社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年8月で良かったコンテンツとか出来事。奈良に行く。食べる

8月も終わりそうなタイミングでめっきり涼しくなり気持ちが良い。クーラーをつけなくなったので朝起きた時の喉の痛みもなく気分は最高となり「今日は仕事帰りに絶対にジム行くぞ」と心に決めるも、いざ仕事が終わると「早く家に帰りたい」という気持ちが勝っ…

【ネタバレ】映画『オカルトの森へようこそ』感想。白石ユニバースの総決算

吐き気の向こう側へようこそ ホラー映画監督の黒石光司は実録映画の撮影のため、助監督の市川美保を連れて山奥の家を訪れる。そこには、黒石の映画の内容と全く同じ体験をしたと訴える美女・三好麻里亜がいた。やがて黒石のカメラは奇妙な現象を次々と捉え、…

【ネタバレ】映画『NOPE/ノープ』感想。日本のオタクが好きな奴盛り合わせ

空飛ぶサメ映画(サメ映画ではない) 田舎町の牧場に空から異物が降り注ぎ、牧場経営する一家の父が息絶える。現場にいた長男は、謎の飛行物体を目撃していた。やがて、妹と共に動画撮影を試みた彼は、想像を絶する事態に見舞われる。 人種差別ネタが多いお…

映画『バイオレンスアクション』感想。アクション映画なのにアクションシーンが酷い

福田雄一作品を更に水で薄めた感じ 日商簿記2級を目指す専門学校生の菊野ケイ。 一見柔らかな印象とは裏腹に、ケイは殺し屋のアルバイトで指名ナンバーワンの実力の持ち主だった。 どんな強い相手だろうと、構うことなく淡々と仕事をこなしていくケイのもと…

映画『ONE PIECE FILM RED』は2回目、3回目鑑賞するごとに面白くなっていく説

Ado、めっちゃ歌う(感涙) 初見での『ONE PIECE FILM RED』の感想を書いた時、僕は みんな大好きシャンクスがメインの映画、そりゃ見るよという気持ちで映画館に向かったわけだが、「無」から沸いてきたシャンクスの娘こと、ウタが歌うシーンが長い。 観る…

『ワンピース』尾田栄一郎先生が影響受けた、オススメしている作品

映画『ONE PIECE FILM RED』が大ヒットしている。 シリーズ最高の興収68.7億円を記録した『ONE PIECE FILM Z』を超え、ワンピース映画の記録を塗り替えることは間違いなく、恐らく興行収入100億円突破という東映の単独配給において歴史上初の事をやり遂げよ…

『チェンソーマン』藤本タツキ先生が影響受けた、オススメしている作品【漫画編】

もはや説明不要。今もっとも勢いのある漫画家といえば藤本タツキ先生で異論はないと思う。 その藤本タツキ先生は週刊少年ジャンプの誌面で講談社の漫画雑誌「モーニング」で連載していた『えの素』の葛原さんを登場させたり ジャンプを同人誌だと勘違いして…

【ネタバレ】映画『ONE PIECE FILM RED』感想。adoは歌い、シャンクスは動き、ヒグマの評価が上がる

Ado、めっちゃ歌う。 前作の『スタンピード』がオールスター勢揃いの所謂「お祭り」映画(notオマツリ男爵)だった。 www.shachikudayo.com 「お祭り」映画(notオマツリ男爵)は話題性が凄いが、その分一度でもやってしまうと次もオールスターを求められて…

『チェンソーマン』藤本タツキ先生が影響受けた、オススメしている作品【アニメ編】

テレビアニメ化も決まっている『チェンソーマン』など、今もっとも勢いのある漫画家といえば藤本タツキ先生で異論はないと思う。 前回、そんな藤本タツキ先生が影響受けた、オススメしている映画を紹介したが www.shachikudayo.com ホラー作品が多くて参考に…

2022年7月で良かったコンテンツとか出来事

7月は会社の同僚たちがコロナで1人、また1人と消えていく中での生き残りサバイバルみたいな社畜生活でした。中途半端に最後まで生き残っても景品などなく仕事量が増えるだけというのが現実がフィクションではないところ。残業代が増えたからこれが報酬ってか…

