんな1日でした。