社会の独房から

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FF14紅蓮編「次元の狭間オメガ」感想。

強烈な腹痛に襲われたけれど、インスタンスレイドのマッチング時間が予測で15分ぐらいあったので、マッチング中に帰ってこれる!と席を離れた時に限って、早めにマッチングしててペナルティ喰らう事あると思います!(あいさつ)

世の中はままならないことだらけだ。

 

という訳で前回『紅蓮のリベレーター』編のメインクエスト4.0までクリアしたので

 

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 今回はVSオメガ戦について語っていきたい。

 

神話

むかしむかし、あるところに星と星とが戦争をしていました。

「ミドガルズオルム」というドラゴンが住む星に苦戦を強いられた星は「オメガ」という機械兵器を作り上げました。

「ミドガルズオルム」は「オメガ」から逃れるために、長い年月を掛けて遠い星に逃げ延びました。
「ミドガルズオルム」は自分の子供である7つの卵を守りながらこの遠い星ハイデリンにたどり着きました。

また「オメガ」も「ミドガルズオルム」を追って、同じく遠い星ハイデリンにたどり着きました。

「オメガ」は、ハイデリンにたどり着くまでに色々なところを破損し、自己修復を繰り返してきました。
そうしていくうちに、元の星の帰るべき座標のデータをロストしてしまいました。

 「オメガ」は帰る事も出来ず、遠い星で独りぼっちでした。

 

そして、長い長い月日がたった現在。

 

「オメガ」は光の戦士たちに挑戦状を叩きつけたのでした。

 最強の存在になり、元の星に帰るためにーー

 

 

一番強い奴は誰だ!

化物には化物をぶつけるんだよ!!

という戦法で蛮神として誕生した「神龍」に対して古代兵器である「オメガ」を目覚めさせ戦わせたシド達だったが、結果は引き分け。

結局、光の戦士である僕が2匹(?)の後始末をつけることに。

この「化物には化物をぶつける」戦法が成功したのを見たことがない。ある?

 

神龍」は撃退に成功し、「オメガ」の所在地も分かったが、「オメガ」は最強になるために自己進化を繰り返していた。

逸話、伝説、神話の猛者たちを光の戦士と戦わせてその強さを分析する事にした「オメガ」は「アルファ」で光の戦士たちを釣る事に成功する。

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FF14チョコボはどうしても見た目がリアルだし、独特の匂いがして臭いというリアル過ぎる事情を聞いて引いているので、アルファをバディにしたい。

 

そして始まるファイナルファンタジー天下一武道会

 

FF5FF6のボス敵たちと戦う事になる。

しかも、原作を知っているとニヤリと出来る演出のオンパレードであり、「オメガ」が何でも創り出せる設定なので、ここぞとばかりに過去ボスたちが襲い掛かる。

ハリカルナッソスのクルルルル!

地震攻撃ばかりしてくるので、浮遊状態だと無力なカタストロフィーくん。

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しかも、FF5の物語はFF14ではそのまま小説になっている世界観なので、事前にカタストロフィーくんは地震攻撃してくるという知識が光の戦士たちにはあり、その対策として浮遊ギミックの特殊コマンドもゲットしているため、より明確にカタストロフィーくんの弱点を突ける。可哀想なカタストロフィーくん。

浮遊していると原作通りに重力で落としにくるのも好き。

 

原作再現しつつも、きちんとFF14の戦闘に落とし込んでいるのが巧み。

また、魔列車戦では撃破後、FF6に登場したカイエンの妻ミナと子供シュンがお礼を言って消える演出も、原作を知らないと?????だし、原作を知っていても「お、おう」と戸惑う。その自由なファンサービスがお祭り感を出してくれる。FF14でもっとも自由な空間がここである。ある意味海賊王である。

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前の「機工城アレキサンダー」といい、完全にFF14の映画を観ているかのような「話の規模」「オールスター感」「過剰なファンサービス」でワクワクしてしまう。

 

そして何よりFF5、FF6、FF1のラスボスまで登場しちゃう。

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↑このエッグに映るビジュアルだけで誰が出てくるのか分かるのズルい。

 

ここで巧いのが登場してくるのが本人ではなく、あくまで「オメガ」が伝承や小説から聞いて、見て、感じて再現したエクスデスケフカであり、戦闘で雑魚でも本人の格が下がらない所だろう。

