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ポケモン映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』感想。オリジナル映画VSコピー映画とそのメタ的手法

いくら名作とは言え何で今更『ミュウツーの逆襲 』を3DCGでリメイクするんだろう。もしや、今度発売されるポケモン新作ゲームのソードシールドから幻ポケモン登場のサプライズでもあるのでは!?もしかしてミュウとミュウツーが戦っている間に割り込んだりするのでは!?と期待しつつ観てみるとまるでそんなことなかった『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の感想書いていきます。

「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」ミュージックコレクション (通常盤) (特典なし)

 3DCGになって可愛くなったり不気味になったり

本作が一番オリジナルと違うのは3DCGになった所だ。ただ、少し前に『名探偵ピカチュウ』があった所でハードルが上がりまくっているのに正直このグラフィックは辛い。

www.shachikudayo.com

 観て貰えれば分かるが、特に人間が不気味。


【公式】「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」TVCM(60秒)

まるでゲームキューブで発売された『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』の正当進化させた感じであり、『名探偵ピカチュウ』を観なければここまで思わなかったが、もう見ているのでどうしようもない。不気味の谷だ。

あと、今更やるなら完全版をリメイクした方がよくなかったか?という疑問もある。

ただ、ポケモンは可愛く見える所もちょくちょくあって、特にカイリュー好きは大満足出来ると思う。カイリュー可愛いよ。あと、ロケット団のムサシのスタイル良すぎて少しエロいでのそこもお子様には良い刺激かもしれない。

この3DCG路線、『ドラクエ』とか『ルパン三世』などにも続くが、どしてもディズニーとかと比べてしまい、不気味の谷なのが辛い。これからの日本アニメ産業のためには必要な事なのは理解出来るし、今はその成長過程なのも分かるのが、自分の好きな作品が不気味の谷にされるのはダメージがでかい。

幸いな事に3DCG路線は今年だけで来年は今まで通りの作画らしいので助かる。

 

コピー映画をコピーするメタ的要素

オリジナルの『ミュウツーの逆襲 』はコピーされた命のありかが一つのテーマであったが、今作の登場で映画自体にオリジナルとコピーが発生した。

どちらが優れているのか、良いのか。コピーを作ることの意味と罪。それらの作中のテーマ自体がメタ的構造として映画自体にもかかっているのは面白い。

そして生まれてしまったモノは今はもう生きている。どれだけ手抜きだよとかこんなん作るならサンムーンの映画作れよとか原点にして頂点を公式が使うのは寒いぞとか様々な批難に対して

「私は誰だ…
此処は何処だ…
誰が生めと頼んだ!
誰が作ってくれと頼んだ…!」

で論破できるのか強い。

 

最後に

正直、ポケモン映画はここ最近『君にきめた』や『みんなの物語』など面白くてクオリティ高く、挑戦的な物語が連続して出てきたので本作も期待していたので、本当にちょっとガッカリしたというか、わざわざ作った意味が少し分からなかった。

個人的には特典目的でもなければわざわざ映画館で観なくてもツタヤで100円で観れるしそれには『ピカチュウのなつやすみ』も付いてくるよという考えはよぎってしまう。

 

ただまぁ4DXで観るとワクワク出来るし、後、私みたいは独身には関係ないが自分が子供の頃観た『ミュウツーの逆襲 』を今度は自分の子供と一緒に観れる経験が出来るというのも良い思い出になりそうではある(書いていて別の意味で涙出てきた)

あなたも自分の子供と観に行った様子をインスタなどSNSでアップして幸せマウントとっていこうぜ!