【ネタバレ】映画『ジュラシック・ワールド3/新たなる支配者』感想。恐竜と人類の共生のテーマは無理だった。

前作の最後で広げた大きすぎる風呂敷「恐竜と人類の共存とそれに付随するトラブル、そしてその問題に対する解決策もしくは絶望」を前作から4年も待ち望んでいたのに、それが何も解決しないどころか蚊帳の外で、巨大イナゴワールド/新たなる支配者になるとは…

『チェンソーマン』藤本タツキ先生が影響受けた、オススメしている作品【映画編】

『チェンソーマン』2部など、今もっとも勢いのある漫画家といえば藤本タツキ先生で異論はないと思う。 その藤本タツキ先生は単行本のコメントに「悪魔のいけにえ大好き!」「ヘレディタリー大好き!」「貞子VS伽倻子大好き!」など毎回好きな映画をオススメ…

タローマンに会いに「展覧会 岡本太郎」に行ってきた感想

「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」をご存知だろうか。 太陽の塔(若い太陽の塔)をモチーフとした巨大ヒーロー「タローマン」が、「奇獣」と呼ばれる怪獣となった岡本太郎作品と戦う特撮ヒーロー番組。円谷プロも取材協力している。 www.nhk.jp 1970年代に放送…

ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』感想

僕たちは弁護士・古美門研介の帰りを待って何年が経っただろうか。 調べるともうそろそろ10年は経とうしている。 古美門研介とはドラマ『リーガル・ハイ』に登場する弁護士である。 しかし弁護士には見えない傍若無人な態度で気分屋。さらに浪費癖もあり、女…

【ネタバレ】ネトフリ版実写ドラマ『バイオハザード』感想。叩かれているポリコレ要素以前に全てが酷い。

どうしてこうなった2022年大賞 左の2人がビリー、右の2人が主人公ジェイド ©︎Netflix 3以降「世界一金をかけた嫁自慢映像」になってしまったポール版バイオや、youtubeでゲームのムービー集詰め合わせを見ているかのような気持ちになった映画『バイオハザー…

【ネタバレ】映画『キングダム2 遥かなる大地へ』感想。「お前はまだ生きてるんだろ!!!」の予告CM見て死にたくなった人にこそ見て欲しい

「だってお前はまだ生きてるんだろ!!!」の絶叫セリフからミスチルの主題歌が「生きろ〜」って被せてくる予告CMを映画館で何度も何度も見せられ死にたくなった映画ファンを大量に生んだ作品。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」の絶叫と共に「絶望と復讐の連鎖ー」…

Amazonプライムデーで吹き替えオタクにオススメしたい作品たち

今年もプライムデーがやってきた。 「年に一度のビッグセール」を信じてはいけないと昨今言われているが、やはりプライムデーは特別である。今回はその中でDVD&ブルーレイカテゴリの中でオススメ映画を紹介したい。 「物理メディアは古い。今はサブスクの時…

映画『モエカレはオレンジ色』感想。岩本照の広背筋を見ろ!!!

めるるの火事遭遇率はこの先心配になるレベル 講談社「デザート」で2016年に連載開始された玉島ノンの人気コミックをSnow Manの岩本照と銀河一可愛い生見愛瑠が主演で実写映画化し、消防士と女子高生の不器用な恋の行方を描いたラブストーリー。クラスメイト…

【ネタバレ】映画『ソー:ラブ&サンダー』感想。ウルトラマンティガ世代と子供に見て欲しい映画

元カノのムジョルニアにまだ執着あるせいで現カノのストームブレイカーに嫉妬されてるソーが人気者のサンダーボルトに浮気しつつ、敵にストームブレイカーをNTRたり奪還したり元カノと復縁する話。 ↑端から異様に圧をかけるストームブレイカーさん クリス・…