でも、今回戦ったのはFF5FF6の世界だったけれど、裏ではFF7セフィロスFF10のシンやらFF13ファルシも戦って人知れず消えていると思うと、妄想が膨らみますなw

 そういった強敵たちを倒し、トーナンメントを進んでいくとFF界の原点にして頂点のラスボス、カオス。

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難易度ノーマルなのに死にまくる。

僕の画面ではちゃんと避けていたので、ネットの問題だと思う。うん。

そして、続いては若き日の、在りし日のミドガルズオルム戦。

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ミドちゃん、蒼天で出番が終わりかと思いきや、「オメガ」と因縁ありまくりで久しぶりの再登場で「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」とテンションが上がり、その後、光の戦士である僕を守るため、力を使い果たし「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」ってなる。感情が不安定か。

そんな状態の僕に「オメガ」が創造したミドガルズオルムとの戦い。

ドガルズオルムと戦うタイミングは今しかないんだろうけど、タイミング!!ってなる。

撃破後のシドの会話が印象に残っている。

 

シド 「その最中に、ふと気づいたんだが……ミドガルズオルムの姿が、どことなく神龍に似ていなかったか?」
神龍は、背景となる信仰を持たない蛮神だった。だから、あの姿は、第七霊災の折に召喚者に焼き付いた、バハムートの模倣だったのではとの説もあるそうだ。」
「だが、ここにきて、もうひとつの仮説を立てられる……。すなわち、この星におけるドラゴンの祖である、ミドガルズオルムを模した可能性だ。」
「…神龍の召喚者とて、直接的には意識していないだろう。だが、長い歴史の中で根付いた、竜というものの概念が、ミドガルズオルムに起因するとしたら。無意識のうちに似ることも、ない話ではないと思う。それを確かめるすべはないんだが……。
「ふむ……俺たちとオメガの因縁は、神龍が召喚されたことではじまった。それは案外、宿命だったのかもしれないな。」

 

こういうルーツを辿るの好き。

 

オメガとアルファ

心を持たないが故に、いくつもの星を超える旅をものともせず、
しかし人の強さには勝てなかったオメガ。
そのオメガに創り出され、弱くても心という無限の可能性を得、
側に仲間がいると信じて挫けそうになりながらも走り続けたアルファ。
その対比。

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↑独りで歩むアルファがオメガと重なる所であり、光の戦士とシドを乗せていると信じて走っていたと分かった後は、7つの卵を守りながら移動していたミドちゃんにも重なり、大好きなシーンである。

 

最初は取るに足らない存在だと思っていた、人間である光の戦士。
しかし、戦闘中にヒカセンに見られる強さの「ゆらぎ」

一度でもミスれば動揺し、更なるミスをしてしまう。

相手のHPが残り僅かなら調子に乗って一気に畳みかける。

完全に僕のことである。

この「ゆらぎ」とは何か。

そのゆらぎは人の心の強さなのだと。

シドは答える。

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シドはオメガに心がないから勝てないと言うけど、心がなかったからこそ、ここまで来れたという側面も説明し、決して片方だけを持ち上げ過ぎないバランスも良かったし、それ故にどうしようもならない「オメガ」の事情に悲しくなるし、最後まで『これが 心 か』と言ってサラサラ…って消えていく演出をしなかったのも良い。

 

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↑オメガ最終形態、まんま天野絵でビックリするよね。

 

最後の戦いでは、人の強さを理解しようと形だけ模倣する「オメガ」がいじらしかった。
男になってみる。女になってみる。武器防具を使ってみる。必殺技を叫んでみる。
そこじゃないだろう!ってなる。

そんな「オメガ」が消滅の1秒前に「あ、零式用の強化システムと報酬用意しない」と
って考えていたかと思うと、愛おしくなってくる。

まじでオメガはラスボスであり、ヒロインである。

 

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↑最後、女性の姿を選ぶ「オメガ」は人の心を完全に理解しているよ。

最後に

創造主のオメガが死んだらアルファも・・・みたいな展開だとずっと思っていて身構えていたので、アルファが世界中を旅してまわる終わり方に予想外の方向から殴られ、ほっこりして感動してしまった。

「オメガ」も完全に破壊されたとみせかけてコアプログラムはあのミニオメガのおもちゃの中にいて欲しい。

そしていつかきっと母星に帰って欲しいな。

 

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スクエニは『アルファ版チョコボの不思議なダンジョン』はよ!!!

 

 

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