社会の独房から

映画やゲーム、漫画など。

2022-01-01から1年間の記事一覧

アニメ映画『バブル』はデッカイ画面で鑑賞しても傑作ではなかった

記事タイトルで完結してるから本文読まなくてもいいやつ。【監督】荒木哲郎 【脚本】虚淵玄 大樹連司 佐藤直子 アニメ映画『バブル』は、4月28日よりNetflixで配信され、5月13日より劇場公開された。「劇場公開より配信が先」という珍しい商業展開。 僕は劇…

実写映画『最終兵器彼女』感想。ダラダラギスギスボソボソ

役者「ボソボソ……ボソボソ…」 僕「声が全然聞こえない」音量上げ— ドデカイ爆撃音「ドゴォアアアアアアア!!!!」 僕「ギャーーーーーーー!”!”!”!”」 最終兵器鼓膜破壊映画 2006年制作 【原作】高橋しん 【監督】須賀大観 【脚本】清水友佳子 【CAST】前田…

【ネタバレ】映画『ドクター・ストレンジ/MoM』感想と解説。サムライミがやりたい放題で楽しそう

『ドクター・ストレンジ/MoM』というより『ワンダヴィジョン/MoM/withドクター・ストレンジ/死霊のはらわた添え』みたいな映画 【監督】サム・ライミ まず、この映画を観る前にディズニー+で配信してる『ワンダビジョン』を見てない人は絶対に見てからの方…

FF14プレイ日記暁月編。新たなる冒険の一歩目を踏み外す

前回の日記で www.shachikudayo.com ここまで綺麗に終わってしまったら、これからFF14どうするんだという想いは出てくるけども、多分、明日も、明後日もも、一か月後も、一年後もエオルゼアにログインしていると思う。風呂に入る事や、毎日社畜として働くの…

実写版 『テニスの王子様』感想。中学生の中にどう考えてもおっさんがいる

キャラソンにミュージカル、乙女ゲームや作者のライブなどあらゆるメディアミックスで成功しているテニスの王子様ですら実写映画はファンの間で半ば黒歴史扱いされているという噂を聞き、GWで暇なのでDVD買って鑑賞した。今回はその感想をネタバレありで書い…

【ネタバレ】映画『ホリック xxxHOLiC』感想。動く写真集のような映画

『XXXHOLiC』を実写映画にします!→僕「おーーー!!」 四月一日君尋を神木隆之介、壱原侑子を柴咲コウが演じます!→僕「ええやん!!!」 監督は蜷川実花!→僕「……ああ……」 創作集団CLAMPの大ヒットコミック『xxxHOLiC』を蜷川実花監督が実写映画化。蜷川実…

映画『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』感想。地味に失敗している実写化映画

SNSなどで漫画の実写化映画が発表されると「目に見える地雷」「どうせ失敗」「日本で実写化映画の成功したことなし*1」などオタクが実写アレルギー反応を起こすのをよく見る。見飽きた。 実写化映画に雑に批難する人達に対してそこそこ実写化映画を観ている…

これまでの30年とこれからの30年『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』感想

○○周年記念映画あるある。 オールスター&今までの要素全部入れ込むけど、尺が足りない&過去作の焼き直しで1つ1つがイマイチ物足りない奴。 【監督】 橋本昌和 『クレヨンしんちゃん』30周年おめでとうございます。1990年にコミック連載が開始、1992年4月…

睡眠スコアを測る生活、1年続けて分かったこと

1年ぐらい前に睡眠スコアを測れるスマートバンドを買った。 Xiaomi(シャオミ) Mi Smart Band 5 スマートウォッチ 活動量計【日本正規代理店品】 シャオミ(Xiaomi) Amazon なぜなら睡眠の質にずっと悩まされてきたから。 しっかり寝ているはずなのに、起きる…

【ネタバレ】劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』感想。米花町はクレイジーな街

早く新一は蘭にスマホをプレゼントしてあげてください。 原作やTVアニメの松田刑事はガラケーだったのに映画の回想だとスマホになっていたぐらい時空の流れが乱れているコナン世界の中で現役女子高生の蘭は未だにガラゲー。 新一からもらった大切な携帯電話…

藤本タツキ読み切り漫画『さよなら絵梨』感想。『ルックバック』を踏まえて

文句は沢山あったけど、中々見ない尖り方をしていて驚きの方が大きかった。 確かに幼い作品だとは思うけど、……でも200Pあったのに飽きずに読めたし どこまで事実か創作かわからない所も僕には良い混乱だった そんな漫画はなにか。 それは藤本タツキ先生読…

【ネタバレ】映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』感想。

ハリーポッターでは明かされなかった最大の謎、解禁(それほどでもない) 【監督】デイビッド・イェーツ 【脚本】J・K・ローリン、スティーヴ・クローヴズ J・K・ローリングは発言がトランス差別だと炎上し、原作者なのにハリー・ポッター20周年記念番組であ…

『Ghostwire: Tokyo』レビュー。井上和彦に軽口叩かれながら行く渋谷オカルト探索

ホラーゲームじゃない!ツンデレおっさん(CV井上和彦)とバディを組む王道少年漫画的アクションゲーム いや、そんな事言いつつ、口裂け女みたいな化物おるやん……怖っ……と思うかもしれない。 確かにバイオハザードシリーズの原作者である、三上真司*1によっ…

映画『モービウス』感想。巨大感情モノで刺さる人には刺さる

流石に大手映画批評サイトのロッテントマトで15%とメタスコア36点は低すぎ 宣伝の仕方が悪いのかもしれないが50点ぐらいある。ただ、そんなハードル上げていくような映画でもないのに前評判が下がるのは良かったのかもしれない。そんな映画。 【監督】ダニ…