【ネタバレ】映画『ゆるキャン△』感想。社会人作品観るのに向いてない

原作ファンとしてはこういう映画は原作最終回の数年後にやった方が良い企画じゃねと思ってしまう。傑作だけど変な気持ちになる。そんな社会人作品 ↑なんか後ろに重機あるけど、これはキャンプ場作りの分かりやすいイメージ図としてあるのであって、実際にな…

【ネタバレ】映画『バズ・ライトイヤー』感想。95年に公開され、アンディが観た設定は無理がある

『バズ・ライトイヤー』観てネコちゃんじゃなくバズのオモチャが欲しくなるアンディ、オタクの素質しかない。 ピクサー・アニメーション・スタジオの代表作『トイ・ストーリー』シリーズに登場した、おもちゃのバズのルーツが明らかにされる長編アニメーショ…

2022年6月で良かったコンテンツとか出来事

6月はあまりいいものではなかった。その決算として季節外れの猛暑と共に体調を崩す。季節の変わり目はいつも体調を崩す。四季のない国に行きたい。 仕事も忙しかった。転職したいが、就職活動で苦戦しまくったトラウマがあるので転職活動したくない。この問…

【ネタバレ】実写映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』感想。超高速!ハガレンRTA

前作、復讐者スカーの感想で エンヴィー、グラトニー、スロウス、プライド、キングブラッドレイ、お父様が健在の状態なんだけど、後半でこれ解決するのか!?終わりまでやれるのか!?と心配になる。そしてあんなにハマり役の山田演じるキンブリーは回想だけ…

【ネタバレ】映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』感想。悟飯とピッコロさん、その関係

鳥山明「悟空は子育てに興味がないんですよ、多分。父親としては完全に失格(笑)。働いてもいないですからね。悟空はただ強くなりたいだけで、他の本能はない感じなんですよ。だから興味のないことには本当に何の興味も示さない。きっと結婚も興味なかったん…

トップガンを最高環境で観るために姫路の4DX SCREENに行ってきた

『トップガン マーヴェリック』が好き。間違いなく今年一番好きな映画だ。 前回、4DXの体感を完璧に言語化した(自画自賛)感想を書いた。 www.shachikudayo.com 更に調べると世の中には4DX SCREENというのが存在するらしい。我らがトム・クルーズも「ユニ…

アニメ映画『犬王』感想。想像したより微妙。それでもヒットして欲しい理由

開こうぜ、感性の毛穴 監督は『四畳半神話大系』や『映像研には手を出すな!』の湯浅政明。 脚本をドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』の野木亜紀子、キャラクター原案を松本大洋、音楽を『あまちゃん』の大友良英、原作は小説『ベルカ、吠…

映画『トップガン マーヴェリック』の4DXが凄かったので、何とか感想体験を言語化してみる

映画を観るのではなく、F/A-18に搭乗するという感覚。 1986年公開の映画『トップガン』の続編となる、36年ぶりの最新作『トップガン マーヴェリック』が5月27日から公開された。 2020年に映画自体は完成したが、新型コロナウイルス感染拡大により、複数回延…

「庵野秀明展」感想。人間ベルトコンベアじゃない美術展最高。

美術展とか好きだけど、人間ベルトコンベアになって「さっさと次に行けよ」の圧を感じながら作品を見たくない。 眼前に広がる作品に「飲まれる」感覚が好き。時間を忘れて1つの作品を眺めていたい。見ていたい作品を見飽きるまで見ていたい。 ただ、人気の…

実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』感想。原作RTAを極めつつある

実写ハガレン2作目は前作からここが変わった エドの黒色脇毛→ちゃんと剃ってる 大佐の指から火炎放射器→出ない 映画オリジナル展開→原作通りに進んでいくストーリー 実写ハガレン2作目でも変わらないモノ 圧倒的コスプレ感 荒川弘の世界累計発行部数8000万部…

有吉のサンドリ「1年で一番つまらない回」を聞いて

その訃報を始めて知った僕はGW前から先延ばしにしていた大量の仕事の処理に追われており、そこまで悲しむこともなく「ふーん」程度だった。 しかし、休憩中に胸の辺りがモヤモヤし始めてなんだがTwitterを開く事も出来ず、そのまま3日間ぐらいネット断ちして…