赤穂とたつので牡蠣をむしゃぶり、温泉につかる

「牡蠣が食べたい」 1月の終わりに会社の先輩であるエヌ氏が言うので、まん防もこれ以上延期しないだろうと予想して3月の終わりに赤穂にあるホテルの予約を取り、余っている有給を消費しつつ、2人で牡蠣旅行に行く事になった。 関西で牡蠣を食べるといえば兵…

実写版『映画 おそ松さん』感想。SnowManで6つ子設定は無理があるが無理がある事に意味がある

ただでさえ荒れやすいアニメ実写化の、特にファンが濃い(偏見)あの『おそ松さん』の実写化で、SnowMan全員出演というアイドル箱売り怖いもの知らずの企画。 最初発表された時のネットの荒れようとジャニーズファンの悲喜交々、それでも見に行かなければと…

アニメ映画『永遠の831』感想。神山健治監督作品なのに全然話題になってないのも納得

アニメじゃなくて実写の方が向いてそう。 【監督:脚本】 神山 健治 【音楽】椎名豪 【アニメーション制作】 CRAFTAR あらすじ ”未曾有の大災厄”により世界中が混迷を極める現代。 東京で新聞奨学生として暮らす青年・スズシロウは、誰にも言えない秘密を抱…

『エルデンリング』レビュー。ソウルシリーズはこうあるべきを捨てるとゲーム初心者にもオススメ

フロム宮崎社長「『ELDEN RING』では、ゲームの難易度を意図的に下げるというアプローチは取っていませんが、今回はより多くのプレイヤーにクリアしてもらえると思います。」僕「ほーん、僕でもクリアできるかな」実際にやる↓僕「最初のボスのマルギットに4…

アニメ映画『ブルーサーマル』感想。

航空部なんて部費高すぎて入れる訳ないだろ!!!!!!!!!! バイトしている描写もないし、登場人物全員金持ち。 あらすじ 高校3年生までスポーツに打ち込んできた都留たまきは、青凪大学への入学をきっかけに、恋をして充実したキャンパスライフを送ろ…

『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』感想。作品内容が不意に現実の情勢とリンクしてしまった時の居た堪れなさ

街中を戦車が走ってるのを見て楽しめるのはそれが虚構だから。 あらすじ 夏休みのある日、のび太が拾った小さなロケットから宇宙人・パピが現れる。宇宙のかなた“ピリカ星”の大統領だという彼は、反乱軍から逃れてきたという。ドラえもんとのび太らは半信半…

アニメ映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』感想。そうはならんやろVSエモさVSニコンのプロモーション

スピリチュアルとリアルの狭間で 東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ…

ホラー映画『牛首村』感想と解説。血筋の物語にキムタクの血筋は説得力があり過ぎる

世界で最も恐ろしい話とは何かご存知だろうか? それは「牛の首」という怪談だと言われている。 この「牛の首」の話は、そのあまりの恐ろしさから聞いた人が必ずショック死してしまうため、その話を聞いた人は現在誰も生存していないと言われており、内容に…

いつもの麻枝准『ヘブンバーンズレッド』感想。【ヘブバン】レビュー

「泣かせるのを前提に話作ってるのが丸見えで下心を感じてしまう作風」 「エキセントリックな性格をしながらも実は暗く悲しい過去があったり、奇怪な障害をもっている登場人物たち」 「無駄にハイテンションなボケとツッコミの応酬で描かれる会話劇」 と言え…

実写映画『嘘喰い』感想。ツインデレヤンキー時々ハーモニカ

イマジナリーハーモニカ商法 嘘を見破れなければ、即死──。天才ギャンブラー“嘘喰い”こと斑目貘が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑む。待ち受けるのは、賭郎の会員権を所有する一流の権力者にして欲望にまみれた…

アニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』感想。DUNEよりブレイブストーリー寄り。

映像化不可能と言われてきた作品の映像化、大体失敗説。 あらすじと概要 かつてツオル帝国は圧倒的な力でアカファ王国に侵攻したが、突如発生した謎の病・黒狼熱(ミッツァル)によって帝国軍は撤退を余儀なくされた。以降、二国は緩やかな併合関係を保って…

ネタバレ『地球外少年少女』解説と考察。ナサ・ヒューストンについて

すべては変わりゆくだが恐れるな、友よ何も失われていない (神林長平『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』) 舞台は、インターネットも、コンビニもある「2045年の宇宙」。日本の商業ステーション「あんしん」で、少年少女たちは大きな災害に見舞われる…

映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 』感想。

カプコンがようやくポール版バイオを「世界一金をかけた嫁自慢映像」だと気づいてくれただけで僕ぁ、嬉しいよ。 あらすじ 巨大複合企業「アンブレラ社」の拠点があるラクーンシティの孤児院で育ったクレア・レッドフィールドは、「アンブレラ社がある事故を…

絶対に不幸せになる病み系配信者VS絶対に幸せにしたい僕。『NEEDY GIRL OVERDOSE』ネタバレ攻略感想。

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降…

下卑た快感を味わうローグライトタワーディフェンス『デュエルプリンセス』感想レビュー

ちょっとエッチなゲームを買う時にTwitterで「手が滑って購入ボタン押しちゃった」や「紳士的ゲーム買った」など冗談言いながら、あるいは己自身と他人を誤魔化しながら購入報告をするのではなく、断固たる決意を持って購入ボタンを押し、えっちなゲームを買…

映画『クライ・マッチョ』感想。

何度目だ、クリント・イーストウッドの生前葬 【監督】 クリント・イーストウッド 【原作】 クライ・マッチョ 【原作者】 N・リチャード・ナッシュ あらすじ 誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく――アメリカ、テキサス。ロデオ界…